トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

忖度無しの殿様出品…

2018-02-01 | 小人閑居して憮然
 ここ数年、御厚意で間借りさせてもらい会友3人と出品しているイベント。今年も新作投入しての開催となった。前日までは大寒波の余波で身も縮む気温で、当日は少し緩む予報だったが最低気温は-1℃台で最高気温は8℃台だった。日差しがあればフイールドで活動するのと変わりはないものの曇天で始まった一日である。

 昨年のイベントはおおむね市販品より安く設定したものの数千円から万円台の価格では手に取るけれど価格を知って去ってしまうお客がほとんどだった。フイールドでのイベントもそうだけれど300円程度までなら売れる。これが500円を超えると極端に売れ行きは落ちるのが常である。
 故に数千円の価格帯では売れないと承知していても「売れる価格帯」では消耗品代も出ないのだ。昨年も残った大半は施設に寄付して片付いたけれど、今回も同じ道を歩むことになった。まあ、「二度ある事は三度ある」の諺通りの展開で曇天で終わった。

 しかしながら「売れる価格」展示などはもってのほかなのである。会友は口をそろえて「売る気が無いから…」と申すけれど、「高いと思うなら買わなくても良い。価値が分かる客にだけ売る!」のコンセプトの翻意は吾が埃が許さず動じる事もない。楽しみで作る玩具だし、そこまでしておもねる人生は要らない。
 その結果、売れたのは「泳ぐ魚」一体だけで、ステゴザウルスのプルトイはプレゼントしたので合計二体が人手に渡り残りは全てお持ち帰りとなった。立ち寄るお客は「木の玩具は良いねえ」と言いつつも「高いから…」と踵を返すが「マイスターたる者、不人気でも高楊枝」でなくてはならぬ。
 「今日も涙の日が落ちる 日が落ちる…」寅さんの気持ちは寒気にしばれるほどよーく分かる…。

 今回の残り、当然のごとく古巣の施設へ運び込むのもほどほどにしなければならないだろうから「おもちゃ図書館」あたりが適当か…。
 これでまた会友の笑いの種になる。まあ、笑いを提供するのだから犯罪にはなるまい。それにしても忖度して怒りを買い「ほおっかぶり」だけの連中が殿様ばかりだとは世も末である。


 最初はグー    マイスタ映えじゃー!   終わりもグー

          殿中待つの廊下 人情沙汰も無く殿たちご乱心頬っ被り

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