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硝煙の海 (菊池金雄)
2007-11-11 16:49:01
「海なお深く」の とらの子日記を拝見しました。古本屋さんが店頭の書籍に愛情をこめて販売なさっている姿勢に敬服です。
 実は私も戦時船員の生き残りの一人で、この本の企画を知らなかったので止むを得ず表記タイトルの誠に拙い体験記を自費出版に併せ愚息の協力でHPに載せています。しかし所属会社には各船の戦時記録が無かったので自身の朧げな記憶を羅列した心もとない代物でしたがITのお陰で船員仲間数人と接触できましたので前記HP第二部に遂次追加しています。
 日本商船隊の悲劇的潰滅は日本海軍の護衛軽視=無策がもたらしたもので、目下海軍側のこれが資料を物色中ですがなかなか発掘に至りませんので何か情報がありましたら教えてください。
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[向日丸]、海防艦戦記に出ていました。 (寅の子文庫)
2007-11-11 21:17:09
菊池金雄様、コメント有難うございました。
今、ほんのさわりだけ『硝煙の海』のサイト拝見致しました。私はただの古本屋ですが、コツコツと15年戦争の戦記を集めています。あの時代を生きぬいてきた人たち、軍人もそうでない人も、戦争の中で何を考え、どう戦禍を潜りぬけてきたのか、人間の真実の姿を読みたいといつも思っています。またそういう貴重な資料・書籍を販売という手段を通して世の中の若い人たちに少しでも読んでもらえればと思います。菊池様の乗船していた[向日丸]のくだり『硝煙の海』のページを読みましたが胸衝かれる思いがします。私個人の蔵書『海防艦戦記』の878ページ、第82海防艦の戦記には[向日丸]が8月10日・一九三〇夕闇迫る、勇敢機敏なる救助活動により沈没した第82海防艦の乗員93名を救助した記録が掲載されていました。私のほうもまだまだ日が浅く、拙い駆け出し者ゆえ、なかなかお目当ての資料もなく役には立ちませんが、また良い情報見つかりました折には『硝煙の海』サイトのほうへ寄らさせていただきます。
菊池様、今後とも宜しく御願い申し上げます。
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蔵書『海防艦戦記』 (菊池金雄)
2007-11-12 06:27:10
拙サイトに触れていただき、さらに表記戦記に向日丸のことが載っているとの情報ありがとうございます。
 以前私が目にした同種戦記には救出云々が省かれていたので、海軍側の記録はそんなものかと失望感を抱いていましたが誤解が解けました。実は拙サイトの新聞記事欄にもありますが82号海防艦生存者と数年前に劇的対面し、彼らが向日丸を命の恩人と認識している真実をはあくしています。
 最近「歴史群像60」に「戦争末期の海上護衛戦」の項があったので購入してみましたが、常識程度の内容で失望しました。大井篤の海上護衛戦は肝心の用兵に触れず、物動にウエイトがあり、作戦参謀とはこの程度かと不審に思いました。ましてや82号海防艦轟沈に関しても空白でしたので表記戦記を評価します。
「戦史叢書 海上護衛戦」を図書館から借りても時間切れになるので、高価でしたが中古本を求め仔細に調べていますが肝心(不利)な護衛艦艇用兵について説明不足で、不審の念少なからずです。
 店長さんの所感のように真実を後世に伝える有志のご支援をお願いしたいと思います。
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第82海防艦について (寅の子文庫)
2007-11-12 09:57:22
菊池様、コメント有難うございます。
『海防艦戦記』によると第82海防艦は戦死117名、生存者・森武海軍少佐以下98名、計215名の氏名及び出身地の掲載がありました。先の私のコメントで93名としましたが名簿をカウントすると確かに98名になり、『硝煙の海』サイトでご紹介しています『葉隠れに生きる』の数字と一致を見ました。戦後の平和ボケの中を生かされている私たち若い世代は父母の戦争体験を次の時代の子供たちへきちんと継承する義務と責任があると思います。私の母の伯父も赤紙1枚で行き先も知らされず、南方に行く輸送船に押し込められたまま沈没したそうです。一家3人戦死して誉れの家と称えられ、家族は声を殺して泣いたそうです。
終戦から62年を経てなお精力的にご活動されている菊池様には感服の至りです。菊池様、どうかいつまでもお元気で、御身ご自愛ください。『硝煙の海』サイトのほうへもまた腰を落ち着けて読みに行きたいと思います。
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Unknown (hokura)
2007-11-12 20:17:45
当方ブログに対する関連文献に係る示唆を頂き、有難う御座いました。
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コメント有難うございました。 (寅の子文庫)
2007-11-13 07:08:18
hokura様、コメント有難うございました。
またこちらからは勝手分からず、幾度もトラックバックをしてしまい失礼致しました。今後とも宜しく御願い申し上げます。
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第82号海防艦戦記について (菊池)
2007-11-23 14:17:11
某団体から表記の戦記コピーを入手しまして歴先任将校の記録を確認しました。広島の生き残り戦友から森艦長の自分史「葉隠れに生きる」を見せてもらいましたが、同戦友も表記戦記は知りませんでした。
 とにかく敗戦間際の海軍側の公式記録で、拙サイトの記録とも符合しますので、本件の情報提供ありがとうございました。
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戦時徴用船の資料について。 (寅の子文庫)
2007-11-23 23:46:29

菊池様、コメント有難うございます。
海防艦戦記の記述がお役に立てたようで何よりです。
正直、戦時中の資料には滅多なことではお目にかかれませんが、以下に文献資料等掲載してあるサイトのページをリンクしてありますのでお知らせ致します、もしご存知であればご容赦ください。
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戦時船舶と徴用船・戦没船名簿について
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/senbotusen/siryo-deta/chobotulist-nituite.htm
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戦時船員の証言 (菊池)
2008-06-30 20:03:59
お久しぶりです。ご存知でしょうが最近光人社NF文庫から「撃沈された船員たちの記録」(底本;ダンピールの海)が発売され、黙々と最前線への兵站輸送に挺身した九死一生の船員達の生なましい証言は涙なくして読めません・・・その中に米潜に撃沈され筏で漂流中の船員が、別の米潜に救出された信じられない秘話が、向日丸と接点のあった帝北丸のことなので一文を下記に追加してみました。
http://www.geocities.jp/kaneojp/03/0374.html
 それから拙HP第三部にも駄文を載せましたのでご批評願います。
http://www.geocities.jp/kaneojp/04/0410.html
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ダンピール海峡 (寅の子文庫)
2008-07-01 04:09:51
菊池様コメント有難うございます。
その後お変わりございませんでしょうか。こちらも音無しの構えにて失礼致しました、どうぞお許しください。私のほうはとくに報告できるような新しい情報は見つけていませんでした。光人社NF文庫から出た「撃沈された船員たちの記録」のことも知りませんでした。早速、近所の書店で見てみようと思います(とても楽しみです)また勉強不足ゆえ、ダンピールという地名がどこであるかすぐには分かりませんでしたので検索で確認、ようやく内容概略が掴めたところです。私は海図が読めないので沈没艦船の位置を頭に入れるのには専らグーグルアースを使っています。文中の地図を頼りにグーグルアースを展開、拡大表示して沈没艦船の航跡に思いを馳せたりしています。

「硝煙の海」ご執筆、頭の下がる思いです。どうかご健勝で益々のサイト発展をいつもいつもお祈りしています。
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