TORAとSAKURAとケ・セラ・セラ

人見知りな愛猫とのマイペースな生活

ラスト・タンゴ

2016年09月19日 | 日記

いつもの怠け癖がでて、3週間以上も更新してなかった!

書きかけては、アップできないまま保留・・・。そんな日が続いたこの数週間。

リオ・パラリンピックも、もう閉会式を迎えた。


ブラジルは本当に遠い。

私達がリオに行くことを決めた時、せっかくブラジルまで行くのだし、
南米に行けるのは最初で最後かもしれない。

それならリオだけではもったいない!以前から行ってみたかった
アルゼンチン・ブエノスアイレスにも是非行きたい!と思った。

だが、その思いはすぐにあきらめるしかなかった。

長期で行くならまだしも、一週間やそこらの日程ではアルゼンチンどころか、
ブラジル国内の移動もままならい。

そんな憧れのまま終わった街、ブエノスアイレス。

そこを舞台にアルゼンチンタンゴの伝説ペア、マリア・ニエベスとフアン・カルロス・コペスの
人生を描いた映画「ラスト・タンゴ」を観た。


    


栄光と伝説の50年のペア人生の中には、タンゴへの愛情と互いの愛憎の感情が入り乱れていた。

現在の本人(80歳と83歳)たちが語り、若い時代、壮年期を後継者であるダンサーたちが演じる。
もちろん、全盛期の映像も堪能でき、ドキュメンタリーとフィクションが織り交ざった構成となっている。





80代となった現代の二人が語る言葉は深く、若い時代を演じたダンサーペアの踊りも華麗で美しかった。

でも、マリアとファンの黄金期の映像は圧巻。誰にも真似できない二人だけのもの。

二人の脚技の凄さはもちろん、音楽と互いの呼吸と動きがぴったり一致し、絶妙な間と
よどみないタンゴステップ。 

男女がペアで踊るダンスはいろいろあるが、アルゼンチンタンゴはその究極。
心身の相性、感情がそのまま踊りに現れてしまう。


以前たまたま見たテレビのドキュメンタリーでは、タンゴペアーとして、夫婦として長年連れ添っている
二人として出演していたので、今回の映画を観てその裏側を知り、ちょっとびっくりした。





タンゴに対する愛情、情熱は二人とも変わらないが、男と女の違いか、個の考え方なのか、
いつかしかその方向性や人生との折り合いのつけ方が次第に狂いだしてしまう。

夫婦となっても嫉妬に苦しむマリア、マリア意外に最高で最強のダンスパートナーは
いないことを知るファン。

一度は解消したペアも紆余曲折ありながらも50年と続く。



 


50年生きるだけでも大変なのに、タンゴダンサーのペアとして、夫婦、男女の関係として、
想像するだけでも容易でないことは明らかだ。

でも、なんの愛憎もなく幸せな中年夫婦のタンゴを、たとえテクニックがあったとしても観て、
感動するだろうか。そんな負の感情ですら最高で完璧なタンゴを踊るには必要だったのでは、
そう思わせてしまうから皮肉なものだ。


 
 

ル・シネマでの上映はもう終了しているが、これから観る方もいるかもしれないので、
ラストには触れないでおきますが。。。

時代背景もあるかもしれないけど、芸術を極めるには女性の方が犠牲にするものや苦しみを
多く伴うのかもしれない。

ただ、それを乗り越え、掴み取った女性は、男より強く、潔く、カッコいい。



 


ブエノスアイレスへの憧れは続く。

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