嶽南亭主人 ディベート心得帳

ディベートとブラスバンドを双璧に、とにかく道楽のことばっかり・・・

【ノオト】 結論からの説明

2013-04-04 14:50:45 | ノオト
【ノオト】新刊案内 12月5日~12月9日(毎日スキルアップ通信で紹介) http://www.johou.net/syoseki/hitowougokasupresentation.htm

「エレベーター・テスト」は、説得産業に身を置くものにとっては鉄則。

結論から説明「できる」癖をつけておくことは重要だが、結論から説明「すべき」かどうかはTPO次第なので、結論から説明「する」癖をつけてしまうのは早計。

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コンサルティングの世界に「エレベータテスト」というのがある。

 エレベータに乗っているくらいの短い時間に、上司や顧客に効果的なプレゼンができるかというトレーニングである。

 これは、働く人であれば、誰もが経験するのではないだろうか。
 会社の上司は、人との面会や会議で、スケジュールはいっぱいに詰まっている。でも、どうしても伝えなければならない案件があって、飛び込んで要領よく説明し、説得しなければいけないような場面である。

 でも、これは、相手が偉いと言っても、上司であり、あなたのことをよく知っており、事情もわかっているので、それほど苦労はしない。ところが、PR会社などで働くプロのプレゼンターは、ほとんど初対面に近い会社のトップに、玄関口でいっしょになって歩きながら、エレベータにいっしょに乗って、役員室に相手が入るまでに、プレゼンを済ませてしまうことができるのだ。

 それが、とっさにできるようになるためには、あらかじめ、一番のポイントや特色を頭にたたき込んで、どのような状況においても、とっさに説明できるようにしておかなければならない。

 エレベータの中でなくても、いつも、「結論」から、説明するよう癖をつけておくべきだ。会議室で、時間があると思っていたら、前の順番の人が、長々とやってしまい、用意していた1時間の原稿を10分で説明しないといけないというような経験をされた方も多いのではないだろうか。「結論」から話す癖をつけていると、そんな場面でも、適切に概要を知らせることができ、かえって評価を得ることもできるのだ。

【ノオト】グローバル人材の条件

2013-04-03 12:18:10 | ノオト
【ノオト】 日経ビジネスオンライン グローバル時代を生き抜くための術を伝授する 第10回 藤原和博さんとの競演で負けたから、つかめた! グローバルリーダーの本当の「強み」 キャメル・ヤマモト  2013年4月3日(水)

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1 専門性・・・・情報をつなげる
・職能的専門
・事業的専門
・地域的専門

2 リーダーシップ・・・人材をつなげる
・構想力
・構造力
・行(口)動力

3 外交力・・・異文化とつなげる
・語学力/コミュニケーション力
・人脈形成力
・情勢判断力

⇒ これらを三位一体でまるごと動かせる人材であること。

【ノオト】 L.ナッシュの4プロセス

2013-04-03 09:10:17 | ノオト
【ノオト】 日経ビジネスオンライン 「5年後に必要とされる人材か?」 喘ぐ40代エリートの“賞味期限”ありのままの自分と“共存”できれば、運命を自ら切り開く強さが得られる 河合 薫  2013年3月19日(火)

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 米国の組織心理学者のローラ・ナッシュらは、「自分らしい生き方を手に入れるコツ」を探ろうと、100人近い、世間からは「成功者」と呼ばれている人たちにインタビューと、観察実験を行っている。

 その結果、「人と競争したり、世間の価値観に合わせようとしていたのでは、自分らしい成功をつかむことはできない」とし、「幸福感・達成感・存在意義・育成」の4つの要素をバランスよく得られる状況に、“人生の友”として関わり続けるプロセスの重要性を説いた。

【成功者の調査から得られた4つのプロセスの重要性】

 具体的には次のようになる。

(1)幸福感―人生から喜びと満足感を得ること
(2)達成感―何らかの業績で抜きん出るなど、自らの成長を実感できること
(3)存在意義―「私は意味のある存在である」と感じられる役目を得ること
(4)育成―自分の強みや技能を他者に受け継ぎ、その人の成功を助けること