鉄道模型・色差し三昧

精密な模型製品だからこそ、色差しを施しませんか?
より、魅力を引き出しましょう。
お気に入りができますよ。

スハフ12を見比べる~KATO製品とTOMIX製品

2006年11月20日 | 1:150 客車列車
「KATOのHOと大昔の香港製トミー製品の比較」と思ったひとは、裏読みのしすぎです。

茶氏から「やすらぎ」用のタネ車として、TOMIX製の12系客車を預かりました。
見たことがなかったんですよ……TOMIXの12系。
いい機会ですから、見比べてみることにしました。

「あのぅ、改造の着手は?」
「ごめんなさい、まだです。京王8000系が構内を塞いで、ただいま満線です……」

さて、皆さまに質問です。TOMIX製品はどっち?

手前と答えたかた、正解です。
箱形のベンチレーターが別パーツになっていますから、簡単に見分けられますよね?
車体の青の色調も若干違うのですが、なかなか両車とも、印象は似ております。

では、つぎの質問です。こんどはどっちがTOMIX製品でしょう?

下はKATO製品の電源エンジン部分に、わたしが色差しをしたものです。
これもよく知られているように、TOMIX製品は1~の初期車を、
KATO製品は電源の出力を強化した101~の後期車をプロトタイプにしています。
そのため、側面グリルや燃料タンク、蓄電池箱などの配置が違っているのですが、
両社ともよく調べて作り込んでありますね。
並べて見比べると、違いがよくわかって愉しくなります。
なお、実車の151番はKATO製品と妻板の窓の大きさが違うという話しも、ご存じでしょう。

それでは、つぎは?

手前のTOMIX製品のほうが、車体の色調に青みが強いのがわかります。
わたしは、慣れのせいかKATO製品の色調のほうが好きですが。
ところで、インテリアパーツの背もたれの高さにも、違いがあるのに気がつきましたか?
KATO製品は低すぎ、TOMIX製品は高すぎです。
もっとも、Nゲージをこの角度で眺めながら背もたれの高さを云々することは、あまりないと思います。
とはいえ、このせいもあってか余計にTOMIX製品のほうが暗く見えるように思います。
色差しすると、沈んでしまうかもしれません。

これが最後です。つぎは?

手前側が、TOMIX製品です。
室内灯の準備もあって、各様の省略の仕方が面白いですね。
KATO製品は尾灯の基板が大きいなぁ、と比べてみて思いました。
設計が古いのでしょうか?
どちらとも、尾灯は電球で、消灯スイッチはついていません。
TOMIX製品のテーブル表現は、わたしは煩く思うのですが。

さてと。
京王8000系の台車の色差し、明日には終わるか?
乞御期待??

~終わらなかったら、休んじゃえ。
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4 コメント

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ネタ投下どうも! (KATO好き)
2006-11-20 15:02:22
他社製品との比較、楽しいですね。
私的にはベンチレータの別パーツが羨ましいかも?
当時は何の変哲もなかった12系が貴重に見えるのも、時のなせる業でしょうか?

PS,115系の幌ですが、10-452の説明書の写真ではクモハには付いてませんね。
失礼しました。

では。
むふふ。 (ゆ~ぱぱ)
2006-11-20 17:21:21
自分もKATOの物しか持っていないので、トミックスのを見るのは初めてでした。
どちらも甲乙つけがたいですが、屋根のベンチレーター別パーツ&室内のテーブルは嬉しいですね。でもひじ掛けが無いですね。このちょこっとしたひじ掛けが色さしすると効果あり。なんですよね。
ナルホド.... (ぼうず)
2006-11-20 23:27:53
違う会社の同じ形式を比較するというのもアリですね。うむ、415の比較でもしてみようかな。塗装は違うけど(^^;
面白かった! (とりのさんぽ)
2006-11-21 00:37:40
KATO好きさん、ゆ~ぱぱさん、ぼうずさん、こんばんは。

わたしもTOMIXの12系を手に取ったのは、これが初めてでした。この両製品は仕上がりのレベルが近いだけに、比べてみると微妙な差があって面白かったですね。今回は、片や預かり物、片や整備魅了ということで中途半端なのですが、行き着くとこまで色差しをしてから比べると、また愉しいかもしれません。でも、うちの在籍車に適当なのがないんだよなぁ。

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