取手通信・医学情報社 山本 嗣信 (やまもと つぐのぶ)

医学情報社編集顧問
フリージャーナリスト

若者はなぜ恋をしないのか?

2016年10月29日 13時23分52秒 | 社会・文化・政治
恋をしない若者が増えている。

過去にない特異な状況

恋愛への欲求や憧れも低い


交際相手のいない未婚者(18~34歳)が男性約70%、女性約60%。
一方、いずれは結婚しようと考える未婚者は男性で約86%、女性は約90%。
今から約60年前は、お見合い結婚が全盛時代で、多くの人は恋愛結婚に憧れながらも、現実にそのような機会はなかった。
約30年前のバブル経済期は、結婚せずに恋愛を楽しむ風潮が強かった。
その意味で、恋愛をすっ飛ばして結婚を望むのは、特異だと言わざるを得ない。
若者が恋愛を敬遠する背景は?
一つは、国民の生活が豊かになって結婚生活のハードルも上がったことで、結婚相手の選別が進んでいる点だ。
日本では、結婚後は男性が主に養うと考え方が今根強い。
このため、恋愛の結果としての結婚より、経済的に安定した生活営むことを優先した結婚を望む傾向が特に女性に強い。
しかし、男性間の経済格差は広がっている。
それゆえ、結婚に至らない相手を恋愛しても無駄面倒と捉える若者が、女性だけでなく男性にも増え、気軽に恋愛しない状況になっている。
安定を求める女性は収入の低い男性との交際を「時間無駄」と考え、男性側も「交際しても結婚は断られるに違いない」として、経済状況が厳しい人ほど諦めてしまう。
恋人がいる割合も、年収に比例して低下している。
若者の性的欲求の減退も影響している。
性関係に嫌悪感を抱いている人も増えている。
恋愛に対する意欲の有無が一番の問題だ。
中央大学文学部・山田昌弘教授
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