トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

脆弱性の確認

2017-10-05 | 水辺環境の保全
 先日、半日ほどで115mmの降雨量があった。久しぶりの大雨と言えば大雨なので、分水機能を向上させた結果も確認したくて雨を突いてフイールドに行った。分水路は写真の通り。

 ・拡幅した分水路は機能して、また十分かどうか
 ・駐車場に雨水が流入しない様に塩ビ管を埋設したが役立っているか
 ・水辺一帯で越流や氾濫を起こしていないか

 この三点が確認の要で、トンボ池、泥水池、二つ池、上の池と下流域から見回りを開始する。全体的には猪の掘り起こした部分は泥濘状態で、畦や堤の一部から、これが原因の越流があった。どちらにしても今回の雨量が保全ギリギリの限界値だろう。
 分水池と分水路は全く問題なしで、腰痛徴候が出たからいったん中止としたけれど越流も無く分水流も滑らかだった。

 結果として、水辺全体の畦高さを10㎝上げれば安心できると思えたが、用土は池を掘り下げて調達するしかなく、かさ上げの全長を想定すると眩暈がする。脳梗塞か心筋梗塞が起きそうな労力である。
 出水で一部とはいえ破壊されれば、その影響は甚大で再生復元できる体力の自信は持っていない。となると細々ながら脆弱性を一つ一つ潰していく普段の取り組みが肝要だが、言うは易し行うは難しで、ここまで言及すると「'17年度までに待機児童は解消します」と大見えを切っていた公僕様と同じレベルになってしまう。
 小生等、民は手当てに追われ算段に汲々の日々であるのに、一方では手当てもせず説明もなく次をブチ挙げブチ挙げ済んでいくお大尽らのとっても幸せな世界がある…。

 猪被害部の越流   二つ池は安定   泥水地は限界

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