人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

山下一史+新交響楽団でサン=サーンス「交響曲第3番ハ短調”オルガン付き”」を聴く

2015年01月26日 07時01分02秒 | 日記

26日(月)。わが家に来てから121日目を迎えた、宇宙を語るモコタロです 

 

          

             ぼくの隣にある丸いのは木星だよ 木製じゃないけど

 

  閑話休題  

 

昨日午前、「東京・春・音楽祭2015」のコンサートのうち3月13日(金)の「オープニング・コンサート」と4月5日(日)のマラソン・コンサート「古典派~楽都ウィーンの音楽家たち」(5部構成)のチケットをネットで手配しました 両公演とも”登録会員優先発売”がないので、一般発売の昨日、一斉に発売開始となったのです ギリギリまで公演内容が公表されなかったので、昨日の発売時になって初めて内容を知った有様です 遅くとも前日までには大まかなプログラムを公表すべきではないか、と思います        

3月13日(金)午後7時から東京文化会館小ホールで開かれる「オープニング・コンサート~春が来た」ですが、ヴァイオリンのダニエル・ゲーデ、小森谷巧ほか読響のメンバーが中心となってヴィヴァルディの「四季」ほかを演奏するようです

4月5日(日)の「東京春祭マラソン・コンサート 古典派~楽都ウィーンの音楽家たち」は5部構成になっています 第1部は午前11時から、第2部は午後1時から、第3部は午後3時から、第4部は午後5時から、第5部は午後7時からとなっています。私は時間の関係で、午後1時からの第2部と午後3時からの第3部を聴くことにしました

第2部はハイドン「交響曲第96番」から第2楽章、ヘンデル「メサイア」から、ハイドン「天地創造」から、プレイエル「ピアノ三重奏曲」から他が演奏されます

第3部はモーツアルト(フンメル編)「交響曲第40番jト短調」、同「結社員の旅」、クレメンティ「ピアノ・ソナチネ」から、ザロモン「歌曲」他が演奏されます

いずれも出演者は未定とのことです。昨年は、この時期にはすべてのプログラムが確定していたように思います。今年は大分戸惑っているようですね 

結局、今年の東京春祭は次の11公演聴くことになります

3月13日(金)「オープニング・コンサート」

3月18日(水)「ミュージアム・コンサート~N響メンバーによる弦楽四重奏」

3月20日(金)「東京春祭チェンバー・オーケストラ」

3月21日(土)「リヒテルに捧ぐ~舞踏協奏曲”オーバード”」

3月22日(日)「ベートーヴェン”七重奏曲”~若き名手たちによる室内楽の極」

3月25日(水)「ブラームスの室内楽」

4月4日(土) 「ニーベルングの指環~ワルキューレ」 マレク・ヤノフスキ+NHK交響楽団

4月5日(日) 「マラソン・コンサート:古典派~古都ウィーンの音楽家たち」第2部

4月5日(日) 「              〃                   」第3部

4月9日(木) 「スクリャービンー野平一郎」

4月12日(日)「ベルリオーズ”レクイエム”」 大野和士+東京都交響楽団

 

 

          

 

  も一度、閑話休題  

 

昨日、池袋の東京芸術劇場で新交響楽団第228回演奏会を聴きました プログラムは①ベルリオーズ「序曲”ローマの謝肉祭”」、②チャイコフスキー「バレエ音楽”白鳥の湖”」から抜粋、③サン=サーンス「交響曲第3番”オルガン付き”」。指揮は山下一史です

 

          

 

自席は1階N-13番、センターブロック左通路側です。会場はほぼ満席 新交響楽団のコンサートに来ていつも思うのは、アマチュア・オケでこれだけの動員数は凄いということです。もちろん演奏する楽団員のご家族をはじめ会社や学校の同僚、知人などが多数お見えになっているとは思いますが、それにしても毎回ですから驚きます 創立指揮者が芥川也寸志氏ですから、歴史と伝統のあるオケであることが、今の実力と人気に繋がっているのだと思います

ステージの左右の袖から楽員が次々と入場し、立ったままの姿勢でコンマス(女性なので正確にはコンサート・ミストレス)の堀内真実さんを迎えます プログラムに掲載された楽員名簿によると、彼女は青山学院高等部教諭となっています。楽員の職業は公務員、学生、自営業、民間会社と様々です

指揮者の山下一史が登場、1曲目のベルリオーズ「序曲:ローマの謝肉祭」の演奏に入ります。華やかな序奏に続いて、コーラングレによるメランコリックなメロディーが奏でられます この序曲の聴かせどころですが、良かったですね また、ヴィオラが良い音で響いていました

2曲目はチャイコフスキーのバレエ音楽「白鳥の湖」から8曲を抜粋して演奏します。①導入曲、②情景、③ワルツ、④情景、⑤Eパ・ダクシオンより、⑥ハンガリーの踊り(チャルダーシュ)、⑦スペインの踊り、⑧情景・終曲です

娘が小学生の時クラシック・バレエを習っていたので、「情景」を聴きながら、子供たちを連れてバレエを観に行った時のことを思い出していました。今は無き新宿厚生年金会館でした

「ワルツ」は良いですね チャイコフスキーの魅力たっぷりの曲想です

「E・パ・ダクシオン」では木管とハープが演奏されますが、ハープ奏者は珍しく男性です。名簿には「賛助」とあったのでプロの人でしょう 非常に良い演奏でした。続いて独奏ヴァイオリンによって美しいメロディーが奏でられますが、コンミスの堀内さんの演奏は素晴らしかったです

最後の「情景・終曲」はまさに「チャイコフスキー・ワールド」の集大成とでも言うべき大団円で終わります 管楽器も、弦楽器も、打楽器も、大迫力でチャイコフスキーの音楽の魅力を引き出していました

 

          

 

休憩後はサン=サーンスの「交響曲第3番ハ短調”オルガン付き”」です。ステージ後ろの2階席にあるパイプオルガンの椅子には鈴木隆太がスタンバイします。オルガンは「バロック面」ではなく「モダーン面」がその偉容を誇っています

交響曲は通常4つの楽章から成りますが、この曲は2つの楽章から成ります しかし、音楽的には1つの楽章が前半と後半の2部に分かれているので実質的には4部構成になっています

第1楽章の前半はアダージョの序奏とアレグロ・モデラートの主部から成りますが、後で出てくるメロディーのほとんどが登場します 後半は静かなオルガンの響きに乗せて美しいメロディーが聴かれます

一転、第2楽章冒頭は激しい慟哭のような劇的なメロディーが強奏されます そして後半は力強いパイプオルガンの演奏で幕を開けます。オケは渾身の力でサン=サーンス最後の交響曲に対峙します

管楽器、弦楽器、そして、観ていて気持ちの良いのはセンター後方に陣取るティンパ二奏者です ”中高年の星”と言っておきましょう 胸のすくような演奏です

渾身の演奏を展開した新交響楽団の皆さんにあらためて拍手を送ります 昨夜は当然、池袋で打ち上げだったでしょうが、さぞかし乾杯のビールは美味かったでしょうね

次回は4月19日(日)午後2時から、ショスタコーヴィチ「交響曲第10番」他が演奏されますが、私は東響の定期演奏会の予定が入っているので残念ながら聴きに行けません その次は7月26日(日)午後2時から、マーラー「交響曲第4番」他が演奏されます。今のところコンサートの予定がないのでスケジュール表に印を付けておくことにします

 

  も一度、閑話休題  

 

昨日聴いたCDはマルタ・アルゲリッチの弾くショパン「ピアノ・ソナタ第3番」と、ユリアンナ・アヴデーエワの弾くプロコフィエフの「ピアノ・ソナタ第7番”戦争ソナタ”」の2枚です 今夕、日経ホールでオルガ・シェプスの演奏を聴くので、その予習です。アルゲリッチのアルバムは本当に久しぶりに聴きましたが、新鮮でした。一音一音が粒立っていました

 

 

          

 

          

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