教えて!TOSHIさん:ブログ版

ライブハウス<T☆ROCKS>のオーナーTOSHIによる、音楽や音楽以外・・のお話!

T☆ROCKS:TOSHI

小田急相模原ライブハウス <T☆ROCKS>のオーナー「TOSHI」です。 音楽の話、音楽以外の話・・などなど色々!HPの 「教えて!TOSHIさん」も更新中! t-rocks@jcom.home.ne.jp

ギター教室(もはや初心者ではないだろ)

2019-07-18 | 音楽的アドバイス

「チェリボム」Sirent Siren

ランナウェイズの「チェリーボンブ」なら知ってますけどね。

2019年の高校生がそんな曲をやるはずもなく、

♪チェリチェリボンッ!の方です。

それほど難しいってわけでもないけど、やはり展開が

早い。このテンポにしてはコードチェンジが早いなって

思うしコード展開も細かい。

またE△7→E♭m→D△7→C#m→C△7→G#→B♭なんて

ジャジーなんだかデタラメなんだかよく分からない

コード進行もあったり最近の若者の曲はよく分からん(笑)

あ、そうだ!この曲のリフなんだけど、譜割りが違うから

気づかないと思うけど、BOSTONの「More Than A Feeling」の

コード進行と同じだよ。キーは違うと思うけどね。

F#→B→E♭→C#m

Bostonの方はハネてるけど、こっちはベタな8分。

作者は知ってて使ったかな?微妙だな・・・。

海の向こうのトム・ショルツも気づくまい・・・。

 

さて、あと1曲は米津玄師の「ピースサイン」。

これも同じ印象。とにかく早いしコードチェンジが

ちょこまかちょこまか面倒くさい(笑)。

そして両曲ともお約束のディミニッシュコード入り。

J-popはDからEmに行く前は必ずD#dimを入れないと

いけない法律でもあるのかな。

ちなみに真ん中辺に出てくる早いギターのパッセージ、

あれ、音は取れたんだけど早すぎて弾けないんだよなあ。

教えてる本人が弾けないと言うね(笑)。

 

あと1曲はSHISHAMOの楽曲。こっちはまだ

音を取っていないので特に何も語れず。

 

 

みんな音楽に集中できてうらやましいなあ・・・。

ちょっと状況次第ではベストテンのTOSHI枠はキャンセルするかも

知れない。キャンセル料払わんと。そうならないといいけど。


細かすぎて伝わらない似てる曲:あいみょん編

2019-06-26 | 音楽的アドバイス

たった2小節ぽっちなんですが、印象的な似ているメロディの

部分です。

”〇〇〇”の部分です。

 

「マリーゴールド」byあいみょん

~サビ~

♪揺れたマリー”ゴールドに似てる”

 

「愛はどこへ」byフィンガー5

~Aメロ~

♪君と僕との”誓いはどこへ”

 

 「マリーゴールド」を初めて聞いた時から、ここの部分が

気になってね。

 

フィンガー5の曲はご存知、マイケルジャクソンの

幼少期のソロ曲、「I'll be there」が原曲ですね。

 

いい曲を書きますよね、あいみょん。

生まれてくる時代を間違ったとしか思えん(笑)。

今だから逆に新鮮なのかな。 

 

 


ライブハウス今昔

2019-05-12 | 音楽的アドバイス

1.昔ライブハウスに出入りしていた現在中高年のバンドマン。

 

2.若いころは全く出入りせず、最近出入りするようになった中高年の

アコ系アーティスト。

 

3.最近ライブハウスデビューした若者。

 

大きく分けてこの3種類のアーティストさんが昨今は

入れ乱れていて(いつの時代もそうなるかな)、その間には

海より深い溝があったりする(大げさ

 

皆、自分の価値観で判断するので多少なりとも摩擦が起こりがち

ではある。まあ、周りに合わせるのが得意な日本人なので大きな

トラブルにはあまりならないけどね。

 

概ね、昔のバンドマンは最近の風潮に「自分の時代はそんなわがままは

許されなかった」と言い、最近デビューの中高年アーティストは

「もっと自由に(あるいはもっと安く)」と言い、若者は「もっと贅沢に」と

言いがちである。

 

あと、タダで出来る祭り的な野外イベントなどはどんなに劣悪な環境でも

出演したいと言い、ライブハウスは腰が重い。

 

また予定変更も軽く考えがちの傾向にあるようだ。

”どうしても都合で予定が・・・”の場合は致し方ないが、割と簡単に

スケジュールを変えて欲しいと要求するのも昨今目立つ。

 

時代とともにライブハウスなんて場所も変えていかないといけない

部分もあるだろうが、自分が出演する側だったとしても

古い考えかも知れないが、どこかに”修行の場”的な意味合いは残して

置いて欲しいと思う。

 

コンビニ的だったりファミレス的な場所ってのも意味がないと言うか、

向上しないんじゃ無いかと思ってね。

緊張感はあって欲しいと思う。

また総合的に技術が伴わないアーティストは恥をかく場所でなければ

ならないと思ってはいるが、昨今そんなことを言っていてはなかなか

演奏してくれないので(苦笑)そこは仕方なく目をつぶる・・・多少ね。

 

理想と現実はなかなか相いれないようである。


映画:ザ・ランナウェイズ

2019-04-04 | 音楽的アドバイス

クイーンのボヘミアンラプソディがヒットしたせいか

その手の映画が少し息を吹き返しているようで(?)・・・。

 

「ザ・ランナウェイズ」2010年アメリカ。

ザ・ランナウェイズ伝記映画。

 

モトリー・クルーの”ザ・ダート”もネットで公開されたし、

ここに来て10年近く前の映画、ランナウェイズを描いた

作品もネットに上がって来ている。

ランナウェイズはファンでして、DVDも購入しているんで

また注目されれば嬉しい限り。

 

実はユーチューブでも紹介したんですが、ここでも軽く。

 

年代的にクイーンとランナウェイズはかぶっているんで、

映画的に同じ時代背景になるはずなんですがランナウェイズの方が

全体的に閉鎖的でトーンは暗め。

ボヘミアンラプソディも確かに明るくないエピソードも

多く取り上げているんですが、ランナウェイズの方が

やはりバンド自体がパンキッシュで、また女性(特にティーン

エイジャーだし)がロックをやることの偏見、差別が大きい

時代なのであまりハッピーな雰囲気はないと言うか、ある意味

世間への反逆の象徴みたいな雰囲気もある映画に感じる。

モトリーは80年代に入るんでもうちょっとロックが商業的に、

明るく派手になって市民権を得てきた時代なんでもう少し明るい。

そう、思えば今と随分違うなあと感じるねえ。

今はバンドをやるとかロックを演奏したい・・・とか言っても

それほど偏見はないでしょ?それどころか学校で推奨されていたりして。

あの時代はもうちょっと屈折していて、スポーツなど健全なことに

打ち込むのは喜ばれるけど電気ギターを弾くなんて不良だ・・・

みたいな(笑)。実際中学校ではエレキギターは禁止だったよ。

映画の中でもジョーン・ジェットが学校でエレキを習うんだけど

先生がつまらないカントリーを強要して、ジョーンがアンプに繋いで

スモーク・オン・ザ・ウォーターがいいと言うと「女の子にエレキは

教えない」って言われるシーンがある。

それと初めの方のシーンでジョーンがお金を貯めて革ジャンを買いに

行くシーンがあって、そう言うことだったんだよね、ロックバンドを

やるって言うのは。

ちょっと大げさかもしれないけど、ライダースを着るとか、髪の毛を

伸ばすとかブレスを付けるとか、そう言ったファッションを含めた

部分、普通の人とは違いますよ的な覚悟のようなものが必要な

時代だったんだよね。

いや、別に坊主でバンドやっても大丈夫ではあったけどさ(笑)。

今よりは明らかに”少し道を踏み外しますけど何か?”

みたいな明確な意思が必要だったよ。

 

反逆、REBELなんだよ、ロックの基本的な概念は。

何も本当に反体制とか変な活動をする必要はまったく

必要ないしそれと結びつけるのはナンセンス。

日本人はその辺が勘違いしている人が多く、「ロックな生き方

かっけぇー」みたいな人がいまだにいるけどそれは逆にダサイし

完全に勘違いしている。

生き方は人に迷惑かけずに生きろ(笑)。

 

 

この映画では色々言いたいこともあるけど、個人的には

ふたつほどある。

 

一つは”ボヘミアン”でも”ダート”でも出てくるんだけど

この映画でも同じセリフが出てきて、

「バンドは家族と同じ」と言うセリフ。

この頃はバンドって世間と戦うような部分があったからね。

今みたいに暖かい目で見てくれない方が多かったわけだし。

 

二つ目はジョーン・ジェットの何が何でもロックバンドを

やると言う不屈の精神。まさに三つ子の魂百までを地で行ってる

生き方(笑)。アメリカにこのことわざがあるかは知らないけど。

バンドを組む前にジョーンがスージー・クアトロのワイルド・ワンを

歌う(叫ぶ?)シーンがあってそれがこの映画を象徴している。

 

 

そのジョーン役のクリステン・スチュワートは本物そっくりで

驚く。絵ヅラだけでなく仕草までも超そっくり。

チェリー役のダコタ・ファニングも頑張っていい感じだけど、

基本的に少し子供っぽいと言うか丸顔なんでね(笑)。

チェリーは細面だったから。

 

ちなみに事実に基づいた脚本なんだけど、なんと書いているのは

リードボーカルだったチェリー(シェリー)・カーリー。

自伝が元になっているようです。今でも歌っているようだけど、

お元気そうで何より。

残念ながらドラムのサンディー・ウエストは亡くなったんだよね、

何年か前に。

R.I.P サンディ。


シュガーソングとビターステップ

2019-02-17 | 音楽的アドバイス

シュガーソングとビターステップ

もはや全然初心者向けギター&ベース個人レッスンじゃない!(笑)

 

教材に使っていますが、何が難しいかって、例えば”イングヴェィ・

マルムスティーンの速弾きが難しい・・・”とかの方向ではなく、

”簡単なことを速くやる難しさ”とか”展開が多く細かくややこしい

フレーズの難しさ”とか”BPM132で1小節に2個以上コードが展開する

ので脳がついていかない難しさ”とか(笑)、なんかいかにも新人類と

旧人類の差が出ているような難しさなんですよね(笑)。

 

分解すればさほど難しくはないですが、コードをばらして1~3弦の

ハイフレットでチャラチャラ弾くのと、とにかくスピードが速いので

気が抜けない難しさみたいな感じですかね(笑)。

 

それと、それ以上にショックなのは(大げさだけど)演奏面はまだしも

これ、自分は歌える自信がないです。

音域がどうのとかメロが難しいなどの話じゃないですよ。

歌詞を音符に乗せられないと思います。つまり譜割りがわからない。

これだけ早口で細かく音符に乗っていると理解が及ばないです。

そりゃ、何回も聞けば多少はわかるでしょうけど、なんというか

一回聞いただけではどう歌っているのかわからないって、結構な

ショックですよ(笑)。

もちろん歌おうとは思ってないけど(笑)。

 

PCのCPUが違う感じとでも言いましょうか。自分はウインドウズ95くらい

ですかねえ(笑)。

 

まあ、確かに若い子でも「これは速い」って言っていますけどね。

 

速いと言っても”X”の”紅だー”みたいな速さじゃないんですよね。

テンポの速さじゃない。展開の速さって感じですね。

それと情報量の多さ、ですかね。

まさに”目が回りそうです”。

 

この感覚はおそらくもう自分たちの世代では生み出すことは出来ない、

と思っています。

真似しようとしてもただスピードが速いだけ、とかただ複雑なだけとか

的外れな楽曲になりそうです。

若いころから音楽に親しんで楽器なんぞを弾いて来た中高年には余計に

無理でしょう(笑)。

もしかしたら何も楽器なぞ弾かず、昨今のアニメが好きな中高年の

方は頭が柔らかいから意外と生み出せるかもしれません、PCなんかで。

 

 

 

 


誰でも

2018-11-17 | 音楽的アドバイス

”誰でも出来ます”

”誰でも簡単に”

”どなたでも参加できます”

”初心者歓迎”

 

等々、巷でも様々な分野で謳われている。

T☆ROCKSも謳っている(笑)。

 

そうなのだ、今や、誰でもどなたでもどんなこともすぐに

体験でき、それほど苦労することなくプロと同じように出来るのだ。

面倒なことははしょって一足飛びに面白いところだけを経験したい。

苦しい練習や鍛錬はなるべくしたくない。

 

一旦話はそれるが、自分は昔からカラオケなる文化が嫌いで。

歌を人前で歌うとか演奏するとかステージに上がるとかに

子供のころからあこがれがあったわけだけど、それには

特別な何かがないとダメなんだとずっと思っていた。

自分は歌が特別うまいわけでもないから人に演奏を頼む

資格はないと思っていたので、それならばと自分で演奏を

することにした。

 

流行りのフォークソングやイエスタディなんかをギターで

伴奏して歌えばさぞかし気持ち良くまた尊敬もされるんじゃないかと

と思ってがんばって練習した。

 

中学1年の春。音楽教室にて。

一番最初に人前でやったのは”戦争を知らない子供たち”だった。

Fコードが鬼門だった。まだうまく押さえることが出来なかったので

省略コードで弾いていた。4人で一緒に弾いて歌った。

音楽の授業の一環だったので他の子は縦笛なんかを吹くか合唱など

だったのでフォークギターを弾くのはちょっと格好良かった。

昔ほどではないにしろエレキギターは不良になるとのことで

禁止だった時代なので(笑)フォークギターでもそこそこ不良っぽかった。

どうやらクラスでイケてる男子の中に入れたようだ。

当時はそんな言葉はなかったけれど。

 

その後、ベイ・シティ・ローラーズとキッスがすい星のごとく現れて

たちまち虜になり、これも再現したいと思った。

しかしこれは当然一筋縄ではいかない。何しろバンド形態だし、

未知なる楽器、ドラムにベースだ(笑)。ギターなんて歪んでいる。

どうやらアンプなるものも買わなければいけないらしい。

家のパイオニアのステレオに突っ込んではダメなのか?わからない・・・。

ベースも全然弾き方がわからない。何しろ動いている資料がない。

血を吐いていたり火を噴いているショットばかりだ。

ローラーズに至っては上半身裸のショットばかり。それでも一所懸命

ライブの写真を見て左手を確認なんかしていた。

 

それでも歌って演奏して楽しむためには自分たちが出来るようにならないと

いけないと思って一所懸命努力した。

 

~中略~

 

ここでやっとカラオケマシーンの登場。

 

伴奏してくれる!?楽器が弾けなくても歌えるじゃん!

指が痛くなって指先が固くなってシャーペンの芯が刺さらないほど

皮が分厚くなるまで練習しなくてもFコードが押さえられなくても

歌詞も覚えなくてもサクッと歌えるじゃん!

なにこれ!ズルイ!

 

そう思った。

 

ここからタガが外れたように世の中が”苦労しなくても誰でも出来る”に

シフトして言ったような気がするのは私だけだろうか?私だけだろうね(笑)。

 

ま、確かにそんなこと言ったら、洗濯機とか掃除機とか自家用自動車とか

世の中にそれまでとは打って変わって随分と楽に色んなことをこなせる便利グッズが

登場してきて今日もそれは続いているんだけど、その延長線でこと芸術(大げさか?)と

個人的には思っている”ステージで歌う、演奏する”と言うことが非常に軽んじられて

いるような気がしてならないんだな。

こんなところまで便利でどうするって思っちゃう。

 

今でもイエスタデイはギターを弾けないと歌ってはいけないような気がしているんだ。

歌声でお金が取れるほど特異な才能を持っているとか絶世の美男美女は別として。

なぜかわからないけど、演奏が出来ないなら歌ってはいけないと思ってたんだ。

それだけをこの胸に信じて生きてきた。by嶋大輔。

 

と言いながら、T☆ROCKSもね、プロが出演するわけでもないしアマチュアに

どんどん門戸を広げて修行してもらいたいからある程度出来る人はどしどし

ステージに上がってもらいたいわけなんだけど、”TOSHIさんの本音”としては

上記のような覚悟を持って本来ならば上がって欲しいんだ。

 

”全然練習はしていなけど自分が楽しければそれでよし”

”第一そこまで苦労したくないし”

的な発想だとちと悲しい。チト河内。

 

定義が違う場合は別だけどね。セッション会とか気軽なオープンマイクとか

”試してもいいですよ”的なステージ開放はまた性質が違うのでこの限りではない。

 

また、技術だけが大事では決してない。

それを補う違う魅力がある場合もそれは大きな武器になるし、人を魅了することが

出来れば立派にステージに上がる資格はあると思っている。

一番手っ取り早いのが、”技術と楽曲の良さ”なのでそこをはしょってどうするって

話なんだ。

 

 

世の中、変な方向でやさしくなっているふしがあるでしょう?

店のルールを破ってまでわがままを通そうとするお客さんとか、

お店側も何でも容認してしまったり・・・。

 

ならんものはならんのです!と言わないといけないんだけど、

なかなか状況が厳しい場合もあるんで難しい。楽器演奏や

ステージに上がると言うことに関してはなるべく”なんでもいいよ~”とは

言いたくない自分が居つつ、突っ張りきれない部分もあり悩ましいところなのだ。

 

 

PS.あの時一緒に演奏した、河内、池田、小林は今頃どうしているだろう。


バンド活動のコツ・・・のようなもの

2018-11-07 | 音楽的アドバイス

バンド活動は楽しいし、また苦労もそれなりにある。

楽しいだけでは進歩しないだろうし、つらいだけでも続かない。

仕事ならまた話は違って来るだろうけど・・・。

 

自分の経験からちょっとしたコツみたいなものを書いてみたいと思う。

 

どのバンドもそれぞれのやり方や価値観、定義などがあると思うので

一概には言えないけど、所謂趣味で集まって、まあまあ民主主義で(笑)

運営していこうと言うバンドならまずは

”なるべく公平を保つ”のを

オススメする。

 

ま、簡単に言えば誰か一人に負担がかからないようにみんなで

なるべく公平に色々仕事を割り振った方がいいと言うことね。

ライブハウスへの連絡やスタジオ予約、音源の管理、フライヤー作成、

SNS関係、宣伝・・・等々、色んな仕事があるんだけど、みんなで

気を付けていないと”なんで自分ばかり苦労してるの?”

みたいなことになって揉めやすい。

適材適所で得意な部門を受け持てばいいよね。

フライヤー作成は苦にならないけどスタジオ予約は苦手・・・なんて

人もいるだろうし。

 

また情報や話し合いなどは”全員同時に行う”のが望ましい。

意図がある場合は別として、そうでないなら例えばセットリストなどを

決める時は全員同時に聞いたり話し合ったりしないと、参加できなかった

人は”自分のいない間に決まっちゃったの?”みたいなことでやはり

あまり良くない。そういう取り決めだったりイングヴエイ・マルムスティーン

がいるバンドなら別だけど。

 

練習の後のミーティングなどもなるべく全員で行うのが望ましい。

フェアなんで結局後から文句が出ないでしょ?

また散開した後に特定のメンバーだけとこっそり会うのもあまり

オススメしない。大概バレる。

 

社会人ともなると、どうしても仕事は優先させなければいけないので

ある程度は”仕事”と言う免罪符はあっていいと思う。

さすがにライブ当日などは問題外だが、それ以外は「どうしても仕事で・・・」

となったら致し方ないと決めておくのも良いと思う。

 

”時間を守る”

まあ、当たり前なんだがやはり学生の頃と違って時間が有り余ってる

わけではないので時間通りに事を運ばないとバンドにとってかなりの

ロスになる。

これは機材に関してもそう。整備不良で調子が悪かったらそれだけで

時間を無駄にする。セッティングも時間を取り過ぎればバンドの時間を

食っていることになる。

ライブやスタジオ練習の時など、”セッティングにかかる時間””撤収に

かかる時間”を自分なりに把握していないと周りに迷惑をかけることに

なる。

また自分一人では運べない機材は極力持ち込まないか、手伝ってくれる

人などの事前の根回しが必要である。

 

オリジナル曲をやっているバンドは事前にデモ音源などが配られた場合は

作者以外はしっかり聞いてアイディアを練っておく。

作者は自分の曲を赤の他人が演奏してくれると言うことを肝に銘じ、

敬意を忘れないこと。

 

意見の相違が出た場合、よく話し合うのは当然だが、”正解を決めておく”と

良い。

どういうことかと言うと、例えばステージでの選曲で迷った場合、

”あくまで自分たちが好きな方”を選ぶのか”お客さんが喜ぶ方が何よりも勝る”と

考えるのか、など。

 

”楽器の音量は控えめに”

これはボーカルの負担を考えて・・・もあるけど、何より大きな音でやると

小さな不具合が見つけづらい。多少の不協和音やズレも認識しづらいので

結果あまり精度のよくない演奏になる危険がある。

また歌に関しても細かい部分が見えづらくなるのでこれもあまり良いとは

思えない。気持ちの良い音量でまたきちんとミスもわかる音量を心がけたい。

それには一人一人の心がけが大切である。

わがままなメンバーが一人でも大音量でやっていては成り立たない。

 

”無音状態を意識する”

ステージでも練習でも、不要な音は出さない方がいい。

人が話し始めたと思ったら、絶対に音を出すべきではない。

こっちが先に音を出していたとしてもだ。

人間の声に比べて増幅されている楽器はとてつもなく大きい音が

出るのでアンサンブルでなければ邪魔以外の何物でもない。

この弊害によって、遅々として練習が進まないバンドをよく見かける。

 

”細かすぎない”のも結構大切だと個人的には思う。

歌や演奏に関して自分なりの理想があるのはわかる。しかし他人とやって

いる以上、当然100%思い通りにはいかないのは当然なので、”遊び”の

部分を作っておかないとすべて気に入らなくなってしまう。

”そうくるならこっちはこのように変更しよう”くらいの余裕も大事である。

ただし、どうしても譲れないところは譲る必要はない。これも大事。

 

”自宅での練習はすべて整えてからスタジオへ入る”のは鉄則。

お金を払って個人的な練習をされてもなかなか厳しいものがあるからね。

うろ覚えとかで来られても練習にならない。

オリジナル曲でヘッドアレンジをする場合などはこの限りではないけど。

 

”褒め合う”

これ意外に大事(笑)。

バンドメンバー同士で褒め合わなかったら誰が褒めてくれるってんだよねえ(笑)。

バンドメンバー全員で他と戦っているんだから身内は大事にしないと。


NITE-RANGER最終練習

2018-10-29 | 音楽的アドバイス

最初で最後の練習。

しかもKyo-chan体調悪しのため、早めに切り上げ。

大丈夫か!?ニテレン!もしかしてピンチか!?

 

いやいや、まあ、なんとか・・・。

なんとかしませう。各メンバーもぼちぼち腰が痛いだの

五十肩だの言うようになってきましたが(苦笑)40分くらい

なんとかしたるわい(笑)。

 

11月4日(日)T☆ROCKS15周年記念企画~3~


「佃煮戦車」「零style」「NITE-RANGER」

pm5:45 OP、pm6:15 ST、

チケットは各アーティストからも購入可能。ドリンク代500円。チケット1500円。

NITE-RANGERは大体pm8:00頃。

 

 

 

にしてもとにかくこのメンツで楽なのは自分を除けば技術的に高い人材が

そろっているのでその部分での心配はない。

もちろん各個人がうまくてもバンドとしてどうなのって部分が一番

大事なのでそこはしっかりやらなければいけないところだしもうちょっと

時間が欲しいところなんだけどその辺は大人の事情があるので仕方ないと

して、もう一つ大事なのは、”練習に専念出来る”ことなんだ。

 

ん?練習しに来てるのに練習が出来ることがありがたいってどういうこと?

って思うと思うけど、最低限当たり前の準備をしっかりやってきて、

スタジオに集まってくれるので、余計なことに時間を割かなくてもよい。

 

昨今、自分も色んな人たちと演奏をさせてもらうことがあってどれも

とても楽しいんだけど、状況によっては厳しいときもある。

ちなみに技術的に云々と言うのはあまり問わない。

難しい部分はそれなりにうまいことつじつまが合うように歌や演奏が

出来ればいいと思っている。と言うかとりあえずはそうするしかないもんね。

 

何がTOSHIさんを不機嫌にさせるのか?(笑)。

 

一言で言ってしまえば”下準備が十分でない””曲を憶えていない”

”サイズを把握していない”等の、時間をかければ解決する部分を

はしょってスタジオ練習をしようとする行為だ。

 

正直昨今チラホラ見受けられることが多くなったと思う。

人にバックの演奏を頼んでおいて、等の本人がうろ覚えで

来るってどういう了見なのかと思ってしまう。

その曲が好きで何度も聞いているんじゃないのかなあ・・・。

逆にバックを頼まれたときは粗相の無いようにしっかり

頭に叩き込んでおくか、サイズや構成は覚えておくけど

コードなどは自分で書いた譜面で間に合わせることもある。

いずれにしろ、”演奏をするだけ”に仕上げてくるのは当然だと

思っている。(余程時間がないとか無茶ぶりは別として)

 

スタジオに入ってから「サビの繰り返しは何回だっけ?」とか

「構成はどうだっけ?」「Cメロに行く前は何小節開けるんだっけ?」

「そこシンコペしてるの?」などいちいち説明しなきゃいけないなんて

どんな拷問かと思ってしまう(笑)。

 

もちろん出来る範囲でいいと思うけど、その気持ちを持ってほしい

ってことなんだよね。

 

まずそれには代表者が”正しい音源”を演奏者に配る必要がある。

各個人に任せてはいけない。

異なる動画などを見て曲を覚えるとサイズが違うかも知れない。

大事なのは”同じ音源”と言うこと。

今回ニテレンは新曲があるんだけど(!)ちゃんと

”この年のこのライブバージョンで”って指示が来て、URLが

送られてきた。

これだと話が早い。

ニテレンの場合ステージングまでその通りにやる(笑)。

 

それをやらないで”〇〇と言う曲をやりたい”だけで

演者に一任しちゃうと違う音源を聞いてしまう危険があるので

スタジオに入ってから「あれ?自分が聴いたのと違う」って

混乱が生じやすい。

それプラス、各メンバーがうろ覚えでスタジオに入ろうものなら

もう収集がつかない。喧々諤々ってやつだ。

まあ、それもね、楽しい要素のひとつと思えるならそれでいいけど、

なるべく時短で余計なことをしたくないと思っている私なんかは

付き合えないとなってしまう。(笑)。

 

放課後の教室でやってますよみたいなことで良ければそれで

いいんだけどね。

 

 ”音楽”は文字通り”音を楽しむ”ものだと思うんだけど、

たまに苦労せずに”楽しい部分”だけを味わいたいと思う人も

いていわゆるカラオケ感覚で苦も無く歌いたいと思う人も

いるようだ。

楽器演奏も同じで楽勝で弾けるようになるには何回も何回も

飽きるまで弾くしかない。

そこをはしょって弾けるようになる方法があるなら自分も

ぜひあやかりたい(笑)。

 

”曲を憶える”と言うのも意外に面倒で苦痛を伴う作業だと思う。

でもそこをはしょっちゃうと放課後の教室になっちゃうんで

頑張って欲しいところなんだ。

 


音楽の行方は・・・

2018-10-28 | 音楽的アドバイス

CDが売れない・・・らしい。

もうずっと前からですね。

 

音楽自体に魅力がないのか。

もう若者には古臭くカビの生えたようなコンテンツなのか。

いやでも一応コンサート会場など人気のあるアーティストは

しっかり満員になるよね。

 

先日、話をしていたんだけど、やはり音楽そのものが

”安く”なったことが原因の一つではあると思う。

 

自分も非常に便利に利用させていただいているので

言いづらい部分もあるんだけど、ネットや動画等で

音楽はもちろん動いているアーティストまで見ることが出来る。

 

これではわざわざCDを買わないな、と言うのが本音としてある。

いや”買わなくても事足りる”って感じかな。

好きな曲、気に入った曲でも、アクセスすればいつでも

それが聞けるしダウンロードしても聞ける。

 

一概にいい、悪いとは言えないとも思う。

おかげで音楽が広がるスピードはとても速くなっていると

思う。

仕事でカバーをやらなければいけない時も、あまり大きな声では

言えないがクライアントから音源をもらう代わりに動画の

URLを教えてもらえば事足りる。

ヘタしたらクライアントもCDを持っていなかったりする。

それはどうかと思うけど(笑)、つまり所有しなくても

なんとかなってしまう、それもほとんどがなんとかなってしまう

状況ではよほど好きでなければ購入して所有物として持っておこう

と言う気持ちが薄れるのも無理はない。

 

特に(なぜかはわからないけど)最近の若者は物欲があまり

無いように感じる。

”この曲好きなんですよ””じゃあCDなんか集めているの?”

”いやそこまでは無いです・・・”みたいな。(笑)。

 

そりゃ、いつでも手の中で聴いたり観たりできればねえ。

 

昔はね(笑)、もう1曲を聴くのさえ凄く大変だったのですよ。

レコードを買うか友人が買ったのをテープに録音させてもらうか、

貸しレコード屋に行くか・・・マニアックな洋楽などだと

置いてなかったりして。FMファンなどをチェックしてエアチェック

するとかね。涙ぐましいでしょ。

だから、1曲の重みと言うか音楽そのものの重みが今よりは

数倍は重かったと思うな。

ましてや動いている外タレのステージなんかなかなか観られない

んだから(笑)。

 

昔はやっと手に入れた1曲を大事に一所懸命いつまでも聞いていた

もんだよ。

 

動画に新しいアルバムが1枚まるまるアップされているなんて

夢の様と言うか、いやダメだろそれって感じだよね(笑)。

 

でもそれでもどうしても掌の中じゃダメなものがある。

やはり自分の目で見る生の演奏、生の歌、生のステージはね、

迫力も違うし何よりそのアーティストの息づかいとか

表情とか性格までも感じられると思うので、これだけは

バーチャルではなかなか替えられないよね。

 

汗かいて一所懸命歌って演奏している姿を見て欲しいよね。

 

 


ジュリー

2018-10-22 | 音楽的アドバイス

ジュリーが何やら大変なことになっているようで・・・。

 

相模原のご意見番として何か発言しなければいけないので

お話しします(笑)。

 

なんてね。

ま、皆さんの方が詳しいでしょうからその辺については

省略、またジュリーの気持ちもわかるけど、やはり

お客さんのためにやるべきだったろうと言うのは正論でしょうね。

 

そこは置いておいて・・・。

ずっと不思議と言うか、ある意味凄いなと思うのは、

ジュリーはずっと所謂ヒット曲と言うのをほとんど

ステージで披露していない。

実は一度だけジュリーのライブに行ったことがある。

おそらく15年以上前。

その時はMCも普通に感じ良かったし、政治的発言も

もちろんない(笑)。

最後の方にヒット曲を数曲やってくれたな。

Oh!ギャルとか。

多分ヒット曲のオンパレードにはならないと思っていたし

逆にそれだけのステージも微妙だなと思っていたので

丁度良かったと思う。

 

で、今回のジュリーのステージはどうだったかと言うと

どうもE.ギタリストとの二人だけ、ヒット曲はやらないらしい。

 

演奏に関してはね、個人的にはやはりドカンとバンド形式で

やって欲しいってのもあるけど、好きなアーティストなら

かえってアコ的な編成でもいいかなあ。

そこは個人差があるよね。

 

で、ヒット曲なんだけど、逆にそれを披露しないでステージを

終わるって言うのはかなりの勇気がないと出来ないように思う。

やっぱりヒット曲を持ってくると言うのは演者側は非常に

安心する。安パイで喜んで受け入れてくれることは確定している

わけだしそのライブが良い方向に行くのは約束されるわけだし。

 

それをやらないと言うのはなかなかに勇気がないと出来ないと

思うし、またギタリスト一人とさいたまスーパーアリーナに

立つと言うのもアーティスト側から見たらもう凄いとしか

言えない、色んな意味で(笑)。

 

まあ、ジュリーの意図したことはわからないからなんとも

結論は出せないけど。

 

それにしても今さらながら”楽曲”ってのは本当に重要なんだと思う。

 

”あの曲をやってくれた!”ってのは大きいんだよね。

 

ある30年以上やっているバンドが「あの時代のアルバムの曲を再現

してくれたギャラをこれだけ払うよ」とか「そうしたらヘッドライナーに

する」とか条件に出る時もあるらしい。

 

今が旬ならそうでもないだろうけど、一時代を築いたアーティストは

どうしてもその時代の楽曲を特に求められるのは仕方ないだろうし、

”あの曲をやります”って謳えるならその方がお客さんも呼びやすいんだろうし。

 

アーティストによってはキャラも違っている場合もあるだろうから、

一概に昔の曲をやれるとは限らないだろうし、ましてや今のジュリーに

Oh!ギャルを求めるのは酷か(笑)。

”時の過ぎゆくままに”はイケると思うけどね。”追憶”はダメかな・・・。

 

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