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今月の便り(2016年10月)

今月の便り(2016年1月)
 10月に入っても暑いような日が続いていましたが、7日ごろから急に涼しいというより寒いような気温になってきました。曇りの日が多く青空を仰げないのが残念。
 10月1日
 ブログが10年目を迎えたのを機に今までアップしていた花の絵を風景画に変えて上げていくことにしました。季節の花の絵だと毎年同じだからそろそろ変えなくてはと思っていたからです。その第1号はバンコクのワット・アルンでした。
 10月12日
 公民館での例会。Iさんは血圧が気になり、病院や医院を受診しましたが、特に異状はなく、降圧剤も処方されましたが、お孫さんとの旅行中に服薬を忘れましたが、血圧に変化なく薬は中止になったという物語、Nさんは二十周年を迎えた琵琶湖博物館を訪問、うまくまとまっていましたがインタビュー記事の感がありました。Aさんはオマーンでの仕事の際、上司の一時帰国中に鬱状態になったと記していましたが、海外でのビッグプロジェクトの責任者の苦悩を知りました。ただ上司が戻ってきて回復したということです。Iさんは結婚50周年記念に白馬に旅行。微笑ましい紀行文でした。Kさんは文中にお得意の川柳を交えた力のこもらない独特の穏やかな筆致で秋の日、長閑な心の中を吐露したエッセイ。Nさんは91歳になる入院中の叔母さんを見守り、まだまだ元気な叔母さんに91歳はまだ若いと感嘆していました。
10月26日
 「東祭」という地域の文化祭で配布するわれわれのサークルの各人が選んだ年間ベストエッセイの文集100冊を作りました。プリントはすんでいましたので綴じて製本用テープを貼るだけ。1時間半ほどですみ、近くのベーカリーで昼食。いつものように雑談、雑談。年寄りが多いので病気の話も賑やか。
〔今月の本〕
朝ドラの「とと姉さん」で思い出し『暮らしの手帖300号記念特別号』所載のエッセイを読みました。これはそれまでに刊行された雑誌から編集されたもので、著名人の書いたエッセイがかなりたくさん並んでいます。どれも当時の世相、暮らし向きなど同時代の者にとっては興味深くおもえましたが、その中の珍しいものを掲げてみます。
演壇で刺殺された浅沼稲次郎の「アパート暮らし」には民主主義が徹底していればアパートの浅沼は勝つだろうし、封建的残渣が強ければ「音羽御殿」が勝つだろうなどいう冗談もでてきて当時の雰囲気が伝わってきます。
田中角栄の「月遅れのお盆」は「私が東京に出てきて小僧生活の中で、お盆帰りが許されず密かに泣いたことが忘れられず、どんな不便があっても一週間か十日のことと思い。「スタッフ」全員の帰省を習慣にしているのである」と書いていますが人情味のある宰相だったという人の温かさを感じました。
坂本 九の「チャックは急に止まらない」はみんなと橋に並んで立小便をした快さを書いたものですが、彼の歌や飛行機事故で亡くなったことなどが思いかえされて感興深いものがありました。

 更科 功『爆発的進化論 1%の奇跡がヒトを作った』新潮新書、新潮社2016年  
 本書は面白くて読みすすめるのが惜しいような本でした。まず、どこを読んでも分かりやすいのです。全体は「膜」「口」「骨」「眼」「肺」「脚」「羽」「脳」「性」「命」の十章に分かれていて、それぞれの章で従来の説が間違っていること、それが今のヒトに進化するのにいかに役立ったかなどが説かれています。
 「口」からは、「動物とは口のある管」から始まり、その「穴」が開閉するあごになり、捕食する能力を持つようになり、下あごの骨は音が聞こえるようなったとのことです。チンバンジーなどの類人猿はものを噛み砕くために強力なあごの筋肉を持っていて、人がものを噛み砕く力はチンバンジーやゴリラよりずっと弱いけれでも生きていけるのは、他の動物ほど硬いものを食べなくても生活していけるようになったからです。噛む力の強い類人猿は常に争いをしていましたが、噛む力の弱い人類は他の類人猿よりも平和な生物になったのです。また、人類は噛む力が弱くなったため噛むために使われる側頭筋が頭の上からなくなったので頭蓋骨が大きくなることができた。頭蓋骨が大きくなったから、なかの空間も広くなって脳も大きくなることができた。もしも脳の増大がよいことならば噛む力が弱くなってよかったというになるだろうと述べています。そして、生物が進化している過程では、噛む力が強いほうが有利なときも弱いほうが有利なときもあるということだとしています。
 そして、各章でも述べていますが、「進化はいつも同じ向きに進むわけではない。その時々の環境に適応するように、あっちに行ったりこっちに行ったりするのである」と述べています。
 「口」の章だけについて紹介しましたが、ヒトが生まれてくまでの過程についてわくわくするような気持ちがしました。

 急に寒くなりました。わが家では暖房も少し。来月はエアコンが要ることでしょう。どうぞ風邪にはご用心、ご用心。
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