トリCのブログ

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越後屋幹事長

2007-02-20 22:08:00 | 政治
実情としては中川幹事長は安倍首相とは相容れない間柄だ。戦国時代で言えば豊臣と徳川の様なもので現状で豊臣のフォローに回っているフリをしているのが中川さん。 

なので、反安倍系新聞を読めば心を痛めた中川さんが渇を入れ若くて頼りない安倍さんを後ろから強力バックアップした様に読めるようになっている。 

これで点数を稼げるのは他の閣僚より「上」を見せ付けた中川さん。損したのは安倍さん。 

この実情を自民党内の議員さんは皆、知っている。なので彼らもさすがに中川さんを名指しで非難出来ないので影で 

「あの野郎、汚ねぇ手を使うよな。バレバレじゃねえか」 

と思っている。そこから下記のセリフが出てくる。 

>首相は隣席の麻生外相に話しかけ、「これをおしゃべりと取られるんだよな」と語る。 

俺が書いた自民内での抗争の背景を知っている人であれば安倍さんのこの会話は首相の心情をよくあらわしているのだが恐らく前後の文面からはこの意味が全く分からないはずだ。 

これが反安倍派のマスコミにかかると「求心力のない首相」とばーんと紙面を飾るので首相を目指す野望バリバリの中川氏とこの手のマスコミの連中は「お主もなかなかやるのう」「いやいや幹事長こそ」となるわけだ。