慈恵大病院で再検査

2017年01月06日 18時54分38秒 | 日記・断片
取手駅発午前10時4分野電車で、北柏の慈恵医科大病院へ行く。
家人は、[即入院に対応したい]と、大きな黒いバックに下着やパジャマやタオル、歯ブラシセット、ヒゲそりなどを詰め込む。
「今日は、検査で入院ではないと」説明したが、「入院のため準備したから持っていく」と言い張るのだ。
しかも、本人はバイクで取手駅まで行くのに、歩いて行く当方より、家を早く出た。
「10分後に出たら、駅で待つの寒いよ」と言ったが、「待つからいい」とバイクに乗る。
隣人の春川さんが自動車で北柏の慈恵医科大病院まで送って行くと電話がある。
その好意には、甘えるわけにはいかなかった。
初雪が降った日、具合が悪くなり、取手東病院に連れて行ってもらったので、これ以上は迷惑をかけられない。
その取手病院では、入院して腸の内視鏡検査をすると言われた。
初診の血液検査と翌日の胃の検査の結果、「貧血で輸血が必要です。即入院です」とまで言われたのだ。
検査後に「明日、入院してください」と言われたのだ。
第三者の保証人も必要であった。
その時点では、貧血は血液の病気かとも疑ってみたが、「腸からの下血ですね」と断定的に言われた。
だが、入院してまで検査するのか、外来ではできないのか?と不信感を抱く。
そして、翌日の入院を無視する。
心配して、東取手病院から電話が来たのだ。
それで家人は当方の友人にそのことを伝える。
心配した友人は仕事を休んで、病院に連れていくこととなる。
その時点で、北柏の慈恵医科大学へ行きたいと言ったが、「友人は大学病院は紹介状が必要ですよ。紹介状がないと3000円くらい取られますよ。県外だし、取手市内の病院の方がいいのでは」と言う。
そうか、3000円も余分に取っれるなら、取手市内の病院で腸の内視鏡検査をするか」と気持ちを変えた。
そして、検査の結果、上行結腸にがんが見つかる。
「手術はどうします」と内科医に問われた時、「手術は慈恵医大で」と言おうとして曖昧にしてしまったのだ。
このことが問題であった。
「考えさせてください」と言うべきであった。
曖昧な態度が問題となる。
「なぜ、はっきり転院したい、紹介状を書いてください」とその場で言えなかったか?
その点、悔いが残る。
結果として、JAとりで総合医療センターにはとても迷惑をかけてしまった。
家人はすべてを友人に伝えたので、大騒ぎのような状態となる。
自分の意思をあくまで貫くべきだった。
取手東病院へ入院して検査をしていれば、柏のがん病院を紹介されていた。
検査データと紹介状を持って12月8日ころには、がん病院の診療を受けていただろう。
今日は、慈恵医大で血液検査、心電図、呼吸などの検査をする。
また、手術の前の呼吸訓練のため<コーチⅡ>という製品を病院の売店で買う。
3500円。
腹式呼吸訓練。
10回を1セットとして、1日3セット以上。
練習は毎日。
術後の肺炎などの呼吸器合併症を予防するための呼吸訓練。
口腔内細菌の誤嚥に気をつけたい。
呼吸訓練器具「インセンティブ・スパイロメーター」。
スミスメディカル・ジャパンが製造販売。
会計を終え、薬をもらってから院内の食堂で、サンドイッチとポットケーキを家人と分けて食べる。
家人は先日、スパゲティーを4分の3食べ残す。
どの店に行っても全部を食べることができず残す。
胃炎なのだという。
油っぽいものは食べられないと言う。
先日、胃の検査をしたのだ。
当方が色々心配させたのが原因という人もいるようだ。
脳と腸は微妙な関係でストレス、寝不足などは問題のようだ。
不登校は夜更かしに原因があるようだ。
仕事のストレスから朝の通勤時間に途中下車してトイレに駆け込む人もいるようだ。
今日の治療費は6200円余。
自動支払機で精算する。
結果として、短期間に3病院を渡り歩く。
「あんたのような、異常な患者は1万人に1人いるかどうか」と家人。
「ずいぶん、みんなに迷惑かけたよ」と家人は指摘。
「駄駄っこが、そのまま大人に。子どもは屁理屈を言わないけど、大人は屁理屈を並べるから始末が悪い」とも友人に言われた。
家人は家へ戻り、午後4時20分ころパートの仕事でキャノンまで。
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プロの世論誘導者として頑張ってほしい

2017年01月06日 05時02分46秒 | 社会・文化・政治・経済
「単純化」招く電子社会
民主主義の危機


国民の直接投票に欠点があると私は考えています。
アメリカの大統領選挙にせよ国民投票にせよ、二者択一でおこなれるということですねV。
フランスの場合、二者択一は最後の段階で、それまでは第3党がいます。
米国では共和党でもない民主党でもない人が増えているのに、彼らを代表する政党がありません。
国民投票は当然ながらイエスかノーか。
A案に賛成だがB案にも魅力があると思っていても、投票する時にはどちらかです。
そのため無理をする。
あるいはうそをつく。
一点の賛否が全面的な賛否に変わりやすいのですね。
それから特に国民投票の場合、結論が出た後の実施策について現実的な方策がありません。
英国がEU離脱を決めても、離脱してからどうするかを書いていないからメイ首相はもたもたしています。
3三番目は、特に国民投票の場合に代案がないということです。
EUを離脱しないけれども半分距離をおくといった対応策がない。
議会政治なら代案が出るのに、そうならない。
直接投票の欠点を深刻にするのが電子情報です。
国民投票に近いのはツイッターでしょう。
電子情報が進んだ社会では誰もが自分の意見を自由に発信できる。
そのこと自体は悪くありません。
しかい、ツイッターは短文です。
複雑なことを発信する人はまずいません。
単純な感情。
ずっと思っているのだからという惰性的な思考。
ツイッターはそういうものに向いています。
次の問題は匿名性です。
そうした世界では、人々は感情を抑えることに欠けるようです。
集団の中で気勢を上げる。
もう一つ働きやすい原理が過剰適応です。
すなわち、ある集団の中で議論をすると必ず過激な方が勝つ。
第二次世界大戦中も、天皇陛下のために死ぬとなったら特攻隊まで行き着く。
ツイッターもそうなる可能性があります。
最後に電子情報の世界にはプロの世論誘導者がいません。
新聞記者、雑誌の編集者、私たちのような寄稿者は、一応プロの訓練を受けています。
そんな「電子情報社会」の特徴を見ると、直接投票の世界と同じ形をしていることに気がつきました。
一種の無政府状態になり政治世界の無政府状態と似た現象が起きている。
それらが共鳴すると、政治の矛盾がますますひどくなります。
まず、マスコミですね。
プロの世論誘導者として頑張ってほしい。
評論家・作家 山崎正和さん
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