民内利昭のブログ

民内利昭の教育と陸上指導に関する色々

海外の優秀な陸上競技指導書を読んで

2017-03-15 22:44:42 | 日記

私が大学院に入学した目的の一つに、「英文の文献を読めるようになる」ということがありました。日本の陸上競技の指導現場で、その人独自の理論を保持し、普通の生徒を県大会入賞以上に育ててみせる人物の多くは、残念ながら英文の文献を読み下すことはなかなかできないようです。そのため、海外の優秀な指導者の実践を自身の指導理論を絡ませて読み下し、自身の実践に導入することは、ほとんど無いと言っていいかも知れません。私は、短距離・ハードル走指導に関して、独自の理論展開を保持しています。この理論は、もしかすると長距離・跳躍等の種目でもそのまま使えるものかもしれないと思っています。

昨年から、アメリカの陸上競技の短距離・ハードルを支えた人物の著書(陸上競技指導書)を読み進んでいます。その中で、ハードルのドリルのような基本運動が書かれた部分がありました。その内容は、私にはとても共感できました。すなわち、その本に書かれている内容は、指導法を独自に追い求めている私自身の指導法に上手く当てはまる指導内容になっています。しかし、今、日本で当然のように行なわれている指導法で指導している指導者の目には、異端にしか映らないかもしれません。それだけ海外の進んだ指導者の指導法は、現在日本で行なわれているハードルドリルとは異なったものになっていたということでしょう。

現在、この本に書かれている内容を中心にして、更に日本人に合った内容に少しずつ改良を加えながら、私の指導法の研究に興味を示す人たちに伝えて、実践の場で検証してもらい始めています。ただ、私の指導法は、日々進化しているため、2~3ヶ月前にお伝えした内容とは少し異なった内容になっています。よく、私の指導法を一回見たから大丈夫(理解できた)と考える人たちがいます。大きな間違えです。また、方法論的に捉え、自身の実践の中に少しだけ加えようとしたり、それを自身の実践であまり実践しない状態で他の人に伝えることも、最近、「間違えではないか」と考えるようになってきました。そんなに「一度や二度見たりきいたりしただけで、分かって使える内容(方法)ではないのではないか」と考えるようになってきました。実は私の指導法の場合、歩行から障害走まで、すべての動きは繋がっています。私とその文献の共通点は、「走るフォームとハードリングの理想的な形を作ることではなく、前に進むためにいかにハードリングを含めて動くか+練習の中での記録を、いかに活用するか」という発想の基に成り立っているところです。また、現在の日本の陸上競技界のいくつかの種目で、日本記録がなかなか更新されない原因もわかってきました。

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