ファンタジー、SFなど

基本的に、いろいろなことの変なとこに突っ込みます。
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火星移住計画 NG社

2016-12-07 19:58:01 | テレビ番組
NATIONAL GIOGRAPHICの火星移住計画のTVの第一話を見たんですが、ちょっとがっかり。

まあ、無重力は飛行機を自由落下させている最中にしか撮れないからしかたないかもですけど。
火星重力下の演技は、スロー再生・高速度撮影を使ってそれらしくしてほしかったです。

もっとまずそうなとこを:

ダイダロスの内部に降りるシーン:
無重力空間を旅し、次に惑星に降りようという宇宙船の壁に操作・表示用のいろいろが並んでいるのはいいのですが、これらすべてむき出し。
ネットとか格子で保護すべきでしょう。
衛星軌道ロケットでは、全員椅子に座ってしばりつけられているのが基本だから保護がなくても良さそうですが、
椅子を離れたら勝手に動くので、長期滞在型で座り続けられない条件下では、ネットなどで保護すべきかと。

メンバーが落下?で負傷しますが、ネットがあれば、軽傷で済んだかも。

逆噴射もしないうちからロケット内に高重力が発生しているって、ウソすぎです。
大気の摩擦抵抗で発生する見かけの重力って、撮影のために航空機を自由落下させるのと同程度のはずです。
つまり、重力は無いのと同じってことですw

次に、メンバーが修理しようとして入っていたエリア:
撮影の都合だろうと思われる照明があります。
実際には無駄なエネルギー消費を続けるわけですから、ありえません。
ガラス窓にも見えますが、まさかね?(宇宙線の入射もあるし、熱放射もあるし、耐熱問題もあるのです)

10分20秒遅れで:
火星と地球間の光到達時間でしょうが、実際にはもう少し遅れます。
ついでながら、火星、地球ともに宇宙を高速で飛んでいますから、時間は刻々と変化します。
(イギリスと日本の電話通話でも秒単位の遅れが出ます。イギリスと話すとき、相手にスピーカーにしてもらいましょう。
自分の声がこだまのように遅れて聞こえます。おもしろいですよw
自分の声として認識している声とは違うし、こだまとも違う声ですが、録音した声と同じなのですw)
つまり地球の送受信局の位置によっても遅れが違います。

地球は自転していますから、送受信局も切り替えないと、送受信を続けられません。
火星専用通信衛星をいくつか打ち上げて衛星を切り替えるより、既存の地上局を切り替える方が得なのです。
衛星の移動に合わせて対応する送受信局も切り替えないといけないという事情があるからです。
静止衛星ならと考えても、地球と火星は、似たような太陽の軌道面を回っていますので、いずれは地球や火星に遮られる位置に入ります。

つまり、火星も自転していますから、火星の軌道上にも通信衛星をいくつか投入・設置しておかないと通信がとぎれちゃうのですよw
宇宙船から地球基地・地球衛星通信も、着陸前に、宇宙船~火星衛星~地球衛星の通信に変えなきゃいけないのです。

もちろん逆噴射で宇宙船の向きを変えるとか、まともな姿勢で着陸できないこととかありますから、
パラボラアンテナとか指向性アンテナは避けた方がいいとか考慮すべきことはいっぱいありますw

「2001年宇宙の旅」みたいにしろとは言いませんが、トレーニング設備がなさそうなのって寂しすぎです。

そこでおまけ:
火星への旅って、衛星軌道に全部を乗っけて、次に、衛星軌道上で、火星探査機+宇宙船を組み立てて、
衛星軌道から改めて出発するのが本筋だと思います。
地球から一気にって無理筋すぎです。
月を基地に使うってのもいいかもですよw

居住設備、消耗品、食料、水、空気などなどの必須の物資を永久に送り続ける施設をどこかに用意しないといけないことも忘れないように。
人間を送る前に、これらを自動で送り続けるシステムが完成して、常時安定稼働していないといけないのです。
送り届けが爆撃にならないことも必須ですw
(地球から切り離して自立可能とするとなると、テラフォーミングみたいな広大な話になりますから、おいときましょう)

さらにおまけ:
火星は独自に自転しています。火星の重力に対応するだけでなく、火星の自転に合わせて着陸することも必要です。
以前火星探査機を降ろしていますから、このデータはあるでしょう。
TV映像は、自転は無いものとして降りた印象でした。
自転無視で降りると今回のような細く背の高く重心も上にありそうな物体は足元すくわれて転びますw




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