としぼ~の湯巡りブログ!

温泉巡り100箇所達成を記念してブログ設立!長野県北信地方を中心とした温泉巡りのレポートを、気ままに綴っていきます!

境鉱泉

2013-05-19 00:00:01 | その他の県の温泉
 新潟県糸魚川市から富山県朝日町にかけての海岸線は、ヒスイの原石が打ち上げられることから「ヒスイ海岸」と呼ばれています。ヒスイ海岸一帯には数箇所温泉施設があって、境鉱泉もそのうちの一つです

 境鉱泉は国道8号線沿いにあり、道路沿いに「境鉱泉」と書かれた看板がある以外、一切温泉との表示がありませんまた建物も割烹料理屋かと思うくらいのたたずまいで本当に温泉施設なのか心配になってしまいます地元の方やよっぽどの温泉マニアでないと温泉施設だということが分からないかもしれませんね。もっと宣伝すればお客が来るような気もしますが、地元の方が来るだけで十分なのかも知れません。

 境鉱泉自体は90年もの歴史があるそうですが、建物は比較的新しいものです。建物の外観はシンプルで、中も至ってシンプル。余計なものは一切ないといった感じです。備品もシャンプー、ボディーソープ、ドライヤーを置いていませんが、地元密着型の施設ではよくある話。


 浴槽は、L字型の内湯浴槽一つのみです。L字の短辺側は浅くなっていて、半身浴ができるようになっています。湯口は浴槽上部にはなく、浴槽底部の2~3箇所から注入する方式。この注入されているお湯が激熱なので注意しなくてはいけません。満たされているお湯もやや熱めの設定です。


 さて、この温泉の泉質はというと、施設には掲示されていないのでWebで調べた情報ですが15℃の重炭酸鉄泉とのことです。実際、鉄泉との言葉通り、お湯は茶褐色の濁り湯となっていますただし濁りの程度は浴槽の底が十分に見える程度であり、また無味無臭であることから成分的にはそれほど濃くない温泉であると思われます。

 また色以外の特徴としては、泡付きがあることが挙げられます湯の使用法は源泉が冷鉱泉であることから加温循環であると思われ、この泡付きが天然ものであるとは考えにくいですね。おそらくボイラーによる加温の段階等で空気が混入したものでしょう。

 惜しむらくは塩素臭が感じられるというところですが、あまり他では見られないタイプの温泉であり、静かな浴室の雰囲気も含めて何か薬効が高そうな湯に見えてきます内湯のみ、備品なしにしては料金450円と高めで、近隣に温泉施設が多い中でもやっていけているのは、このお湯のファンが大勢いるからなんでしょう

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