樹生の樹 番外編

「樹生の樹」エピソードを父親視点で投稿

山猫は眠る

2016-12-22 00:00:00 | 装備年鑑

「軍人の特技」
戦況が許せば 如何なる環境でも眠り
体力を温存・回復する

雪降が降り 凍てつく大地に
ライフルを構え息を潜め 眠る

どしゃ降りの雨に打たれ
草木にまみれ
大地と共に眠る

いつき隊員も 眠る
如何なる環境でも 眠る

★★幕舎用寝具セット内容品 「まくら」★★

いつき隊員は 寝返りをうつことは無いが
緊張すると 上半身をそったり、丸めたりするため
市販の枕では 高さや固さの面で良くても
いつの間にか 枕から頭が落ちてしまう。
また、お口のタオルは欠かせない。
そこで 専用のまくらの開発に着手した。

◎ 試作品

まくらの中央付近にくぼみを設け 左右どちらの方向を向いて寝ても良いように開発された。
(くぼみの部分に肩が入る)
開発当初は画期的なアイディアと思われたが
向いている方向と反対側の突起部が肩に当たる事が判明
対策として 中央付近のくぼみ部分を広げる事が検討されたが、頭が落ちてしまう可能性があり同型の開発は終了した。

↑ 試作品は「キャンプKAMAYOU」で現在も使用されている。

↑同時期に開発されたほのき隊員用のまくら


◎ ブーメラン・ピロー(別名 ベベンまくら)

上半身をそっても 丸めても どちらにも対応できるように ブーメランの形を採用した。
しかし、いつき隊員の動きに合わせて まくらが徐々に上方にずれ 夜中にいつき隊員の「う~ん う~ん」と言うもがく様な声に起こされ 見てみると

うなりやベベン状態」になっている。
まくらの幅が狭い為 摩擦抵抗が減り まくらが上方に移動してしまう事が判明
対策として まくらの幅を広くするか 裏面にマジックテープ等を装着して摩擦を増す事を検討したが
まくらが大きくなる事や 布団を痛める等によりブーメラン型の開発は終了した。

◎ 15式ピロー(2015年2月製造)

いつき隊員の上半身の動きと頭の可動範囲を再度調査した結果 上半身を反るときは さほど頭部は後方に動かない事が判明
前方への頭部の動きに対応したまくらの開発に着手する事になった。
(写真右方向に顔が向く)
片側のみの突起部であるため
体の向きに合わせてリバーシブル(まくらを裏返す)になっている。
現在、最も長く使用されている。
◎欠点 左右の体位を帰る時 まくらを裏返す手間がかかる。

☆☆☆☆☆☆☆

いつきが私の作ったまくらで寝る時は
体調が良い時

体調を崩し、熱が出ると
まくらは使えない。

勿論、熱が出ればアイスノンや水枕で
頭部を冷やす為

呼吸も早く、うんうんと苦しそうな声を出すいつき
親なら誰でも思う 代わってあげる事ができたら と

添い寝をしておでこをなでながら
「頑張れ いつくん。パパもママも傍に居るぞ」
「いつくんは強い子だ きっとすぐに良くなるぞ」
といつきを励ます。

まくらで寝るいつき
我子の寝顔を見る時
最高の喜びを得る。



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