さとね便り

山梨の巨峰農家の主婦・野菜ソムリエが、農の楽しみと里山でのベジ&フル・ライフをご紹介

5日遅れ

2010-06-08 21:37:26 | ぶどう畑
日曜日一日と月曜の午前中で、一番南の種ありぶどうの畑の房作りが完了です。

先週の水曜日からの天候の回復と、気温の上昇で、一気に花が咲きました

昨年の記録によると、房作りは5月の31日に行っています。
比べると、5日遅れ。

先週発生していた灰カビ病は、天候の回復と消毒の効果で終息している模様。
病変の部分は、乾いてかさぶたになっています。
でも、そのまま成長させても、途中で萎れたり生育障害になる危険があるので、切り落としながら進めました。

種ありのぶどうは元々、沢山の房をつけたままで房作りをしますので、少々のロスは許容範囲です。

これで、花が咲き切って、小さなぶどうのツブツブが出来たら、無駄な花房をジャンジャン切り落としていくんです。

一見無駄な事をしているようなんですが、種無しぶどうにちゃんと種が入るようにするには、意外と条件が厳しいんです。
種が出来るという事は、勿論受粉が完璧に出来なくてはいけないんですが、その為には、枝を強く伸ばしすぎない事、開花時期に花粉が沢山飛んでいる事、それから夜温が10度以上である事などが必須条件。

先日、開花を遅れさせるために、一度房の肩を切り落としたりしましたが、その効果があったのかどうか。

でも、とにかく開花の期間は概ね晴れて気温も上昇したので、まずまずの開花期だったと思います。

これで、種ありの畑は数日間放っておきます。
さーて、次はまた、種無しの房落としを再開です。

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