寅の子文庫の、とらのこ日記

本が読みたいけど本が読めない備忘録

終戦の日の午後~盆中墓参り

2006年08月15日 23時01分16秒 | 15年戦争
終戦の日の朝、広島の神鳥書店から本が届いた。
『一億人の昭和史/毎日新聞社刊』で戦争の本が15冊。
凄惨な写真が随所に掲載してある。
しかし目を背けてはならぬ。

皇軍は生きて虜囚の辱めを受けず、死を選ばされた。
玉砕とは、わざと身をさらけ出して敵の銃座の的となる。
万歳を叫びながら徒歩で突進して果てるのだ。

終戦の日の午後、八十になる母の供をして
年若く戦死した叔父たちの墓参りをした。

命令で万歳を言いながら走ったのかもしれない。
しかし倒れながら最後には、お母さん!と叫んだのだ。


【昭和万葉集巻四、大陸の戦火/講談社/昭和54年8月28日初版】から三首紹介。

討たれたる兵の臨終にたらちねの母を呼ぶありあはれ人の子 /佐藤徹

銃剣を抜きしかば胃袋よりふき出づる黄の粟粒を見たり /香川進

軽々と吾を抱きし看護婦の胸の温みを感じつつをり /勝山慎一


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2 コメント

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トラックバックありがとうございます (神鳥書店)
2006-08-16 10:49:57
トラックバックありがとうございます。またお邪魔させていただきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。



広島県の代表校が弱いので、最近は高校野球への関心が薄れがちです。
良い本を有難うございました。 (寅の子文庫)
2006-08-16 20:31:42
神鳥さんこんばんは。

良い本を有難うございました。

またタイミングよく、終戦の日に本が届きました。昔はこういう本は、兵隊さんの無残な姿の写真が恐くて、とてもページを開くことが出来なかったんですが、今はハラを据えて見ることが出来ます。昨日、持込みの買い取り本の中に偶然同じ本があったので、こちらでも折りをみて売り場本棚(=15年戦争の本棚)にUPしようと思います。



静岡も昔は野球王国と言われた時代があったんですが・・・夏は高校野球が良いですね。



神鳥さんコメント有難うございました。こちらこそ末長いお付き合いとなりますよう、お願い致します(^-^)/

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