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クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

「ル・ポン国際音楽祭」東京特別公演を聴く~モーツアルト「ディヴェルティメント第5番」,ブラームス「セレナーデ第1番」他

2016年10月18日 08時09分33秒 | 日記

18日(火).体調不良が続いています 今日は昼間のコンサートを取り止め,家で身体を休めて明日以降のコンサートに備えようと思います

ということで,わが家に来てから今日で750日目を迎え,イラクが過激派組織「イスラム国(IS)」の国内最大拠点 モスル を開放する軍事作戦を始めたというニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

          

            ISを一掃したら 喜びモスル 隣の国はシリアせん とは言わない 

 

  閑話休題  

 

昨日は,夕食に「クリームシチュー」と「生野菜とサーモンのサラダ」を作りました 寒い夜はシチューがいいですね

 

          

 

  も一度,閑話休題  

 

昨夕,サントリーホールで「ル・ポン国際音楽祭 赤穂・姫路2016 10周年記念東京特別公演」を聴きました プログラムは①モーツアルト「オーボエ,クラリネット,バスーンのためのディヴェルティメント第5番K.439b」,②ドヴォルザーク「夜想曲ロ長調」,③シェーンベルク(ウェーベルン編)「室内交響曲第1番」,④マルティヌー「マドリガル・ソナタ」,⑤ブラームス「セレナーデ第1番」です

「ル・ポン国際音楽祭」は2007年に,ベルリン・フィルのコンマス・樫本大進が母親の出身地の赤穂と姫路で始めた音楽祭で,今回は東京に打って出てきました

 

          

 

自席は1階14列4番,センターグロック左通路側です.会場はほぼ満席です

1曲目のモーツアルト「オーボエ,クラリネット,バスーンのためのディヴェルティメント第5番K.439b」は,もともと3つのバセット・ホルンのために作曲した作品ですが,この日の編成は,その後 楽譜出版社が出版した編曲版の一つです オーボエ=古部賢一(新日本フィル首席),クラリネット=アンドレアス・オッテンザマー,バス―ン=ジルベール・オダンによる演奏です 

この曲はクラリネット=アルフレート・プリンツ,ペーター・シュミードル,バス―ン=ディトマール・ツェーマンによるCDで予習しておきました

 

          

 

予習で聴いたクラリネット2本とバス―ンによる演奏よりも,オーボエが加わることによって 特に高音部の色彩感が出て,いかにもディヴェルティメント(喜遊曲)という感じが出たように思います

2曲目のドヴォルザーク「夜想曲ロ長調」は,もともと「弦楽四重奏曲第4番」や「弦楽五重奏曲第2番」の緩徐楽章のために作曲されたものですが,一つの作品の一楽章にしておくのはもったいない,という判断から独立した曲として成立しました

演奏は,ヴァイオリン=紅一点のナタリア・ロメイコ,樫本大進,ヴィオラ=アントワン・タメスティ,チェロ=クラウディオ・ボルケス,ピアノーエリック・ル・サージュです ひたすら穏やかで静かな曲です.ドヴォルザークの緩徐楽章の良さが現れた佳品です

3曲目のシェーンベルク(ウェーベルン編)「室内交響曲第1番作品9」は,ピアノ=エリック・ル・サージュ,ヴァイオリン=樫本大進,チェロ=クラウディオ・ボルケス,フルート=エマニュエル・パユ,クラリネット=ポール・メイエによる演奏です この曲は当初,管楽器10本,弦楽器5挺という編成の曲でしたが,その後,弟子のウェーベルンが5つの楽器の編成に編曲しました

冒頭の混沌とした音楽を聴いていると,5人がそれぞれ勝手に演奏しているようにしか聴こえません どうしてシェーンベルクという人はこういう訳の分からない曲を書くのか 理解に苦しみます.そのうちメロディーらしきフレーズが出てきて一息つくのですが,またしてもカオスが再現するともうお手上げです 「革新的な和声」とか「無調」とか言われていますが,頭が混乱する音楽は耳が拒否反応を起こします.私は古い人間なんでしょうね

どうでもいいことですが,この時のピアノの譜めくりの女性が凄かった ル・サージュの椅子の斜め後方にかなり離れて座っているのですが,譜面をめくるタイミングになると,サッと立ってサッと譜面に手をかけてサッとめくってサッと元の位置に戻るのです この曲はテンポが速いので 譜面をめくるタイミングが短いのですが,彼女の条件反射的な素早い反応には舌を巻きました

余談ですが,演奏が始まる前から,自席の左サイドの壁際から空調のような「ゴー」という音が聴こえてきてすごく気になりました 周りの人も気にしていたようです(休憩後は消えました).サントリーホールで空調の音というのはあり得ないのですが,何だったんでしょうか

 

          

 

休憩後,席に着こうとすると,2階RB席辺りで拍手が起こっています 何だろうと思って見上げて見たら,美智子妃殿下がRB席に着くところでした RB席=ロイヤル・ボックス(皇室席)ですね

休憩後最初の曲はマルティヌー「マドリガル・ソナタ」です マドリガルというのは14世紀にイタリアで発祥した歌曲の形式です.フルート=エマニュエル・パユ,ヴァイオリン=ナタリア・ロメイコ,ピアノ=エリック・ル・サージュによる演奏です.これは楽しい曲でした

最後の曲,ブラームス「セレナーデ第1番作品11」は,最初,弦楽器と管楽器のための室内楽作品として1857年に作曲されましたが,1860年に管弦楽用に編曲され,室内楽用は廃棄されています 今回は,アルゼンチンの作曲家ホルヘ・ロッターが1987年に復元した九重奏版によって演奏されます ヴァイオリン=樫本大進.ヴィオラ=アントワン・タメスティ,チェロ=堤剛,フルート=エマニュエル・パユ,クラリネット=アンドレアス・オッテンザマー,ポール・メイエ,バス―ン=ジルベール・オダン,ホルン=ラデク・バボラークによる演奏です

この曲はフランチェスコ・ダヴォロス指揮フィルハーモニア管弦楽団によるCDで予習しておきました

 

          

 

予習で聴いた管弦楽版による演奏が頭のあるので,どうしても目の前の演奏と比較して聴いてしまうのですが,管弦楽版の方が楽器が多いということもあって音楽に厚みがあるという感じがします それに比べ,九重奏版は厚みがない(楽器編成に対して会場が大きすぎる)代わりに,個々の楽器の音がクリアで,どの楽器がどういうメロディーを奏でているのかが明確です

演奏は,ワールドクラスのアーティスト揃いなので,誰がどうと言うことが出来ないのですが,強いて言えば,ホルンのバボラークとフルートのパユの演奏が冴えわたっていたと思います

風邪気味で体調が最悪の状態でしたが,聴きに行って良かったと思います

ところで,東京公演のプログラム(上の写真)には,演奏曲目の解説や出演者のプロフィールが載っていません それが知りたければ有料の総合プログラム(下の写真)を別に買わなければなりません プログラムを参考にしながらブログを書く立場からは買わざるを得ないのです.しかたないので500円を投資して買い求めましたが,はっきり言ってせいぜい300円が良いところです 国内公演では在京オケの定期演奏会以外のコンサートで時々こういう売り方を経験しますが,クラシック音楽の大衆化を目指すのであれば,オペラを除いても良いと思いますが,プログラムにすべての情報を掲載すべきでしょう

 

          

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2 コメント

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シェーンベルク (コミミ)
2016-10-18 09:09:03
いつも楽しく拝読させて頂いております
寝息、というかいびきだったらしいですよ

シェーンベルク、わたしのお隣席の女性はいたく気に入ったらしく
皇后陛下に聴いて頂けたらよかったのになあ、とまで仰ってました

わたしもさっぱりでしたけど(笑)
イビキでしたか! (tora)
2016-10-18 09:27:18
コミミさん,コメントありがとうございました.
あれはイビキだったのですか!!
曲間に前の方の席のお客さんが立ち上がって,アテンダントの人を呼んで何やら訴えていましたが,そのことだったのでしょうか.
それにしても,とても大きな音で,とてもイビキとは思えませんでした.
近くにそういう人がいたら「顔に濡れタオル」をかぶせます

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