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戦地帰還兵の異常行動について~外傷性脳損傷(TBI)を考える

2009年02月24日 23時35分55秒 | 社会

米軍の帰還兵は、鬱病や、自殺などが多いと言うのは情報により、多くの人々が認知している事ではあるが、先日の新聞報道では「爆弾の爆風」、外傷性脳損傷(TBI)により「脳の破壊」が引き起こされると言う報道があった。


記事参照

対テロ戦米兵:脳損傷2万人以上 攻撃の爆風で--外傷なし

 【ワシントン大治朋子】イラクやアフガニスタンでの戦争で、反米武装勢力の爆弾攻撃を受けた米兵が爆風だけで脳内に特異な損傷を負うケースが多発している。毎日新聞の米国防総省などに対する情報公開請求で、その負傷兵士数が少なくとも2万人以上に上ることが分かった。頭部に外傷がなく、脳組織だけが破壊されて記憶障害などの症状を起こすのが特徴。ハイテク防護服が従来以上に米兵の生命を守る「生き残る戦争」の現状が背景にあり、米軍は対テロ戦争で新たな課題に直面している。

 武装勢力は米軍への攻撃で、改良して爆発力を増したIED(即席爆発装置)と呼ばれる手製爆弾を多用している。毎日新聞が入手した米陸軍病院作成の資料(06年3月)によると、手製爆弾の多くは超音速(秒速約340メートル以上)の爆風を生む。武装勢力は爆弾を道路脇などに仕掛け、米軍の至近距離で爆発させている。

 医療関係者らによると、爆風の衝撃波が外傷性脳損傷(TBI)という負傷をもたらす。著しい記憶障害やめまい、頭痛、集中力低下などが主な症状。過去の戦争での医学的データはほとんどなく、損傷のメカニズムは分かっていない。

 国防総省の開示文書によると、同省管理の病院で03年1月から昨年末までに脳損傷と診断された米兵は約9000人。また、退役軍人省が管理する病院では07年4月から08年10月までに、約1万3000人が同様の診断を受けており、総数は2万2000人に及ぶ。さらに2万人に「疑い」があり、実数はこれを大きく上回るとみられる。詳しい診断状況が報じられるのは、米メディアも含め初めて。

 陸軍病院脳損傷センター代表のマイケル・ジャッフェ医師は取材に対し、05年以降、論文などでこうした脳損傷の発生について「強調した」と述べた。しかし、米軍が対策を本格化させたのは07年秋以降で、米国防総省は事態を認識しながら、迅速な対応を取らなかった疑いもある。

==============

 ■ことば

 ◇外傷性脳損傷(TBI)

 外力によりもたらされる脳の組織の損傷。日常生活では車の事故やスポーツでの転倒などで頭部に直接的な衝撃を受けて起きることが多い。戦場でのケースの大半は爆発の爆風によるもので、外傷がない。診断が難しく、脳機能の回復にはリハビリなどが必要。治療が遅れると症状が固定しやすい。

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毎日新聞 2009年2月17日 東京朝刊

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対テロ戦米兵:脳損傷 対策、国防総省が長期放置 発症可能性、専門家が99年に指摘
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対テロ戦米兵:脳損傷2万人以上 攻撃の爆風で--外傷なし

対テロ戦米兵:脳損傷 最新装備の盲点 生き延び、繰り返し負傷

http://mainichi.jp/select/world/news/20090217ddm001030004000c.html



同義記事

テロとの戦いと米国:第1部 見えない傷/1 妻が気づいた奇妙な行動
http://mainichi.jp/select/world/news/20090217ddm007030005000c.html

テロとの戦いと米国:第1部 見えない傷/2 帰還した息子、突然死
http://mainichi.jp/select/world/news/20090218ddm007030106000c.html

テロとの戦いと米国:第1部 見えない傷/3 脳損傷、転院で逆に悪化
http://mainichi.jp/select/world/news/20090219ddm007030174000c.html

テロとの戦いと米国:第1部 見えない傷/4 一斉検査、ようやく軌道に
http://mainichi.jp/select/world/news/20090220ddm007030042000c.html

テロとの戦いと米国:第1部 見えない傷/5止 「メカニズム解明」道遠く
http://mainichi.jp/select/world/news/20090221ddm007030033000c.html

解説:米兵脳損傷 補償認定、高い壁 「ベトナム」「湾岸」と同様に
http://mainichi.jp/select/world/news/20090221ddm007030028000c.html

対テロ戦米兵:脳損傷 最新装備の盲点 生き延び、繰り返し負傷
http://mainichi.jp/select/world/news/20090217ddm007030047000c.html

米兵脳損傷対策:国防総省が長期放置 専門家99年に指摘
http://mainichi.jp/select/world/news/20090221k0000m030136000c.html

米兵脳損傷問題:対策、国防総省が長期放置 発症可能性、専門家が99年に指摘
http://mainichi.jp/select/world/news/20090221ddm001030023000c.html



しかし、すべて事例が「爆弾の爆風」による外傷性脳損傷(TBI)だったのであろうか?。


最近、米軍は「音響兵器」、長距離音響発生装置(LRAD)をアフガンなどで使用しており、この兵器が原因ではなかろうか?とも個人的には思える。


Youtubeの動画より

LRAD 長距離音響発生装置
http://www.youtube.com/watch?v=yZwciHrSKwA



非常に強力な音波を相手に向けて発射すると、耳を劈く音波により、その場に居られなくなるくらいな状態になるようだ。

「脳の組織破壊」と言う部分に関しては、「音響兵器の発射する波長と脳組織」との「共振」により破壊してしまうのであろう。


とあるテレビのバラエティ番組でも放送していたが、「ワイングラスを声で破壊する」のと同じ状態である。


又、最近、日本政府は捕鯨反対の「シー・シェパード」に対抗する為にある種の対抗策を施したが、元々は米軍の「音響兵器」が元であろう。

無力化させるのが目的だが、過剰な放射は彼らの脳みそを「固まった豆腐」から「かき混ぜた豆腐」のようにすると言う事である。

外部からでは普通に見えても、内部破壊を起こさせる危険な兵器である。


これ以外にも米軍のソナー艦船には低周波ソナーが付いているが、この音響が原因でクジラやイルカの脳が破壊され、浜辺に大量に打ち上げられると言う問題もよく耳にする。

原因は解明しているが、報道では、毎回のように「何故、打ち上げられるのかは、未だに分かっていない」などとコメントしている。


シー・シェパードは日本の捕鯨船には近づくべきではない。

自殺行為と同じである。


又、自衛隊にも同じ事が言える。

隊員の自殺、多いのではなかろうか?、、、。

共振による「脳破壊」が原因だった事例もあるのではなかろうか?、、、。

日米軍一体化により、今後この問題は自衛隊員にも、これまで以上に多く発生してくる事であろう、、、、。




関連記事

シー・シェパードに「音のビーム」 捕鯨船が海賊対策の装置を初使用(1/2ページ)
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090207/crm0902071933019-n1.htm

シー・シェパードに「音のビーム」 捕鯨船が海賊対策の装置を初使用 (2/2ページ)
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090207/crm0902071933019-n2.htm






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3 コメント

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torl_001 (爆風による外傷性脳損傷(TBI)、発症メカニズム解明。)
2009-10-04 01:32:50
ヘルメット会社は資料もらった方が良いかもしれない、、、。

データがあれば、「安全なヘルメット」の開発も出来るのではないか?、、、。

それよりは、戦闘を止める事だ。



記事参照

米兵脳損傷問題:装備も無力 爆風、頭蓋ゆがめる 米国立研、メカニズム解明

 イラクやアフガニスタンで手製爆弾の爆風により多数の米兵が発症している外傷性脳損傷(TBI)について、爆風の圧力が頭蓋骨(ずがいこつ)にわずかなゆがみを与え、脳に過剰な負担をかけるのが原因である可能性が高いことが、米ローレンス・リバモア国立研究所の物理学者らの研究でわかった。外傷性脳損傷発症のメカニズムの詳細が報告されたのは初めて。ヘルメットなど現状の装備では防止できないことが明らかになり、米軍は対策見直しを迫られそうだ。

 同研究所のウィリアム・モス氏ら2人とロチェスター大のエリック・ブラックマン教授が3日、米科学誌「フィジカル・レビュー・レターズ」で発表した。

 外傷性脳損傷を巡っては、硬いヘルメットや頭蓋骨に守られた脳がなぜ爆風で損傷を受けるか、不明だった。

 論文では、爆発物の破壊力などを調べた実証データに基づき、発症メカニズムをコンピューターでシミュレーションした。

 その結果、2・3キロの爆弾が頭部から4・6メートルの距離で爆発した場合、秒速450メートルの超音速の衝撃波(圧力変化の波)が発生し、頭蓋骨に髪の太さである50マイクロメートル程度の微小なゆがみを与えることが分かった。

 衝撃波は標準の気圧の約2倍(2気圧)程度だが、体を通過する時間は0・7ミリ秒と極めて短いため、脳内に急激な圧力変化が生じて損傷を与える。

 米軍で使用されているヘルメットのうち、弾丸や転倒の衝撃を和らげるため内側に網を張り、ヘルメットと頭の間にすき間のあるタイプについては、すき間に衝撃波が流れ込み、未装着状態の2倍近い圧力を頭部に加えることが分かった。

 内側に特殊なクッションがあり、すき間がないタイプでも衝撃波の圧力は防げないことが判明した。また、現在の米軍装甲車では銃席から入った衝撃波が内部で乱反射し、より大きな衝撃波を生む可能性もあるという。

 衝撃波から兵士を守るヘルメットや装甲車は開発されておらず、当面は同様の脳損傷が増え続けるとみられる。【大治朋子】

毎日新聞 2009年9月10日 東京夕刊

関連記事
9月10日
米兵脳損傷問題:装備も無力 爆風、頭蓋ゆがめる 米国立研、メカニズム解明

米兵脳損傷問題:最新鋭装備のヘルメットにも死角 衝撃波、流れ込む

http://mainichi.jp/select/world/news/20090910dde001040007000c.html



米兵脳損傷問題:最新鋭装備のヘルメットにも死角 衝撃波、流れ込む

 アフガニスタンなどで多くの米兵を傷つけている外傷性脳損傷(TBI)は、現在の装備では防止できないことが最新の研究で明らかになった。米兵は、従来の戦争では死に至った爆弾攻撃でも装備のハイテク化で生き残っているが、最新鋭のヘルメットにも兵士に重い障害をもたらす「死角」があることが浮かび上がった。

 イラクやアフガンでの戦争では、爆弾による死傷率はかつてないほど低下した。その要因の一つはヘルメットの質の向上だ。現在米軍では、内側に網を張ったものや、特殊なクッションをつけたタイプが使われている。いずれも頭がヘルメットの内側に触れず、弾丸や金属片、転倒などの衝撃を和らげる。

 だがローレンス・リバモア国立研究所などの研究で、網のついたものは頭とヘルメットの間に幅約1・3センチのすき間があり、衝撃波が流れ込むことが判明。クッションをつけたタイプも、頭部が受ける圧力は、装着しない状態とほぼ変わらないことが分かった。

 今回、研究を発表したロチェスター大のエリック・ブラックマン教授は毎日新聞の取材に「転倒などの衝撃を和らげ、爆風の圧力も緩和する装備の改善が早急に必要」と話す。

 爆風による脳損傷については、耳や目、胴体から衝撃波の圧力が血管を通じて脳に伝わるとの論文を一部の学者が発表してきた。背景には「脳は硬い頭蓋骨(ずがいこつ)に守られているので直接圧力を受けない」という共通認識があった。しかし、今回の研究で、爆風の圧力が頭蓋骨にわずかなゆがみを与えるのが外傷性脳損傷の原因の可能性が高いことが明らかになった。ブラックマン教授は「強固に見えるものでも変形するという物理学的視点で、頭蓋骨の変形の可能性に注目した」という。【大治朋子】

英訳
毎日新聞 2009年9月10日 東京夕刊

関連記事
9月10日
米兵脳損傷問題:装備も無力 爆風、頭蓋ゆがめる 米国立研、メカニズム解明

米兵脳損傷問題:最新鋭装備のヘルメットにも死角 衝撃波、流れ込む

http://mainichi.jp/select/world/news/20090910dde007030011000c.html



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TB (RKSD)
2011-01-27 12:58:53
初めてコメントさせていただきます。

この記事のトラックバックをさせて頂きたいのですが、ご許可お願い致します。
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torl_001 (TB (RKSD)さん TB OKですよ。)
2011-01-28 01:04:39
ご自由に、どうぞ。
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