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クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

「イン・ザ・スープ」「スモーク(デジタルリマルター版)」を観る~早稲田松竹

2017年06月22日 07時49分32秒 | 日記

22日(木).わが家に来てから今日で995日目を迎え,自民党の憲法改正推進本部が21日午前,党本部で全議員を対象とした全体会合を開き,9条改正について憲法に「自衛隊」を明記する安倍晋三首相の提案の具体化へ調整に入ったという記事を見て感想を述べるモコタロです

 

     

        まだ「森友学園問題」も「加計学園問題」も 何にも解明してないのに 憲法改正

      論議に入るとは 自民党は今置かれている危機的状況が 分かっていないようだね

                7月2日の東京都議選で 奢れる自民がどれくらい議席を減らすかを注目してるよ

 

                                           

 

昨日,夕食に「豚の生姜焼き」「生野菜とツナのサラダ」「トマト,ベビーコーン,エリンギ,ミックスビーンズのスープ」「冷奴」を作りました

 

     

 

                                              

 

昨日,早稲田松竹で「イン・ザ・スープ」と「スモーク」の2本立てを観ました

「イン・ザ・スープ」はアレクサンダー・ロックウェル監督による1992年 日本・アメリカ合作映画(モノラル・93分)です

 

     

 

ニューヨークの安アパートに住むアルドルフォ(スティーブ・ブシェーミ)は,貧しさと闘いながら映画製作に情熱を傾ける青年だが,隣に住む美人ウェイトレス,アンジェリカ(ジェニファー・ビールス)に好意を寄せ,彼女を主演にした映画を撮りたいと思っている   生活に困ったアルドルフォは自作の脚本を売りに出したが,ある日,ジョー(シーモア・カッセル)と名乗る男が彼の脚本を千ドルで買ったうえ,資金援助まで申し出てくれた   しかし,ジョーの資金調達方法は自動車を盗んで金に換えたり,夜中に盗みに入ったりする犯罪行為そのもので,いつの間にかアルドルフォも片棒を担がされていた   一方,アンジェリカはいつも別の男が出入りしたり,部屋から不穏な音が聞こえてきたり,普通ではない生活状態だった   ジョーはアンジェリカに寄せるアルドルフォの想いを察し,アンジェリカを招いてパーティーを開き,それがきっかけで付き合うようになる   ある日,麻薬取引の片棒を担がされたアルドルフォが怒ってジョーと諍いを起こしたが,そこに居合わせたアンジェリカが誤って拳銃の弾き金を引き,弾がジョーに命中し死んでてしまう  ジョーは本当にアルドルフォの映画作りの夢を叶えるために資金調達をしていたのか,あるいは犯罪行為そのものが目的だったのか,まったく不明のまま幕を閉じる

「イン・ザ・スープ」というのは「ドツボにはまる」という意味だそうですが,映画を作ることに情熱を傾けるアルドルフォにとっては,資金援助を申し出たジョーは「ドツボにはまる」きっかけを作った張本人です   自分が作りたいと思う映画を作るには資金がいる~資金援助を申し出るスポンサーが現れる~その資金は犯罪から得たもので,自分も不本意ながらそれに加担していた~しかし,今さら取り返しがつかない~「ドツボにはまった」という流れです

この映画では,ジョーを演じたシーモア・カッセルが,怪しげではあるけれど憎めない初老の資金提供者(本当は詐欺師か)を見事に演じています

この映画は資金が頓挫したところに日本のウイルアライアンスが製作資金を投資した結果,日の目を見たそうです   なぜカラーでなくモノクロなのかよく分かりませんが,まるで古いフランス映画を観ているような気分でした

 

                                           

 

2本目の「スモーク」はウェイン・ワン監督による1995年 日本・アメリカ合作映画(113分)のデジタルリマスター版です

 

     

 

ニューヨークのブルックリンの街角で小さな煙草屋を営むオーギー・レン(ハーベイ・カイテル)は,10年以上にわたり毎日同じ場所で同じ時刻に写真を撮影している   煙草屋の常連客の一人,作家のポール・ベンジャミン(ウィリアム・ハート)は,数年前に妻を亡くして以来,スランプに陥っていた   ある日ポールは路上で車に轢かれそうになったところをラシード(ハロルド・ペリノ―)と名乗る黒人少年に助けられ,彼を2晩自宅に泊めてあげた  その数日後,ポールのところに少年の叔母だという女性が現れ,少年の本名はラシードではなく,母親は死んだが父親は生きていると言って帰って行った   少年は知り合いの不良が盗んだ大金を奪って逃げている最中だった   一方,大手新聞社からクリスマスに相応しいストーリーを書くように依頼されたポールは,オーギーに何か良い話はないかと持ち掛けると,オーギーは,毎日写真を撮っているカメラの由来を語り始める  

それによると「ある日,店で万引きに合い,犯人の少年を追いかけたが,逃げる途中で財布を落としていった.それには少年の免許証が入っていた.警察に通報しようか迷っているうちにそのままになっていた   クリスマスの日,急に思い立ってその財布を少年に返そうと思い,免許証に書かれた住所を訪ねたが,少年はおらず,祖母と思われる盲目の老女が出て来た.自分を孫と勘違いしたらしいが,クリスマスだから良いことをしようと思い孫を演じることにした   老女も多分,途中で相手が孫ではないと感づいたと思うが祖母を演じていたようだ  トイレを借りた時,箱に入った新品カメラがいくつかあり,そのうちの一つを黙ってもらってきた.それがこのカメラだ」という内容だった.その話を聞いたポールは「君は話を作るのが上手いね」と揶揄するが,オーギーは「友だちの言うことを信じられないのは友だちじゃないよね」と返す.家に帰ったポールはオーギーの語ったクリスマス・ストーリーをタイプで打ち込む

映画の冒頭,煙草屋での会話の中に「煙の重さ」の話が出てきます   煙に重さはあるかないか,という話ですが,「その昔,煙の重さを量った者がいた.最初にタバコの重さを量り,次に吸い終わったあとの灰の重さを量る.その差が煙の重さだ」というものです   こういう話好きです

素晴らしいな と思ったのは,オーギーがクリスマスの経験談として語る老女の話の中で,オーギーと老女が初めて会った時にハグして頬を寄せ合う,まさに上のポスターのシーンです   最初は「ああ,孫に会えた 」という喜びの顔が,次の瞬間に「いや,孫ではない 」という失望に変わります.しかし,その次の瞬間には「孫ではないけれど,クリスマスにわざわざ来てくれた人だ.孫だと思って演技しよう 」という諦めと決意の顔に変わります.本当に素晴らしい演技力です

ところで,オーギーは本当の経験談を語ったのか,という疑問が残りますが,ポールが指摘したように「作り話」だったのでしょう   映画の冒頭,少年が店から万引きしてオーギーに追いかけられるシーンが映し出されるので,そこは「経験談」だと思いますが,オーギーはそれに尾ひれを付けてクリスマス・ストーリーを作り上げ,ネタに困っていたポールを助けたのだと思います   どういう嘘は許されるのか,を考えさせられる作品です   とても良い映画でした

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