定例会中の常任委員会

　１２月１１日、１２月県議会に出された議案、請願、陳情を審議するために、各常任委員会が開かれました。
　私が所属する農政環境常任委員会に付託された請願は、兵庫県農民運動連合会から出された『ＥＰＡ・ＦＴＡ推進路線の見直しを求め、日米ＦＴＡの推進に反対する請願』１件と、陳情は、兵庫県漁業協同組合連合会から出された『農林漁業用輸入Ａ重油に係る免税措置、同国産Ａ重油に係る還付措置の延長に関する件』と『大型クラゲによる漁業被害対策に関する件』の２件でした。
　請願に対しては、全会一致で不採択となりました。私の意見は、「ＥＰＡ・ＦＴＡは、共に２国間・地域間での貿易・経済協力の推進を図るもので、加工貿易により国の経済を成り立たせている我が国としては、経済協調を大切にする観点から、推進していくべき課題だと考えます。また、ＥＰＡ・ＦＴＡの推進が、直ちに、日本の農業に壊滅的打撃を与えるものとは考えられません。日本農業の自給率を上げることは、大切な課題ですが、関係諸国との交渉さえ行わないことは、日本経済の発展を阻害することにさえなります。よって、この請願に対しては、反対です。」と述べました。