取手通信・医学情報社 山本 嗣信 (やまもと つぐのぶ)

医学情報社編集顧問
フリージャーナリスト

人生こそ、わが作品

2017年04月29日 12時53分18秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力
アラン、魂の医術
新田昌英著

生きやすさを探る情念論

自身の<最強の敵>がほかならぬ己心であることが多い。
憎悪や嫉妬、不満、自己嫌悪などのとらわれ、ままならぬ時がある。
この<情念>-自分自身を苦しめるネガティブな気持ちや心の癖に、どう対処すればいいのか。
本書はフランス近代思想の専門家が、『幸福論』の著者といて名高い哲学者アランの<情念論>の言説に基づき、情念と調和し、より生きやすい人生の築き方を模索する。
情念とは、思考と身体運動との円環的過程に起因するという。
情念にとらわれている状態を変えたい時、体にも働き掛けることが有効だ。
何か決断し、主体的に行動を起こすこと。
これに関連して<楽観主義>について解説する。
楽観主義は<特定の人がもつ気質や才能のようなもの>ではなく<訓練によって身につける技あるいは生活習慣>だという。
自分が本当に感じたいと思う感情を獲得する鍵も、やはり自身だ。
本書は<愛>についても言及する。
ある種の熱狂が恋情を生むが<愛は自然なものではない>
<ほんとうの感情は作品>という。
愛は自ら作りだすものであって、受け身では情念にとらわれ相手相手を恨む。
人生こそ、わが作品。
<隋自意>に生きるヒントに満ちた一冊。(信)















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