取手通信・医学情報社 山本 嗣信 (やまもと つぐのぶ)

医学情報社編集顧問
フリージャーナリスト

現代人にも強い改革のメッセージ

2016年10月17日 15時38分00秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力
家人にとっては、米国のシンガーソングライターのボブ・ディランさんの今年のノーベル文学賞は意外というより、「なんなの?歌手じゃないの」と違和感があったようだ。
作詞が詩であり文学の一部であることは、当方として肯定したい。
歌手なら別の賞があるはず。
そんな想いも否定派には共通するものだろう。
スウェーデン・アカデミーは授賞理由を「米国の歌の伝統において新たな詩的表現を創造した」と説明した。
西欧では概して詩人の評価が高く、第1回文学賞もフランスの詩人に与えられた経緯があある。
その先例にならえば、ディランさんの受賞は原点回帰とも受け取れる。
古代ギリシャの詩人のホメロスを引き合いに「彼らは人々に聞かれることや演奏されることを前提に詩を書いた。ディランさんも同じやり方だ」とアカデミーは称賛した。
「ボブ・ディランンがいたから今日があるような気がする。多くのことがそこから始まったと思うのだ」
聖書などあらゆる言葉を歌詞に生かし、新たな文学性を切り開いてきたディランさんは、正に「口語で表現する偉大な詩人」アカデミーの評価。
多くの問題を抱えながら、社会を改革しようと人々が苦闘した時代にディランさんはデビューした。
それから54年の長きわたり新しい創造を続ける姿は、現代人にも強い改革のメッセージを投げかけている。
毎日新聞社説
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