小灘一紀さんの画集「神々の微笑」が届いた。
毎年、日展に行くたびに、印象に残る作品を描かれていたので、
今回、どうしても画集が欲しくなって買い求めた。
この方は、鳥取県の出身である。
鳥取は、「出雲神話」の題材であふれており、そこに着眼されたようだ。
つまり、この方の作品は、自らの故郷を掘り起こした結果、
自然に愛着を持って生まれてきたものだと言える。
郷土愛と日本神話へのロマンが、作品に一体化してるわけだから、これは強い。
ライフワークを見つけるには、これ以上の条件はないかもしれない。
ただし、古事記や日本書紀を、絵画にして説明するために描いているのではなく、
画家の題材(モチーフ)として描いておられるので、そこは間違えてはいけない。
学者でも研究者でもなく、小灘氏は、あくまで一人の画家であり芸術家なのである。
今回、美人画家ではない人の画集を、初めて買い求めてしまった。
この方の描いた「木花咲耶姫」も、なかなかに良い雰囲気を醸し出しておられた。
小灘一紀氏は、稀有な題材を持つ貴重な絵描きさんである。
小灘一紀さんの個展を 見に行かれたばかりで
お名前を知ったところでした。
ここで ご紹介されてる作品も 初めて知りました。
まさに 神話のロマンにあふれた 郷土愛が
美しい女性として 開花されてますね!!
そこに描かれる世界が、日本の神話というのもあって、とても惹かれます。
僕も、これから「木花咲耶姫」を描こうとしていますので、参考にしたいです。なるのかな?
この方は、別に美女を描きたいわけではないらしいので、自分とは趣向が違うのですが・・(笑)