「マレー諸島」
アンディ・ウォーレスが記した
マレー諸島の自然に関する博物誌。
少し反則だと思う。
まだ
この本を読み終わっていない。
基本的に
ここに書き込むものは
一度読了しているもの
にしている。
その原則を犯しても
やはり今書いてしまおうと思う。
同じ作者の
「熱帯の自然」
はこれより後に読み始めて
随分前に読み終わった。
この本は
旅のお供にしたり
他の本が読みたくないときなど
少しずつ読み進めては立ち止まり
思いついたようにまた歩み始める速度で
読み進めている。
この人の文章は心地よい。
科学者であり
かつ他者へのRespectがあることが感じられる。
Respect
日本語でうまく言い表せる言葉がないと思う。
私の中では
謙虚
に一番近い言葉だ。
この本に描かれる博物誌
もちろんそれも面白い。
でも私はこの本を読むときに
そこから何かを見つけようとして読んでいるだろうか?
おそらく
そうではなく
ただ
彼の描き出す世界を楽しむために読んでいるのだと思う。
「マレー諸島」
は大作なので
ある種の冗長さ
は免れない。
冒頭の
これからはじまる
長大なマレー諸島についての著述の序文であり
その自然の概観を記す
自然地理
の項こそ
まるで自らが鳥になり
季節風にのって
マレー諸島を俯瞰しているようなダイナミズム
を感じさせる文章だが
その後は各地域についての各論が延々と続いていく。
でもそれでよいのだと思う。
この本を読み続けている限り
私は旅の途中であり続けられる。
この本をいつか読了し
この旅が一応の終わりを告げる日がいつかやってくる。
それは少し名残惜しいと思うが
おそらくもう一度読了したページを開けば
はじめとは違う旅の続きが始まる。
この本はきっと
そういう本なのだと思う。
書籍情報
マレー諸島(上・下)アルフレッド・R.ウォーレス著 新妻昭夫訳 ちくま学芸文庫
アンディ・ウォーレスが記した
マレー諸島の自然に関する博物誌。
少し反則だと思う。
まだ
この本を読み終わっていない。
基本的に
ここに書き込むものは
一度読了しているもの
にしている。
その原則を犯しても
やはり今書いてしまおうと思う。
同じ作者の
「熱帯の自然」
はこれより後に読み始めて
随分前に読み終わった。
この本は
旅のお供にしたり
他の本が読みたくないときなど
少しずつ読み進めては立ち止まり
思いついたようにまた歩み始める速度で
読み進めている。
この人の文章は心地よい。
科学者であり
かつ他者へのRespectがあることが感じられる。
Respect
日本語でうまく言い表せる言葉がないと思う。
私の中では
謙虚
に一番近い言葉だ。
この本に描かれる博物誌
もちろんそれも面白い。
でも私はこの本を読むときに
そこから何かを見つけようとして読んでいるだろうか?
おそらく
そうではなく
ただ
彼の描き出す世界を楽しむために読んでいるのだと思う。
「マレー諸島」
は大作なので
ある種の冗長さ
は免れない。
冒頭の
これからはじまる
長大なマレー諸島についての著述の序文であり
その自然の概観を記す
自然地理
の項こそ
まるで自らが鳥になり
季節風にのって
マレー諸島を俯瞰しているようなダイナミズム
を感じさせる文章だが
その後は各地域についての各論が延々と続いていく。
でもそれでよいのだと思う。
この本を読み続けている限り
私は旅の途中であり続けられる。
この本をいつか読了し
この旅が一応の終わりを告げる日がいつかやってくる。
それは少し名残惜しいと思うが
おそらくもう一度読了したページを開けば
はじめとは違う旅の続きが始まる。
この本はきっと
そういう本なのだと思う。
書籍情報
マレー諸島(上・下)アルフレッド・R.ウォーレス著 新妻昭夫訳 ちくま学芸文庫
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