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クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

バッハ・コレギウム・ジャパンでバッハ「ミサ曲ロ短調BWV232」を聴く~第120回定期演奏会

2016年11月12日 09時23分12秒 | 日記

12日(土),わが家に来てから今日で775日目を迎え,アメリカの次期大統領に就任するトランプ氏がオバマ大統領と初会談したというニュースを見て 二人の会話を想像しているモコタロです

 

          

                トランプ「ねえ 僕を信用できる?」 オバマ「Yes I can?」 トランプ「その?は何」

 

  閑話休題  

 

今年もいよいよMETライブビューイングが始まります 本日からのワーグナー「トリスタンとイゾルデ」を皮切りに,来年6月中旬のR.シュトラウス「ばらの騎士」まで10作品が上映されます  さっそく昨日,新宿ピカデリーで,来週火曜日午前10時開演の「トリスタンとイゾルデ」の座席指定をとってきました  この公演ではベルリン・フィル音楽監督サイモン・ラトルが初めてMETのオーケストラ・ピットに入ります 上映時間5時間7分(休憩2回を含む)の長時間上映ですが,今回は3枚綴りの特別鑑賞券(9,300円)も利用できるのでお得です

 

          

 

          

 

          

 

  も一度,閑話休題  

 

昨夕,初台の東京オペラシティコンサートホールでバッハ・コレギウム・ジャパン(B.C.J)第120回定期演奏会を聴きました 

ホールのロビーでは,假屋崎省吾作「きらめき」がお出迎えです もうすぐ?クリスマスですね

 

          

 

この日演奏されるのはJ.S.バッハ「ミサ曲ロ短調BWV232」です 出演はソプラノ=朴瑛実,ジョアン・ラン,アルト=ダミアン・ギヨン,テノール=櫻田亮,バス=ドミニク・ヴェルナー,合唱・管弦楽=バッハ・コレギウム・ジャパン(B.C.J),指揮=鈴木雅明です

 

          

 

この曲はバッハ・コレギウム・ジャパンによる2007年 神戸松陰女子学院大学チャペルでの録音によるCDで予習しておきました

 

          

 

会場は満席に近い状況です B.C.Jの定期公演は「マタイ受難曲」「ヨハネ受難曲」「ミサ曲ロ短調」の時は例外なくこういう大入り状態になります 「ミサ曲ロ短調」はバッハの曲の中で最も規模の大きい壮大な宗教曲です 1733年頃から37年頃にかけて作曲されたと言われています.「マタイ」や「ヨハネ」の時は弦楽器,管楽器,チェンバロともに2つのグループが左右に分かれて対峙して演奏するシフトをとりますが,この「ミサ曲ロ短調」は通常の態勢をとります 中央にフラウト・トラヴェルソ,その後方にチェロ,ホルン,チェンバロ,ヴィオローネが,中央から左サイドにヴァイオリン,ヴィオラ,ティンパ二,トランペットが,右サイドにオーボエ,ファゴットがスタンバイします オケの後方に5人のソリストを含めた25名のコーラス陣が横一列に並びます

指揮者・鈴木雅明の指揮で 第1部ミサの「キリエ」が合唱で歌われます B.C.Jの合唱を聴いていつも思うのは”透明感”のある合唱だということです それと正確なドイツ語です B.C.Jは何度もドイツをはじめヨーロッパ諸国に演奏旅行に行っていますが,現地の新聞評には「いかに正確なドイツ語で歌っているか」という感嘆の言葉が寄せられているといいます

次いで「グロリア」が歌われますが,これは神の栄光を讃える賛歌で,トランペットとティンパ二の弾むような演奏とともにウキウキするほど喜びに満ちた合唱が高らかに歌われます これは「サンクトゥス」や「オザンナ」でも同様で,トランペットとティンパ二が活躍すると 宗教曲であることを忘れるほどの興奮を覚えます

ソリストたちは合唱のメンバーの一人としても歌います ソロで歌う時,二人でデュオを歌う時と場面によって組み合わせが異なりますが,ソプラノの朴瑛実とジョアン・ランはノン・ヴィブラートの美しい歌声でした ただ,今回の公演で一番良かったのはテノールの櫻田亮とアルト(男性が女声で歌う)のダミアン・ギヨンの二人です 二人とも 透明な声で,しかも まったく無理のない自然な歌い方で,聴衆を魅了しました

ソリストとコーラスを支えた管弦楽のメンバーでは,コンミスの若松夏美,フラウト・トラヴェルソ(フルート)の菅きよみ,前田りり子,オーボエの三宮正満,ファゴットの堂坂清高がいつものように素晴らしい演奏を聴かせてくれました

「ミサ曲ロ短調」は正味2時間かかる大曲ですが,鈴木雅明のメリハリの利いた小気味の良いテンポの指揮により,あっという間に終結部を迎えました 会場いっぱいの拍手とブラボーに何度もカーテンコールがありましたが,良い演奏は作曲者の偉大さを思い起こさせるものです その意味で今回の演奏は「バッハって偉大な人だったんだなあ」とあらためて認識させてくれた素晴らしい演奏でした つくづく バッハ・コレギウム・ジャパンは"少数精鋭の古楽器プロ集団"だと思いました

 

          

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