トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

何処も同じか、春の憂鬱

2017-05-06 | 小人閑居して憮然
 先日の事、春の嵐で170mmの降雨があった1日後に水が滞ってしまった。取水地のトラブルに間違いないから道具を携えて現場に行った。この時は取水路からの水抜けだったから玉石を集め砂利と共に取水路の堤を再生して一件落着のはず、だったのだ。

 一回で終わらなかったのは強制送水するための準備が無かったからなので、一週間後に用意し作業に行ったら取水路の状況が変わっている。
 取水路の河床が掘り下げられ、二段構えの内の丸太の砂防堰が破られていた。こんな事をするのは同じ取水升から給水を受けている部農会に間違いなく、取水路から逃げる水を少なくしようと砂防堰を破って取り込もうと算段したのだ。あばらってもどうなるものでは無い「五十歩百歩」ならまだしも、余計なことをしてくれる。

 丸太の砂防堰は荒い砂利を防ぎ、二段目のフイルター堰で砂泥を防ぐ構造に設えたのだが、もともと部農会は保全作業も復旧作業も手など出した事もないのである。そういう立場で足を引っ張り構造や機能を破壊してくる。
 
 まあ、経験則から言える事は、保全や育成等々に労力も費やさないし金銭部材等の負担も行わない輩が、作業の脚を引っ張り、里山の環境を荒らし収奪を重ねているのが現状なのだ。こういう事例は里山だけに限らず永田にも多々見られる現象で、なんというべきか誠に腹立たしい限りではある。

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