澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

「棚ぼた式独立」の傷うずく韓国(New)

2017年05月14日 05時55分12秒 | 歴史

 2013年11月10日の本ブログでは、古田博司・筑波大教授の「正論」寄稿論文を採りあげた。韓国という国が「棚ぼた式」に独立したという事実は、TV番組で池上彰氏も指摘していて、ネット空間では「よくぞ言った」という声が多いようだ。

 朴槿恵があのような命運を辿り、文在寅というポピュリストが新大統領になるという国家の本質がどこにあるのか、この古田論文は、鮮やかに浮き彫りにしてくれる。
 ある局面ごとに韓国情勢を”読み解く”解説者は数多いるが、古田氏のように本質を衝く議論はほとんど見られない。

 ということで、ここに再掲させていただく。

「棚ぼた式独立」の傷うずく韓国 筑波大学大学院教授・古田博司                                                                                         2013.11.8 03:05 [正論]

 つい最近まで日本人の多くが、日本が植民地時代に悪いことをしたので韓国人が怒り続けるのも無理はないと思っていた。左派メディアもこの基本線で報道をしていた。どうも違うようだ、とようやく気づき始めたのが今である。
 ≪「戦争勝利」抜きの劣等感≫
 韓国の反日は、日本が何をしようがしまいが激化していく。領土問題では奪われた方が騒ぐのが普通だが、奪った方が大騒ぎしている。李明博前大統領は「聖地」に降り立ち、日本を侮辱する大見得(おおみえ)を切った。いくら謝罪しても無駄なことは、朴槿恵大統領が「被害者と加害者の関係は千年変わらない」と宣言し明らかになった。
 盗んだ仏像の返還拒否、条約破りの高裁判決、慰安婦像設置など米国での反日活動、靖国神社に対する狼藉(ろうぜき)と放火未遂、「原爆は神の罰」の新聞報道、朴氏の米国反日行脚、東京五輪開催決定間際の汚染水問題に伴う日本水産物禁輸処置と、挙げればきりがない。
 全国民が集団催眠にかかったように反日にいそしむ姿は異常を超えて戯画的ですらある。では問題の核心はどこにあるのか。日本の贖罪(しょくざい)や償いとは一切関係ない。
 それはひとえに韓国が独立戦争で勝ち取った国でないという韓国人自らの「脛(すね)の大傷」にある。米軍進駐により棚ぼた式に独立を得た韓国には、そもそも国家の正当性というものがないのである。
 その正当性をひねり出し、脛の傷に絆創膏(ばんそうこう)を貼る必要があった。韓国の歴史認識という「正しさ」の捏造(ねつぞう)である。韓国のいわゆる民族主義観は次の4点から成る。
 (1)高度な文明国だった朝鮮が野蛮人とみなされていた日本人に侵略され侮辱された(2)朝鮮統治における「改善」は、朝鮮人を効率的に搾取し支配し同化するため日本が朝鮮近代化を必要としたにすぎない(3)統治時代、朝鮮人民による解放闘争が継続的に行われた(4)日本人が朝鮮人に対する非人道的方策を推し進め一方的かつ高圧的に臨んだため、抵抗運動は活発化し同化政策は失敗した-である。
 ≪外では崩れた民族主義史観≫
 今日では、韓国の経済史学者、修正主義史観の米学者、日本の地道な少数の学者たちの努力によって、韓国の民族主義史観は韓国以外の地ではすでに崩れている。
 まず李氏朝鮮に高度な文明などなかった。李朝五百年は中国から学んだ朱子学の儒礼の実践、消化に費やされ、経世済民を思わぬ李朝政権により朝鮮は貧窮に閉ざされていた。日韓の保護条約は高宗王が大臣5人に丸投げして生まれた。「そちたち良きにはからえ」と王が言った史料が3カ所から出ている。よって不法ではない。不法なら時の列強がそれを盾にたちまち襲いかかったことだろう。
 収奪史観は日本のマルクス主義者たちが教えた方法である。が、貧窮の朝鮮には収奪するものがそもそもなかった。インカ帝国のように金でも採れれば収奪しようもあったろうが、何もなかったので他の植民地支配のように過酷にはなり得なかった。労働を知らない彼らにその価値や意義から教えなければならなかったことが日本による「改善」其(そ)の一であった。
 別に私は韓国が憎くて書いているのではない。このままでは日本の植民地統治が世界一残酷だったと教えられ、テロリストや爆弾魔を解放運動の雄だと刷り込まれた韓国の若者が、海を渡り過激な行動に走る危険性があると指摘せざるを得ないから書くのである。
 植民地統治は一応の成功を収めた。巨額の投資が行われ、朝鮮は年々経済成長し、近代教育は一般化し、1945年以降の教育制度の前提を成した。コメを収奪する必要もさらさらなかった。年々豊かにとれるコメは、民法で保証された農民の土地で収穫され、経済原理により日本に輸出された。
 ≪せめては日本も他山の石に≫
 軍が直接、暴力的に農村から女性を連行した事実を裏づける公文書は発見されていない。都市では戦後の企業を立ち上げる有能な経営者が総督府や銀行と協力し、民族資本家として育っていった。
 だが、これらが実証されたからといって韓国の民族主義史観が放棄される兆しは残念ながらない。それを認めれば、国家の正当性が崩れてしまうからである。したがって韓国人の考えは変わらない。それどころか、目や耳をふさぐ集団催眠状態が続いて、日本人が怒っていることにも気づくまい。
 加えて、韓国人は日本は地震・津波・原発事故でもう落ち目だと信じ、代わりに中国が助けてくれると思い込んでいる。戦後約70年間、38度線で韓国が島化し、中国に直接国境で触れることがなかった幸いに思い至らないからだ。
 解決策はもはやない。植民地統治が合法的に自然に始まり、独立戦争のないまま米軍の進駐で自然に終わったという、朝鮮近代化の真実を韓国人が認めることはあり得ないだろう。近代国家が国家理性に傷を持つとは、かくも大きな結果をもたらすのである。一国の指導者が国内に行けない所があるという、わが国の靖国神社問題も国家理性の傷であり、韓国をもって他山の石となすべきだろう。(ふるた ひろし)

 
 
 
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1 コメント

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傲慢で怠惰で、棚から落ちて来た牡丹餅すら自分の手で掴んでないようなんだけど、知りません… (Unknown)
2017-05-17 17:10:35
こんにちは。
台湾と台湾人の法的地位についてネットを見ててこちらに漂着しました。

日本との(桑港)平和条約2条aの前段は日本による朝鮮独立の承認、後段は日本の朝鮮に対する全ての権利・権源・請求権の放棄。
但し、単純な承認と放棄ではなく、連合国の諸国(25条)と朝鮮(21条)だけが『2条aの(前段と後段の)利益を受ける権利』を排他的に独占し(25条)、『2条a後段の利益を受ける権利』を持つ連合国の諸国と朝鮮は日本の朝鮮に対する権利・権源・請求権に一切拘束されません。
その他の国(中ソ等の、25条の規定により連合国ではないと確定した朝鮮以外の非連合国)に対しては日本の朝鮮に対する権利・権源・請求権は完全に有効なまま残存する(25条)。
朝鮮以外の非連合国は日本の朝鮮に対する権利・権源・請求権を尊重する国際法上の義務から免れる権利がありません。
朝鮮に与えられた(21条)『2条の利益を受ける権利』を行使する資格を持つ朝鮮の政府が『2条a前段(日本による朝鮮独立の承認)の利益を受ける権利』を行使して独立主権国家朝鮮の政府となる迄の間ですが、
連合国の諸国は日本の朝鮮に対する権利・権源・請求権に一切拘束されないので、
降伏文書による日本国領域内の朝鮮の連合国による軍事占領を同平和条約発効後も朝鮮独立迄継続する権利を得ました。
連合国は『2条a前段の利益を受ける権利』も持っていますから、朝鮮南半に韓国という国家があることにしてもいいのですが、この国家は連合国の権利に基づいて国家なのであって韓国独自の権利に基づき国家なのではありません。連合国は韓国政府に『2条の利益を受ける権利』の行使を禁じて解散を命じられます。

韓国が独自の権利に基づき国家であるためには、韓国政府が『2条の利益を受ける権利』を行使する資格を得て宣言して行使し、韓国を独立主権国家としなければなりません。
韓国政府が資格を得たのは、
朝鮮に独立する権利を与える平和条約が締結される原因となった戦争を継続または終決させる決定権を持っていて行使した国で、同平和条約の規定により(23条)同条約の主たる締結国の日米両国が承認した時で、日韓基本条約発効で日本が韓国政府を、朝鮮唯一の合法政府である朝鮮南半の政府と認めた時。

でも傲慢過ぎて、日本との平和条約で独立する権利を与えられたという自覚も無ければ、怠慢で念のための『2条の利益を受ける権利』の行使宣言もしてません。

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