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IBM BlueGene/L とストレージ [05/03/18]

2006-01-06 | SuperComputer
かなり Deepな話題ですが、IBM BlueGene/Lとストレージの関係を調べました。
というより、次のワークショップの資料から判明しました:

"BlueGene System Software Workshop", February 23-24, 2005
 http://www-unix.mcs.anl.gov/~beckman/bluegene/SSW-Utah-2005/

これによると、世界最速のスーパーコンピュータと認定されている
Lawrence Livermore National Laboratory(LLNL) だけでなく規模は違いますが、
San Diego Supercomputer Center(SDSC)と Argonne National Laboratory(ANL)
に BluGene/Lは導入されています。

何がすごいかというと、各サイトで
 LLNL : Luster ( http://www.lustre.org/
 SDSC : IBM GPFS (以下の Redbooksを参照 )
 ANL : PVFS2 ( http://www.pvfs.org/pvfs2/ )
と異なるパラレルファイルシステムを採用してチューニングしていることです!
予算もそうですが、人材の厚さに圧倒的な違いですね・・・
 IBM GPFSについては、次の Redbooksが参考になるかと思います:
"Linux Clustering with CSM and GPFS", 28 January 2004
 http://publib-b.boulder.ibm.com/abstracts/sg246601.html?Open
IBM社で提供している Linuxクラスターソリューション全体をまとめたものですが、
GPFSについての概略とインプリメンテーションと管理方法が説明されています。

Lusterについてはご存知かもしれませんが HP社が製品化しています:
 http://h50146.www5.hp.com/solutions/hpc/hardware/hpsfs/
 "HP StorageWorks Scalable File Share(SFS)は、Lustre技術に基づいた
 クラスタシステム用高性能ファイルシステムで、Linuxクラスタのために
 強力な高帯域幅を実現できるスケーラブルなストレージソリューションを
 提供します。"
オープンソフトウェアのファイルシステムをメーカが製品化してサポートして
くれるのは非常にありがたいことです。
 ところで、同じ Object-Based Storageある Panasasとの性能比較はどうで
しょうかね?


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