投資コンフィデンシャルレポート

元・商社マンの筆者による独自の情報網と分析から得た投資情報をご提供します。
株式、FX、政治経済情報です。

■『バフェットの銘柄選択術』を読み解く

2009-12-01 15:37:05 | ウォーレン・バフェット



■『バフェットの銘柄選択術』のポイント


・株式投資で成功する法則は「株式市場から離れること」

・投資は、数字で成績が測定される知的ゲームである

・悪材料で買うのがバフェットの基本スタンス

・消費者独占型企業には通常、強いブランド力がある

・絶好の買い場が訪れる4つのケース
1.相場全体の調整や暴落
2.全般的な景気後退
3.個別企業の特殊要因
4.企業の構造変化


・必要な情報はインターネットで入手できる

・最も安全な投資は国債への投資である

・国債の利回りを上回ることができないようなら、投資とはいえない



※コメント
バフェットは、資料を読むことが好きだという。
それは財務資料であったり、会社情報などである。
質素な家に住みながら、地道に投資の世界を生きてきたバフェット。
彼は人生をどのように送ってきたのか、大変興味深い。
最近、彼の自伝「スノーボール」が発刊されたと聞く。
早速、読んでみたい。
きっと何か学ぶことがあると思う。





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■木下晃伸『儲かる会社はこうして作れ!』を読み解く

2009-12-01 15:35:52 | 木下晃伸



■木下晃伸『儲かる会社はこうして作れ!』の要旨
〈1000社徹底取材でわかった「企業を強くする4つの条件」〉


・お金儲けは良いことである

・儲かる会社には共通点がある

・女性が活躍している企業には、儲かる企業になる

・強い会社は「儲ける神髄」を知っている

・ビジネスで成功する上で、お金を儲けることは誰にとっても必須のスキル


・儲かっている会社の「4つの共通点」
1.よき伝統がある
2.優れたビジネスモデルをもっている
3.人材の力をうまく引き出している
4.M&Aが巧みである


・成長を持続する会社の3つの特徴
1.未知の領域への挑戦
2.効率性の追求
3.海外への進出


・マーケティングにおいて最も重要なのは、お客様との「接点を増やすこと」

・「顧客」ではなく「お客様」と言い続ける

・人はハッピーになれば無限の力を出す

・会社を成功させるには、「人とどう付き合っているか」という経営者のコミュニケーション能力が重要




※コメント
投資もビジネスも人が大事である、それを改めて教えていただいた一冊である。
どんな小さな会社でも大きな会社でも、営業して、売上を上げて、会計処理するのは人である。
その人の裁量一つで、ビジネスは良くもなる。
人との付き合いを大事にしたい。
木下先生、大切なことを教えていただき、ありがとうございます。




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■長谷川慶太郎『経済戦勝国・日本の底力』を読み解く

2009-12-01 13:23:40 | 長谷川慶太郎



■長谷川慶太郎『経済戦勝国・日本の底力』の注目すべきポイント


・ロシアはシベリア「新幹線」を模索

・パナマ運河大拡張もスタート

・世界最強の農業を支えるミシシッピ川水域の拡張

・インフレ整備には、最も有効なデフレ


・大型原発をつくれるのは日本の3社のみ

三菱重工、日立、東芝


・大型の「圧力容器」をつくれる日本の技術
→原発を安全に維持するためには防護施設としての部品「圧力容器」が必要不可欠

・都市鉱山、リサイクルは宝の山

・デフレの基調を積極的に利用せよ


※コメント
長谷川氏の経済理論は、いつも大胆で驚かせる。
え?こんなに強気でいいのですか、と言ってしまうが、エネルギーがある。
その82歳の長谷川氏に、我々も負けないくらい勉強に励まなければならない。





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■『格言で学ぶ相場の哲学』を読み解く

2009-12-01 12:31:26 | 投資格言



■鏑木繁『格言で学ぶ相場の哲学』の注目すべきポイント


・あきらめたものは勝てない

・角度と時間が相場

・ジンクスは忘れた頃に当たる

・戦力の逐次投入は下策なり

・相場は驚きの持続性と、驚きの質である

・むやみに、はしゃぐなかれ

・罫線は相場の鏡

・早耳の早倒れ

・わからないものには手を出すな

・人気は熱しやすく、冷めやすい

・天下の秋を知れ

・感情は勘定に比例する

・相場はいつも信号を送っている

・家庭の和と健康が大切

・人間がエキサイトするから相場もエキサイトする

・たえず、大航海時代の船乗りのように市場の「雲ゆき」に注意せよ




※コメント
トム・クルーズ主演の映画『ワルキューレ』を見た。
ヒトラー暗殺を目指すドイツ将校の話だ。
これを見ると思うのだが、作戦というものはどんなに準備しても計画通りいかないものだ。
ましては、計画をしないと何事もうまくいかない。

投資の世界でも、プランを持たず、闇雲に相場へ参加しても成功はしない。
そのようなことを教えてくれる映画だった。
私も歴史を学ぶ投資家でありたい。





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■『ピーター・リンチの株で勝つ』を読み解く

2009-12-01 11:43:27 | ピーター・リンチ


■『ピーターリンチの株で勝つ~アマの知恵でプロを出し抜け~』の注目すべきポイント


・プロの技や知恵を過信するな

・自分の知っていることを活用しよう

・会社に投資するのであって株価に投資するのではない

・短期の株価の変動を無視しよう

・ありきたりの株で大儲けできる

・経済を予測しようとしても無駄なことだ

・アマチュアは地元の企業に関してはプロに優る

・何か得意分野をとっかかりにすると、株で儲けやすい

・株式市場では、確かな1銘柄は、よく分からない10銘柄にも優る

・忍耐強いこと。観察は必ず報われる

・内部者が買っていることはよい兆候である

・アマチュアでも信じられないほど貴重な情報を自分の仕事の中から得ることができる

・暴落は、目をつけた会社の株を買う絶好の機会である

・新しいアイデアは常に目を開いておくべきだ




※コメント
ピーター・リンチの投資手法は、オーソドックスだ。
ただ、彼がいうと重みがある。
確かにテレビの評論家がコメントすることを聞いていると「ああ、この人この分野に詳しくないな」と思うことがある。
彼らは一部の分野で詳しいかもしれないが、私のような一視聴者が彼らより詳しい分野は必ずあるのだ。

格好いい言葉でいえば、これが「情報の非対称性がある」というのだろう。
彼は「犬」について知っているが、私は知らない。
私は「猫」についてしっているが、彼は知らない。
ということだ。

このような現象があるから株式投資でもアマチュアが勝つことができるのだ。
ちなみに私は、猫を2匹飼っている。




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■藤巻健史氏の無料講演会情報:11月14日(土)東京

2009-10-18 13:52:53 | 榊原英資
藤巻健史氏の無料講演会情報:11月14日(土)東京


フジマキ・ジャパン、 藤巻健史氏の無料講演会情報です。
テーマは「2010年、世界経済の展望」です。





■開催日時 11月14日(土) 13:00~15:30(12:30開場)

■テーマ 「グローバルマーケットの展望~世界経済の行方と新興国投資~」

■プログラム
   12:30 開場
 
    13:00 基調講演〔50分間〕
        「2010年、世界経済の展望」
         株式会社フジマキ・ジャパン 代表取締役社長 藤巻 健史氏
 
13:50 休憩〔10分間〕
 
14:00 HSBCプレミアのご紹介〔10分間〕

 14:10 第二部講演〔50分間〕
        「今知りたい!これからの新興国の成長と期待」
        HSBC投信株式会社 代表取締役社長 松田 宇充氏

  15:00 スペシャル対談〔30分間〕
        HSBC投信株式会社 代表取締役社長 松田 宇充氏
       モーニングスター株式会社 代表取締役COO 朝倉 智也

  15:30 終了

■会 場   帝国ホテル・東京「富士の間」
  アクセス  http://www.imperialhotel.co.jp/j/tokyo/about/386  
  地下鉄各線 日比谷駅3分 銀座駅5分 有楽町駅7分 内幸町駅3分
  JR線    有楽町駅5分 新橋駅7分 


■入場料   無料

■主 催   モーニングスター株式会社
  協 賛   HSBCプレミア


     500名様無料ご招待となりますので、お早めにお申込みください。


↓↓↓l詳しい情報・お申込はこちらから↓↓↓
http://www.morningstar.co.jp/event/0911semi/index2.html

借金返済マニュアル紹介

2009-09-27 18:08:02 | マット今井
元多重債務ファイナンシャルプランナーFPによる、たった3か月で総額885万円、最大年利21.9%の多重債務から完全脱出するための具体的な借金返済マニュアル【120日間顧客満足保証付】『借金体質改善プロジェクトDCI』
http://www.infotop.jp/click.php?aid=150886&iid=33431


■教材の内容


Step 1: 今すぐ始める7つの習慣!

Step 2: お金をコントロールする!

Step 3: 借金と全面対決する!

Step 4: 借金問題改善大作戦!

Step 5: 極限まで支出を減らす!

Step 6: 極限まで収入を増やす!

Step 7: プラスのキャッシュフローを維持する!


■教材の感想



すごく読み応えのある情報です。
もっと早くこの教材に出会いたかったです。
というのも、アドバイスしてくれる情報が、具体的で面白いのです。

その上、最新のツールなどを紹介してくれて、
こんなものがあるのかと目からウロコが落ちました。

そして、借金にという大きな敵に立ち向かうことができると思わせてくれる最強の武器です。また、ステップ6では、お金の増やし方も教えてくれるので、非常に役立ちました。

特に借金やお金について学ぼうと思い、この教材を手に取りましたが、
仕事への取り組み方など、人生の哲学を教えてくれる教材でもありました。

ありがとうございます。


http://www.infotop.jp/click.php?aid=150886&iid=33431

木下晃伸のコメント

2009-09-19 15:42:16 | マット今井
経済アナリスト・木下晃伸氏いわく、「投資については、日本企業のみをみるのではなく、海外の企業もみなければならない。また日本株が世界から大きな影響を受けて、動いているという複眼的視点を持つことが重要である」 。
証券会社でも海外の株が買えるところが増えている。外国企業についても今後注目したい。

(株式新聞、2009年9月)

●苫米地英人 『年収が10倍アップする超金持ち脳の作り方』

2009-04-11 13:24:44 | マット今井


脳機能学者の苫米地英人氏の著書『年収が10倍アップする超金持ち脳の作り方』は斬新な考え方で非常に参考になる。
世界トップクラスの投資情報を紹介したい。




●『年収が10倍アップする超金持ち脳の作り方』の要旨は次の通り。


・お金の絶対性を疑う


・お金が無くても生きていける


・自分の労働の価値を自分で決める


・借金を恐れるな!


・世界一の借金王こそ、世界一のお金持ちだ


・超お金持ちをトコトン真似する


・日本で見習うべきは孫正義と岩崎弥之助だけ


・世界のお金持ちは数百年後の未来を心配している


・ベネフィシャルオーナーファンドが世界のお金を動かす


・ベネフィシャルオーナーファンドの投資メンタリィティを知れば必ず勝てる


・ベネフィシャルオーナーファンドは「代替エネルギー」を狙っている


・代替エネルギーとなる穀物やそのDNAに投資することがお金持ちへの近道になる


・「教育」こそ、投資する価値がある


・ユダヤ人の投資先順位
1,教育
2,ダイヤモンド
3,その時代に貴重だと思われる貴金属(金など)


・世界のお金はすべて自分のものだと思う


・高級ホテルのラウンジは自分のものだと思う


・宇宙のモノはすべて自分のものだと考えよう



※分析メモ

非常に斬新な考え方である。
投資というより、経済全般、生き方に繋がる情報である。
よく高い給料をもらうビジネスマンと安い給料をもらうサラリーマンの違いは、何かと問題になる。
答えは「考え方」であると思う。

どれだけ一つのことを大きく考えられるか。
それがポイントである。




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●中原圭介氏の『サブプライム後の新世界経済』とは

2009-04-11 13:22:01 | 中原圭介




最近注目を集めているFPの中原圭介氏が書いた『サブプライム後の新世界経済』は、衝撃的だ。
今まで投資の王道とされていた「長期投資」や「分散投資」に一石を投じている。
ぜひ参考にしたい経済本、投資本である。



●中原圭介著『サブプライム後の新世界経済』の注目すべきポイント

・金融市場が低迷しているときは、リスク資産をすべて現金化してしまってもよい

・アメリカ人の消費が新興国の成長と世界経済の成長の原動力であった

・経済学と実体経済は別物である

・経済学や金融工学は実体経済の予測にほとんど役に立たない

・歴史学、心理学、哲学などを学び、実体経済を動かす要因を考慮すべきだ

・多すぎる情報、選択肢は、ときに判断の邪魔になる

・エコノミストは広く学問を身につけるべき

・正確な予測をするために、経済全体を俯瞰する能力、経済の大きな流れをつかむ能力が不可欠

・経済予測が当たるのは、経済学だけでなく、歴史学、心理学、哲学といった学問からもアプローチをして、予測をこころみるから良く当たる

・経済・金融の専門家だけでは金融政策は失敗する

・予測を成功するには、専門的な知識に偏りすぎず、幅広い学問的視野を持つことが重要

・経済予測力はすべて人に求められる

・情報源は新聞とインターネットだけで十分

・シンプルな考えとは「アメリカ経済が世界経済を左右している」と「景気と株価は相互に深く影響し合っている」ということ

・景気判断に最も重要な経済指標はアメリカの「雇用統計」が群を抜いて優れている

・経済学ではなく、歴史学、心理学、哲学といった畑違いの学問のほうが、経済予測力を高める

・同じ条件と状況がそろえば、同じことを繰り返す

・想定力と対応力を身につける

・直近、すべきは、「中古住宅販売件数」と「中古住宅在庫件数」の2つの指標
→住宅価格が下げ止まるときが、世界的な不況が底打ちするするサイン

・時価会計の凍結解除されることが、金融危機が沈静化に向かう試金石になる

・低成長でも、人間の幸せは追求できる

・店舗型銀行が生き残る唯一の選択肢は、ネット銀行にはない人材を育てること
→ここの行員のコンサルティング能力を高めること

・目先の利益を求めて信用を失うよりも、目先の利益を捨てて、長い信用をえるほうが大事


※分析メモ
先日、東大教授の伊藤元重氏の話を聞いた。
彼曰く、今後の面白い日本のビジネス分野として、水関連、環境関連、農業関連をあげていた。
ヨーロッパでは、日本の水道局がやっている仕事を民間が大規模にやっているという。
そのため、水ビジネスは、かなり利益が高いらしい。
日本も早くしないと、ヨーロッパの水メジャーの下請け仕事をするレベルになってしまうだろう。急げ。
ちなみに私は、ボルビックの水が好きだ。
2009.04.11



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●今井澂氏の講演録『今後日本が復活する理由』

2009-04-06 02:09:07 | 今井きよし
今井澂氏の講演会を聞いた。
2009年3月1日である。
テーマは「どうなる日本。株式・為替の見通し」である。
今井氏は、強気のエコノミストである。
今回も強気発言連発発言で、本当かな?と思うところもあったが、面白いので紹介したい。
おそらく彼の分析は賛否両論であろう。


●今井澂氏の講演録ポイント『今後日本が復活する理由』


・日本の実体経済の底は、2009年6月頃

・2009年5月から自動車の増産が始まる
→これで日本の実体経済がよくなる

・日本の金融が復活するのは、2010年までかかる


・中国が良くなるので、日本もよくなる


・2009年1月から自動車が売れている
→中国人の80%はキャッシュで車を買う


・円が強くなる(日本が復活する)


・日本の金融機関の打撃は少ない
→蚊に食われた程度
→欧米は集中治療室にいるレベル


・日本は次世代産業が発達している
→太陽電池や環境分野の産業

・日本の周りにはメタンハイドレートが眠っている


・サウジアラビアの石油並のメタンハイドレートがあると言われている


・愛知や和歌山近くの南海トラフにありそうだ
→関西経済圏が期待される


・メタンハイドレートとは、見た目は氷に似たメタンと水分でできた固体結晶である

・燃える氷と呼ばれており、海底にある

・日本政府では、総合海洋政策本部において開発計画が進行中である


・福田元総理は、このメタンハイドレートでアメリカと協力しましょうと話をつけた
→アメリカはアラスカのメタンハイドレートを採掘したい
→日本の採掘技術がほしい

・メタンハイドレートは、採掘に1バレル・77ドルのコストがかかる

・そのため、1ドル80ドルくらいにならないと割にあわない

・日本は外的ショックに強いDNAを持っているので、現在の不況はたいしたことない

・ニクソンショックや石油危機を乗り越えて来ている

・景気は30ヶ月すると良くなる

・2011年になれば良くなる

・これからアジアが良くなるので、日本は地理的に有利

・オバマ政権の間に1ドル=73円になる


・2009年3月には日経平均8000円以上になる

→9000円近くなるかもしれない

→株価が低いと政府の歳入に影響が出るので株価は上げられる


・2009年10月~12月は6400円までになる

・金融は2010年中には収まる

・2010年に産業界は復活する


以上



※参考略歴
今井 澂(いまい きよし)
 国際エコノミスト。
1935年生。東京都出身。
慶應義塾大学経済学部卒。
 山一證券経済研究所、山一投資顧問取締役を経て、日本債券信用銀行顧問。日債銀投資顧問専務、日債銀ガートモア会長、慶應義塾大学商学部講師、白鴎大学経営学部教授などを歴任。




※分析メモ
今井氏の強気発言は疑いたくなるが、なぜか元気づけられる。
今後もメタンハイドレートについては、調査分析を継続したいと思う。
2009.03.15





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●榊原英資 『為替がわかれば世界がわかる』

2009-04-06 02:06:32 | 榊原英資
榊原英資氏の著書『為替がわかれば世界がわかる』が面白い。
投資や世界経済に興味がない方にも国際情勢を分析するという点で非常に参考になる。

●『為替がわかれば世界がわかる』の注目すべきポイント


・為替市場を「読む」ことは、極めてスリリングな知的ゲームである

・為替市場は「美人投票」である

・為替市場は、誰にもコントロールできない、最も自由な市場である

・ジョージ・ソロスとは、実に温厚で深い教養をもった本当のインテリ

・ソロスは、他のトレーダーにない独得の市場観をもっている

・ソロスが思索を重ね、たどり着いたのが、①Fallibility(誤謬性)と②Reflexivity(相互作用性)という概念

・①Fallibility(誤謬性)とは、人間の知識は不完全で間違いやすいこと
→このため次の展開を予測できず、予測しても間違ってしまうというもの

・②Reflexivity(相互作用性)とは、期待と現実、あるいは人間と人間とは相互に影響しあって動くという考え方

・カール・ポパーに学んだソロスの哲学の素養と豊かな市場経験、現場を踏まえたソロスの市場観には、新古典派エコノミストには持ちえない独得の味わいがある

・ソロスはニューヨーク事務所のドッケンミラ、ロンドンのロディティ、ブラジル中央銀行の総裁になるフラガなど、若くて優秀な部下を多く持っていた

・彼らはそれぞれ、ソロスの下でかなりの裁量権を与えられ、大きなポジション(リスク)を張って活躍していた

・瞬間的な判断力と反射神経を必要とする現場の若い力と、経験豊かなソロスの知恵が上手くかみ合った
→それが世界を震撼させた伝説的な投機の世界が作られた

・中央銀行総裁もヘッジファンドも、実は、国際金融という一つの世界のプロフェッショナルであるという意味では仲間うち、あるいは国際金融マフィアたちなのだ

・市場においては単純な善悪の判断が成立しない

・市場関係者でソロスと並ぶ傑出した人物は、クリントン政権時代に財務長官を務めたロバート・ルービン

・ルービンは、物静かな紳士で、内に自信を秘めた、調整型の性格
→議論を尽くして、最後は自分で決断するというタイプ

・ルービンの市場哲学は、一言で言えば「すべては確率である」ということ

・相手の話をよく聞く人には、周囲から自然に良い情報が入ってくる

・ティム・ガイトナー財務長官(当時・国際問題担当財務次官)は「ルービンはよく他人の話を聞く。グット・リスナーだ」と言っている

・「グット・リスナー」が成功の鍵

・為替市場の現実を読むときのポイントは、情報、そして情報の不完全性であり、また、それをめぐる一つのゲーム論的環境である

・情報のないものは負ける

・為替取引は一種の情報ゲームである

・為替市場もまた経済戦争の一種ですから、情報収集には人一倍努力が必要

・ソロスは、世界31カ国になる「オープン・ソサエティ」財団の活動を通じて、旧ソ連諸国など世界各国に献金している
→その活動を通じての現地の情報もまた、彼の仕事には大いにプラスである

・いくら情報通信技術が発達しても二次情報や加工情報ばかり追っていては、市場のリーダーにはなれない

・世界の現地情報をいかに早く正確にキャッチできるか、それぞれの局面における独自情報の持ち主から情報を得られるかが重要

・現代は独自の情報収集能力が厳しく問われる時代

・為替相場の基礎となるファンダメンタルズ(経済の基礎的諸条件)というものが厳然と存在する

・最低限チェックしておくべき経済指標は①GDP成長率、②インフレ率と金利、③経常収支、④財政収支である

・為替相場の常識のひとつに「噂がでた段階で買い、事実がはっきりした時点では売り」というルールがある

・ニュースの「新しさ」の中に「みんなの予測が超えているかどうか」がポイント

・本当に効果のある政策を実施したいと思うなら、絶対に発表前にリークしてはいけない

・情報が情報を呼ぶ

・情報の相互依存性は、為替市場においても大切な考え方
→つまり、こちらで発信した情報によって相手の行動パターンが変わり、それがフィードバックされて、こちらに返ってくるというもの

・為替市場ではそうした情報の相互依存性がもっとも発揮される場である

・現場に足を運べ

・市場というものは、ファンダメンタルだけでなく、市場参加者たちの複雑な心理や思いが相互に影響し合い、決まっていくこと理解している人は少ない

・政策発表は情報戦争だ

・政府の政策発表は、重要なパブリック・リレーションであり、ある種の情報戦争の開始を告げる狼煙のようなもの

・為替の予測など当たるはずがない

・失敗のほうが成功よりも情報量が多い

・定見を捨て、現実を直視せよ

・勘と運動神経の重要性

・勘と運動神経はディーリングの必須条件

・為替市場を読むのに必要なのは、大きく分けて2つ
→ローカル情報とグローバル情報

・ガセネタにも価値がある

・良い情報ソースというのは、結局は人脈であり、その人たちとの信頼関係

・信頼できる人にはいい情報を流す

・多角的情報収集の重要性

・フィジカル・コンタクトが重要

・腕利きのジャーナリストなら多種多様な取材先をもっている

・人と人が直接会うというフィジカル・コンタクトの重要性は、いくら情報通信機器が開発されても決してなくなることはない

・人に会えば書物やメディアで得られる以上の実にたくさんの情報を得ることができる

・個人的な人脈ネットワークを持ち、定期的に直接会うことは極めて、重要なこと

・アメリカ政府関係者は、電話で話すときと対面して一対一で話すときでは、話し方にかなりの落差があること

・レストランで食事でもしながら話すときは、彼らは機関銃のように本音の議論を仕掛けてくる

・自分の政策遂行に敵対的と思われる者であっても、あえてコンタクトすることも必要

・豊かな知識と情報があれば、多様な物語を創作することができる

・知識の総量が創造性を左右する

・すぐれたディーラーはバイリンガル

・「暗記・詰め込み」が創造性を育てる

・ルネサンスの巨人レオナルド・ダ・ヴィンチが大変な博識家であったように真に創造的な仕事をする人は豊富な知識をもつ博識家である

・知識の量と創造力は正の相関関係にある


※分析メモ
経済の専門家の本を読みながら、最終的に教育問題にいくとは思わなかった。
そして、何よりローテクな人と人との人間関係、直接会うことの大切さを重視していることは、どんな分野にも通じるのだと感じた。
確かに商社マン時代、電話で営業をかけて、怖い人だなと思ってみても実際に会うと気さくでいい人が多かったという体験がある。
改めて、人間の奥深さを感じた。早速、会いたい人に連絡をとってみたい。



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●『外国為替トレード・勝利の方程式』の注目すべきポイント(NO.1)

2009-04-06 01:59:37 | マット今井
マット今井こと今井雅人氏の著書『外国為替トレード・勝利の方程式』に注目したい。
今井氏は、次期衆議院選挙で民主党から出馬予定だ。
マーケットを知り尽くした方が政治の世界に入ることは良いことだ。
http://www.imai-masato.com/




●『外国為替トレード・勝利の方程式』の注目すべきポイント(NO.1)

・トレードとはゲームである

・トレードに勝つための技術としては「内と外」の両方を知ることが重要である

・「外」とは外部環境、つまりファンダメンタルズ分析やテクニカル分析である

・「内」とは自分自身である

・為替トレードも麻雀も似たようなゲーム

・ゲームに勝つ秘訣は2つ
→大負けをしないこと。勝てるときにはトコトン勝つことである

・自分の形をつくり、相手の形を崩してから攻めなければならない

・流れが自分に来ていないと感じたときは、相場に参加しなければよい

・難しい相場には手を出すな

・準備があれば気づきが生まれる

・日頃から自分なりのシナリオを描き、想像力を働かせていれば、相場が大きく動く前の「違和感」に気づく

・トレードは人間の行動心理学

・相場を動かすのは、相場に参加している人である

・経済指標で注目すべきことは、指標そのものがもつ意味ではなく、それを見た参加者がどう動くかだ

・ファンダメンタルズによって方向性に理由がつけられるときに、テクニカルの形が一致すれば、経験上8割の確率で見通しがあたる




※分析メモ

この本は内容が多いので何回かに分けて紹介したいと思う。
今井氏の面白さは、マーケットの分析を重視していながら、人間の心理学に注目しているところだ。
あるFX評論家は、「FXと恋愛の相関関係」について語っていた。
私もFXを学びながら、恋愛を極めたい。
2009.4.6


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内容は、株式、投資信託、FX、商品、債券、政治経済、金融、国際情勢などになります。

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●マット今井の新刊『FXチャート実践帳』を読み解く

2009-03-14 15:25:39 | マット今井
マット今井こと今井雅人氏の新刊『FXチャート実践帳』が面白い。
http://item.rakuten.co.jp/book/5999998/

初心者にもFXの魅力、ノウハウをわかりやすく紹介している。
また上級者にも、FXの奥深さを語っている。
一見、当たり前のことを述べていることがあるが、為替歴20年以上のマット今井氏の言葉には、重みがある。
基本を大切ということであろう。
ぜひ、投資全体を理解するためにも為替動向をウォッチしたい。




●今井雅人氏の新刊『FXチャート実践帳』の注目すべきポイント

・FXの魅力とは、取引時間の長さ、レバレッジの活用、流動性の高さ、売り取引の手軽さがあげられる

・FXの隠れたメリットとして、「為替取引によって世界が身近に感じられる」ということがある

・ニュースで、ドルやユーロなどの通過に関する情報が報じられると、親近感を覚えるようになる

・もう一つの隠れたメリットとして、売買を通して、自分自身の心の動きに敏感になるということ

・トレードの内容を振り返ることによって思慮深くなる



★トレードを始める前に覚えておきたい4つのこと

1・投資の目的は「利益を上げること」
→「安く買って高く売る」が利益を上げる方法

2・取引をする際、自分なりの明確な時間軸を持つ

3・必ず損切りをする

4・事前準備を怠らない




・視覚的に相場の変動が確認でき、売買の明確な判断基準を与えてくれるものが「チャート」

・「損切り」は次のチャンスのために重要なこと

・「損切り」とは、自分が持っているポジションと違う方向に相場が動いてしまったときに、その時点で損が出ているポジションを決済すること

・チャートには、人の心理・行動と実体経済の動向が現れる

・チャートは、人が考え、動いた結果の積み重ねなのだ

・チャートを見れば実体経済がわかる

・「実体経済」を非常に簡単にいうと、現実生活のなかで感じる景気の良し悪しのことをいう

・経済指標をみれば、実体経済の動向を正しくつかむことができる

・代表的な経済指標は、GDP、失業率、消費者物価指数などがある

・GDPとは、その国でどれだけ材やサービスが生産されたかを示すもの

・失業率は、雇用の状態を示すもの

・消費者物価指数は物価の変化を示すもの

・チャートの裏側にいる「人」を意識しよう

・チャートとじっくりと向き合い、自分なりに仮説を立てて考えていくことで、その動きが感覚として理解できるようになる

・予測が外れることもある

・相場のすべての動きを完璧に予想することは不可能

・「順張り」で勝負し、「逆張り」の意識を持つ

・簡単にいうと、流れに沿って売買するのが順張り、流れに逆らって売買するのが逆張り

・為替相場で現れるトレンドは、1回の振り幅が10%程度になることが一般的

・資金を潤沢に残しておくこと

・ポジションの取り方
→1・チャンスのときのみ売買する
→2・自分のシナリオを持つ

・利益を確実に得るためには「振り返り」が大切

・効果的な手段として「トレード・ノート」をとる

・トレードノートで「振り返り」の習慣をつける

・人間の気持ちは、書くことで整理される

・「この相場のとき、自分はどういう心理状態だったのか?」

・「なぜ、ここでトレードを始めようと思ったのか?」

・「なぜ、このようなときはうまくいって、このときは失敗したのか?」

・適切なタイミングで「損切り」をする

・複数の時間軸で判断する

・取引するときは、チャートを複数の時間軸で見るということを忘れてはならない

・「売り」「買い」の決断をするときは、必ず複数のチャートのチェックをすること

→この作業を実践することで、的確なタイミングで売買ができるようになり、トレード技術が格段に上がる


・非常に重要なことは、「大局観を持つ」ということ

・大局観とは、全体の大きな流れを見る目、という意味

・長い目でみれば、相場が向かっている方向性が、なんとなくつかめることがある



※分析メモ

マット今井氏は、FXと心理学の不思議な関係を見事に伝えている。
やはり、本当にマーケットを理解している人の言葉とは、単純明快でシンプルである。
経済を動かしているのは、経済評論家ではなく、マット氏のようなマーケットの現場で戦い抜いてきたサムライ・トレーダーなのであろう。
今後もマット今井氏から多くを学びたい。
2009.03.14



※参考
今井 雅人(マット今井)の略歴
いまい まさと

為替トレーダー。
グローバルインフォ株式会社 代表取締役会長
株式会社マットキャピタルマネージメント 代表取締役社長


1962年生まれ。岐阜県出身。

1985年 上智大学卒業、三和銀行に入行

1987年  ディーリング部門へ配属

1989年から5年間、シカゴ支店で先物取引等のディーリングを経験
シカゴにて通貨先物市場に傾倒し、多くの著名トレーダーと出会う

1993年  東京本店の円デスクのチーフディーラー

2000年  三和銀行、UFJ銀行の為替部門の統括次長

2004年  独立。マットキャピタルマネージメントCEO
 早稲田大学インド経済研究所研究員を兼任

上智大学卒業後、三和銀行(現三菱東京UFJ銀行)でディーリングの世界に入る。大学時代は麻雀店でバイト、マージャンの代打ちで稼ぐ。
学生時代、剣道もやっており、「麻雀、剣道、為替トレードには共通点がある」という。
行動心理学とテクニカル分析を駆使した独自の手法で為替相場と対峙、“常勝トレーダー”と呼ばれた。
UFJ銀行為替部門統括次長兼チーフディーラーを経て、2004年にマットキャピタルマネージメントを設立。
2006年には投資情報を配信するグローバルインフォ株式会社を設立。
現在、早稲田大学公共政策研究所・研究員を兼務。



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『投資は強気で臨め』澤上篤人氏の講演録

2009-02-22 16:31:54 | 澤上篤人
澤上篤人氏の講演録
(さわかみ投信株式会社 代表取締役)



『投資は強気で臨め』澤上篤人氏の講演録

10年後、話題にならないものは意味がない
年に2回は暴落する
→そのときに買う

うちは営業しない
相談もしない

見通しは無い
あほが売れば下がる

日本株を買う理由
→世界のダイナミズムに乗る企業経営がある


日本に資源がない
政治家には長期計画がない
だが、日本は可能性がある
農林水産業に可能性がある

工業、生産力、工業インフラにおける日本の立ち位置は凄いものがある
例えば、世界で盛り上がっている太陽電池は、日本が工場である

価値あるものを安く買え


投資で胆力を持つための3つのポイント

1.たまたま株価が下がっただけと思え
気にしない
いつかは上がる
倒産はない

2.リズムが大事
永久に売りが続くことはない
個人の強みは平気で暴落を買えること
長く投資をやれば慣れる
本当の金持ちはリスクをとったときに快感を得る

3.投資は強気で臨む
投資とは勝負である
強気でいかないといけない
自分のリズムを大切にする
軽やかに行動する
相撲と一緒
自分の土俵で勝負する



通貨というのは受け取ってくれることが大切
闇でドルと円の取引が始まったら経済が危ない



以上、澤上氏の講演でした。





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