続「とのむら通信」ブログ版

前島本町議会議員・外村敏一(平成29年4月29日付けで引退)
日々の思いや議会傍聴の感想など引き続きお伝えします。

あきれて物も言えない堕落議員の数々にうんざり

2016年09月23日 | 情けない恥を知れ

 野辺の草花

連日報道される「政務活動費」にまつわる破廉恥な堕落議員の行状や言いぐさを聞いていてあきれる。富山市議会での状況は悲惨である。
もう解散して総入れ替えをし、そして政務活動費の使用には徹底したガラス張りルールを設定して出直すしかない。尚かつ辞職した議員も
現職議員についても今一度全ての支出について改めて総点検する必要がある。その結果、不正については公文書偽造罪や詐欺罪、窃盗罪で
きっちり落とし前を付けなければ市民の怒りは収まらない筈である。まだ記憶に新しく、散々世間の笑いものになった元兵庫県議の哀れな
最後を見たらせめてそれ以降は改めるのが普通の人間であるのに彼らは平然としかもあたり前のように詐欺行為を続けていたのには驚く。
釈明会見での言いぐさも全く悪びれることなく、恥ずかしげもなく淡々と言い訳していたのを見ていたら情けなくて腹が立った。
即刻逮捕して、全額弁償させなければ禍根を残すことになる。富山県警さんしっかり捜査、検挙して下さいね。

前にも何度かこのブログでも言及したが、そもそも議員にはちゃんとした議員報酬が支払われている。それも政令市ともなれば月給100万近い。
詳細には私のブログ2014年7月4日、8月18日に記載していますので是非ご覧ください。(他にも2015年9月11日に書いています)
それなのに全国の市議会以上(府議会や県議会、都議会)の議会では更に第二の給与と言われる「政務活動費」が支払われているのです。
では議員報酬とは一体どういう性格のものなのか、どういう理屈でその額が決められているのかを考えるとそこには一切議員としての活動費は
含まれていないということなのか。じゃあすべてが生活費なのか。そうではない筈である。なぜなら議員報酬が多い議会では政務活動費も比例して
金額が多いのが実態です。政務活動費が政令市などでは50万/月という多額になるのが実態であるなら議員報酬はどこも一律で良い筈ではないか。
この際全国的な議会の在り方として議員報酬の額とその性格、そして政務活動費との関連性をどう位置付けるのか、報酬に一本化すべきか議論する
時期にあると思う。

政務活動費がなぜ第二の給与と言われるのか、それは予め使う前に報酬と同じ様に定額が振り込まれるからです。本来なら活動して使った分だけ請求
して貰うのが筋なのに先に振り込まれ、使わなかった分をあとで返す仕組みになっていること自体が不正請求を生む一因にもなっている。一旦貰ったら
何とかして返さなくて済むようにするため架空の領収書を偽造したり、水増し請求をして誤魔化し、全額使ったように偽装する輩が出てくるのです。
又請求書や領収書、その裏付けとなる活動内容や実態を厳しく精査する機関が無いに等しい実態も大きな問題として問われなければならない。
確かに先に振り込むというやり方は世間の常識からすれば大きくズレています。しかしそれは制度上の欠陥であり、即刻改めるべきであるが、
本質は議員個々人の人間性や正義感、倫理観に期するところがすべて。議員は選良とも言われるのだから誰よりも倫理観が優れていなければならない。

今回の富山市議会の惨状を契機にこれからも全国のあちらこちらで議員の不徳が暴かれることになるでしょう。本当に懺悔して心して政務に
励まなければ有権者に申し訳ない。この際政務活動費は一切無くしてしまうべきではないでしょうか。

報酬レベルが低い全国町村議会では殆どの議会で政務活動費はありません。現に全国の町村議会928議会のうち政務活動費を設けている議会は
183議会(約20%)だけで、島本町も大阪府下の10町村議会で唯一政務活動費が無い議会です。極めて健全な議会だと自負しています。
我々は議員報酬の中から活動費や議会報告誌などすべての費用を捻出していますし、それがごく当たり前だと思っています。
これを契機に全国の市議会以上の議会もこの際大多数の町村議会の例に倣って廃止すればこんな問題は起こらない。報酬に一本化すべと思うが
いかがでしょうか?皆さんはどう思われますか。




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