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アジア最終予選OZ戦

2016-10-12 16:37:37 | サッカー

OZでのアウエー戦は当初危惧されていた展開とはならず、日本らしくはない、かなりしっかりしたサッカーをやってドローとなった。


前半、OZ側が何も出来なかったのは、あちらにとってかなり落胆の大きい内容だった。この延長でW杯本戦に出場した場合、日本よりも守備レベルが上がる相手ばかりで、これ以上の内容を期待するのは無理だからだ。


しかし、その危惧は半分は当たってはいない。日本のこの前半の守備(の出来)は南ア以来久しぶりに出来たもので、今後も持続出来るとは思えないものだったからだ。たまたま、相手が現状の自分たちよりも格上という事でチームがどうすればドロー以上に持ち込めるか、と考えた末、全員が一致して事に当たったから出来た、と言っていい。強い相手は、自チームに現実を叩きつけ大人にしてくれる、という好例ではないだろうか。


常々思っている事だが日本は、強化が可能な場所に存在していない。


戦争が好例だが、兵器は常に進歩していく。その対抗策として相手より上回った兵器を作れば良いのだから、設計目標は単純明快だ。兵器を急速に進歩させる要は、対戦相手の兵器の質なわけで、近隣諸国同士で競い合う土壌が必要となる。


日本の場合、黒船で衝撃を受けて以来、船と大砲の大きさが強国の証、と時代が変わってもそれにこだわり崩壊した。サッカーではブラジルのパスワークに衝撃を受け、欧州の戦術にあこがれを持った。兵器と戦術は相互に影響しあい、常に変化していくが、サッカーのその流れに乗るには日本は遠すぎるし、今後もこれは続く。


嘆いても仕方がない、とサッカー協会は、日本の周辺国のレベルを上げる事でこれに対抗しようとしている。ある意味、大東亜サッカー共栄圏構想とも言えなくはない。これまで繰り返されてきた歴史をみると、あまり良い考えとは思えないが…。


原口のPKの件はそもそもマーク相手でもない原口が気が付いて猛然とダッシュして戻ってきた結果なので何とも。守備専の選手ならPKを貰った選手の利き足まで考えてシュートコースを防いだだろうがそこまでは無理だろう。にしても、原口劇場だったこの試合は、中村俊輔から本田にエースが移行した南アの頃を思い出させる事になりそうだ。

この試合での香川は中央からのパスの出し手をことごとく防いだ守備のキーマンだった。OZ視点で言えば香川へのミスパスはカウンターの起点となり致命傷となる。序盤に原口の脅しが効いたせいでOZミスパス→香川→原口のイメージはむしろ相手チームにあった。結果、OZ曰く最低最悪の前半、となるわけで攻撃に全く絡まなかった香川は交代せよ、という意見は分からなくはないが「存在するだけで怖い」と思わせた日本側の作戦勝ちだった。


残り時間に浅野が入り、カウンターの脅威が増すとOZの意識は一気に引き分けモードに。結果論だが相手がパワープレイに移行しようという進撃ラッパを瞬時に打ち消したあの交代は、守備的選手を何人も投入するよりもずっと効果があった。試合展開によっては、もう少し早い時間の投入にしてもいいだろう。


今後の課題だが、今回の方法は相手の出方次第では非常に効く武器として使える。本田の位置には現状で言えば大迫が適任だろう。大迫は使い方で全く価値が変わってしまう選手なので、ドイツのクラブチームの様に試行錯誤に時間をかけるべきではない。そこは鹿島のスタッフがよく知っているはずなので利用するべきだろう。

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