人生の目的は音楽だ!toraのブログへようこそ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

チャップリン主演「独裁者」~ワーグナー「ローエングリン前奏曲」が流れる,カトリーヌ・ドヌーヴ主演「終電車」を観る

2017年05月16日 08時03分20秒 | 日記

16日(火).わが家に来てから今日で958日目を迎え,北朝鮮の新たな弾道ミサイル発射を受け,日本と米国,韓国の3か国が14日,国連安保理事会に緊急会合の開催を要請したというニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

       

        「対話」を求めたのに 面目を潰された韓国文大統領が叫んだ  コリァあかんわ!ってか 

 

                     

 

昨夕,さっそくスープ専門の料理本を参考にして「ミネストローネ」を作りました あとは「鮭のハラスのネギ塩焼き」「生野菜とワカメのサラダ」「冷奴」です 「ミネストローネ」は初挑戦ですが,子どもたちの評価は上々でした

 

       

 

                     

 

昨日,池袋の新文芸坐で「独裁者」と「終電車」の2本立てを観ました 「独裁者」はチャールズ・チャップリン製作・監督・脚本・主演(2役)の1940年アメリカ映画(125分)です この作品は無声映画で世界に名を轟かせたチャップリンの初のトーキー映画で,ヒトラーを皮肉ったコメディ映画です

 

       

 

時は第1次大戦末期.トメニア国の兵士として戦線に出ていたユダヤ人の床屋チャーリーは,戦傷によりすべての記憶を失ってしまう 戦後,トメニアはヒンケルが支配する独裁国家となりユダヤ人迫害を開始する そんな中,記憶喪失のため激変した世の中の状況を知らないチャーリーが退院しゲットー(ユダヤ人居住地域)に帰ってくる.つかの間の幸せの後,彼はユダヤ人として追われる身となる ひょんなことから,彼は顔が似ているヒンケルと間違えられ,大衆の前で大演説をぶつことになる

この映画は映画館で,あるいはテレビで何度か観たことがあるはずなのに,あまり内容は覚えていませんでした まして使われた音楽がどんなものだったかなどまったく覚えていませんでした

今回あらためて「独裁者」を観て,さすがはチャップリンと思ったのは音楽の使い方です まず,ヒンケルが地球儀の風船を弄ぶシーンではワーグナーの「ローエングリン」前奏曲が流れます この曲は,この映画のラストシーンで,ヒンケルに扮したチャーリーが民主主義の理想を訴える演説の後にも流れます.ヒットラーはワーグナーを崇拝していたので,チャップリンはワーグナーの音楽をヒットラーから民衆の手に取り戻したという意味を込めて使ったのでしょう

次に,床屋のチャーリーがラジオから流れるブラームスの「ハンガリー舞曲第5番」に合わせて男性客の髭を剃るシーンは最高のギャグです 男の顎にシェービングクリームを塗り,剃刀で髭をそっていくのですが,音楽に合わせて刃物を動かす手の動きに,観ている方はハラハラドキドキです 音楽が終わると同時に髭を剃り終わるのも最高のギャグです

この2曲のほかにも,例えばベートーヴェンの第九の合唱のテーマなどがアレンジされてごく短く流れてきたりして,油断が出来ません 逆に舞踏会のシーンではヨハン・シュトラウスのワルツなどは一切使わず,オリジナルの音楽を使っています.見識です

チャップリンの映画は思わず笑ってしまうコメディです.しかし,可笑しいだけでなくペーソスがあります いま日本のテレビはまるで吉本興業に乗っ取られたかのように,どのチャンネルをつけてもお笑い番組ばかりで,可笑しいだけでペーソスがありません だから私はニュース番組以外は観ないようにしています.これ以上バカになりたくないですから

 

       

 

                     

 

2本目の「終電車」はフランソワ・トリュフォー監督による1981年フランス映画(131分)です ナチ占領下のパリを舞台に,劇場を守る一人の女優の愛を描いています

 

       

 

舞台は第二次世界大戦中,ナチ占領下のパリ.人々は夜間外出を禁止され,地下鉄の終電車に殺到する しかし,逆にそのためか,映画館や劇場は活況を呈していた そんな劇場の一つモンマルトル劇場の支配人であり演出家のルカ・シュタイナーは,ユダヤ人であるがために,南米に逃亡し劇場の経営を妻であり看板女優のマリオンに任せているように見せかけて,地下で極秘に生活していた マリオンはルカが翻訳したノルゥエーの戯曲「消えた女」の上演に向けてリハーサルを重ねる 彼女は次第に相手役のベルナールに心を奪われるようになる

この映画は,言うまでもなく「女優を演じる女優」のカトリーヌ・ドヌーヴに尽きます 監督のフランソワ・トリュフォーは好きで,「大人は分かってくれない」「突然炎のごとく」等の初期の作品から「隣の女」まで結構観ています どこかの映画館で特集を組んでくれないかなと思っています

 

ジャンル:
ウェブログ
コメント (2)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« サントリーホール チェンバー... | トップ | タリス・スコラーズのチケッ... »
最近の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
いつもお見事! (kinshiro)
2017-05-16 14:11:04
お久しぶりです

時々拝見しながら、お食事の献立はかなり参考にさせて頂いてます。 主婦歴40年と数か月!ネタ切れであります(笑)

鮭のハラスは大好きですが、ネギをねぇ~~さすが!

ミネステローネもご無沙汰でしたが、新玉ねぎが沢山あるので、新ジャガが取れたらやってみましょう♪

チャップリン・・・幼い頃映画好きの両親に連れられて色々と見ましたが、そんな幼いといっても小学生だったかしら・・とても印象的で、コンビーフの中にコインを入れて、くじを引かせるシーンはいまだに覚えてます♪

そっかぁ・・バックミュージックね・・・確かに・・・何度も見なければそこまで気持ちが行き届きませんね。
映画も見に行くチャンスがなくなりましたが、こうしてヒントを頂くとまた観点を変えて楽しむ方向性が出ますね。

それにしても、本当に、毎日、毎日・・題材の豊富さに敬服しています。
今年のラ・フォール・ジュルネは、忙しくいかれませんでしたが、例年より良いチケットが結構残っていたお息子が言っていました。
お嫁ちゃんを見つけるより、音楽の息子・・・母の悩みどころです^^;

プローストも引き換えチケットが来ましたが、川崎よりもう一つ遠くなって・・・住環境は抜群の田舎ですが、文化の遠さが悩みの種です。
いつもご購読ありがとうございます (tora)
2017-05-16 20:14:29
kinshiroさん,コメントありがとうございました.
わが家では娘が定職に就いたと思ったら,来年大学院を修了する息子が就活です.親の心配は絶えません

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。