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『X-MEN ファイナルディシジョン』、観ました。

2007-01-11 21:55:59 | 映画(あ行)


 『X-MEN ファイナルディシジョン』、観ました。(ネタバレ有り)
ミュータントを人間に変える新薬“キュア”が開発され、「人間として生きるか、
ミュータントであるべきか」という究極の選択を迫られるX-MENのメンバーたち。
また、悲劇的な最期を遂げたジーン・グレイの謎に満ちた復活。そこに世界崩壊を
企むブラザーフッドと人間たちの思惑も絡み最終決戦へと突き進んでいく‥‥。
 くしくも、この映画の直前に観たのがブライアン・シンガーの『スーパーマン
リターンズ』
。以前、その彼が監督した『X-MEN』と『2』は、数あるアメリカン
コミックの映画化でも屈指の傑作だったわけだが、今回、監督が変わっただけで、
そのパート3がこんなにも薄っぺらく見えてしまう。改めて、一人の監督が作品に
及ぼす影響の大きさについて考えさせられると同時に、彼が何故、本作ではなく、
『新スーパーマン』を選んだのか、今になってやっと分かるような気がした。
 というのも、本来、今シリーズを通してその根幹に流れるものは、能力や
姿形が異なるだけで差別され、抑圧された者の哀しみ、そして怒りだったはず。
それが今作では、対決シーンや特撮シーンばかりに重点を置き過ぎて、肝心の
テーマとなる部分が霞んで見えてこない。例えば、映画クライマックス、もはや
自身の“悪の側面”が暴走し、止められなくなったジーンが、一瞬我にかえって
主人公のウルヴァリンに《救い》を求めるシーン。結局、彼はジーンを自らの
手で殺してしまうわけだが、それまでの(ジーンが助けを求めている)展開からして、
嘘でもここは彼女の魂を救済しなくちゃいけないのでは?、だって、ウルヴァリンは
他の人の反対を押し切ってまで、彼女と戦うことを拒んだのだから。いや、仮に、
殺す選択しかなかったとしても、それはジーン自らが“死”を受け入れてこそ。
だとしたら、ここで彼女がウルヴァリンに言うべき言葉は「SAVE ME(助けて)」
じゃない。「KILL ME(殺して…)」の方がピッタリくると思うのだが。
 まぁ、そうは言っても、お顔全体からニョキっと出ててくるハリセンボン、
ただただ呆れるばかり(?)怪力男のバカ力、極めつけは巨大ブリッジを宙に
浮かせてアルカトラズ島に架けてしまう突拍子のない発想など、ミュータントの
兵(つわもの)どもが、我こそはと自慢の超能力を見せてくれる場面は楽しい。
なるほど、みんなゲイ達者だ(笑)。“お正月”ということで“かくし芸大会”
あたりでやったらウケそう。マチャアキもこれにはビックリ仰天だろッ??(笑)

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