都立学校保護者のつぶやき

このごろ学校が何かヘン。前は都立高校と言えば「自由、自主」の校風を誇ったのに今はキュウクツで重苦しい。どうなってるの?

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NEWS23「もの言えぬ人々」を見て

 | Weblog

5月1、2日放送のTBS・TV NEWS23特集「もの言えぬ人々」が
反響を呼んでいます。都立学校教員で、都立学校保護者ねっとわーく
のメンバーでもある方から感想が届きました。

                     

 NEWS23特集「もの言えぬ人々」を見て、とても勉強になりました。
 まわりに配慮しながら、自粛により、ものを言わなくなり、ものが
言えなくなっていくことの怖さ、不安から「安全・平穏」を国家に委ね
て、監視社会を許していく傾向への警鐘でした。

 私は、最近ずうっと考えていることがあります。戦前の教員の
戦争責任という問題です。
 学校教育での国旗掲揚・国歌斉唱にたいして、教員が拘ること
について、一般の人には分かりにくい、分からないらないという
指摘がよくあります。 他にも学校には山ほど問題があるのに、
なぜ、こんなに拘らなければならないのだろうかと、自分でも疑問
に思い、気が付きました。
 
戦争に向かった時代の、教師の戦争責任について、明らかにな
っていないからではないかと
。   

『戦争に反対できなかっただけでなく、なぜ、教え子を積極的に
戦場に送り出すまでになってしまったのか?』

 ①
バカだった? 
 「客観的な国際情勢も分からず、政府や軍部の情報を鵜呑みに
 して 踊らされた、単なる無知だったのか。 知識も教養も身に
 ついていな かったのか??」

 ②弱虫だった?
 「自らの保身のために、何もできなかったのか?
 誰でも、自分の命が奪われるのは怖い。でも、その前の段階が
 あったのでは??」

  でも、ニュース23特集「もの言えぬ人々」を見て、①でも②でも
なかったのではないかと気が付きました。特集の最後に95才で
戦前を知る朝日新聞の記者の方
(注:むのたけじ氏)が、軍部や
政府から言われていないのに、社内で自粛して、反戦気分を起こ
すような表現部分をカットする取り決めがされていったことが語ら
れていました。

  会社を守る、学校を守る、組織を守る、家族を守る…ために、
まわりから攻撃されないように自粛する。自分自身の保身という
よりも、自分が含まれる集団を守るためにと思って自粛して、
まわりから攻撃されそうな発言を抑え、どんどん縮こまっていき、
何も言えなくなっていくというのは、ありそうなことだと、現在を
生きている私にも感じることができました。 

  「二人なら、言いたいことを言っているのに、もう一人が来ると、
押し黙ってしまう。」という戦争中の状況を語る発言には考えさせ
られるものがありました。 

 母たち、80才代のおばあちゃんたちの中に、 「なんだか説明
できないんだけど、最近の世間の様子が 戦前のあのいやーな
雰囲気に似てきたのよね
」 
と仰る方がいます。説明できないけれど、あのいやーな雰囲気と
いうのは、攻撃を避け、会社・学校・組織・家族…自分が含まれ
てる集団を守るために、自粛しなければならないという雰囲気な
のかも知れないと思えました。

 こんな世相の時代には、思い切って発言する人が必要。
一定の社会的な組織の中に組み込まれ、社会的な地位を得て、
仕事をしてきた人も、自分の持つ裁量の中で、自粛をせずに、
できることがあるはず。
 59才の反乱? イラク派兵違憲判決を出した裁判長、
都教委にNOと言った三鷹高校の校長。       

自分の含まれる組織を守るための自粛を振り払って、できる
ことがある人が、他にもまだいるはずですよね。
 
 口封じの「自粛」は戦争への一里塚と知りました。
 再び戦争への道を歩まないために、私たちは、もっともっと
知らなければならないことがあると思います。

 都立学校保護者ねっとわーく、根気よく都立学校校長への
手紙を送る取り組みをしていただいていましたが、三鷹高校の
校長先生のような人が出てきたという点で、やはり、意味が
あったのだと思います。
他の校長先生たちも、少しでも「もの言える校長」になって欲しい
と思いました。
 今後の他の校長先生たちの動きに期待したいですね。

                

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