とねり日記

とりことや舎人(とねり)の
どげんかせんとの日々

ハルサー from Tokyo

2017年06月09日 | 田んぼ・野良仕事
田植えから6日後(代掻きから7日後)、第1回目のチェーン除草をおこなった。


田んぼに生える水性雑草(コナギなど)や湿性雑草(ヒエなど)の種は冬の間、土の中で眠っているが、春、田んぼに水が入り代掻きでトロトロになると浮力で泥田の表面に浮き上がってきて発芽し始める。
この発芽間もない雑草を掻き取るためにチェーン除草をおこなう。ただ雑草が葉を伸ばし根を張ってしまうとチェーンを引いたくらいでは取れない。一方で発芽して2~3センチに成長しないとチェーンに引っかからない。したがって代掻きから7日目くらい、雑草の子葉期のころに第1回目のチェーン除草をする。そして5~6日おきに計4回チェーンを引く。去年は3回引いただけだが、劇的に草が減った。

その第1回目のチェーン除草。
去年は田んぼの縦方向と横方向から除草機を引っぱったが、今年は縦方向だけで終いにした。
なんか田植えの疲れがたまっていて、「もうええか」と妥協した。
だが数日経って田んぼの水が澄んでくると、今ひとつ取れていない。ぞっとした。
これを放置すると、1~2か月後、大変なことになる。

2回目のチェーン除草は5日後の6月4日。
今度はしっかり除草したいなあ…
と思っていたところ、頼もしい助っ人が東京からやってきた。
自称「フーテンの重太郎」さんとその奥さん。
6月2日から3泊4日で当舎に滞在し、間の日の3日と4日はHDH(ハーフデイハルサー・半日援農)したいという。

6月4日、チェーン除草機を引っぱってもらった。


私の田んぼ靴のサイズが合わないので、靴下だけで泥田に入ってもらった。
泥田を歩くのは慣れていないのでバランスを崩しながら、愚痴一つこぼさず、「気持ちいいです」と言いながら、私と交代々々で2時間あまり引いてくれた。

その成果がこれ。


なんかモヤシみたいのがたくさん浮いてるでしょう?
コナギやヒエの子葉だ。

重太郎さんが除草機を引いている間、おくさんのE子さんは畦でヤギの好物のクズやアケビやヨモギを刈ってくれた。


前日の3日も、ヤギの放牧場の柵作りを二人で手伝ってくれた。
二人のおかげで気になっていることが片付いていく。


お昼はテラスで賄いの卵かけご飯。


宿を始めて1年あまり、初めての3連泊のお客さんだった。
舎長は食事のメニューをどう組み立てるかで直前まで緊張していた。
私は、ご本人たちにとっても充実し私たちも助かる農作業に考えをめぐらせていた。

二人が帰られて2日後、重太郎さんからメールが届いた。
「…本当に自然で、素材の旨みを引き出した…体が喜ぶ、体も心も美味しいお食事でした」
「…念願の精霊なる田んぼに入ることができ感無量でした。田んぼの土は本当に豊かな滑らかさで育んでくれたような母性愛を感じました」
そして結びの言葉
「言葉が尽くせないほどの感謝」と。

私たちの思いを超えて、お二人はわが舎の食べ物や土や暮らしを感じていただいたようで、私たちこそ、感謝です。

大好物のクズやアケビをもらって、あんたらも感謝しいや!
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