高血糖が気になる人は

欧米人はもともとインスリンの分泌能力が日本人より高いので、糖質の高い食品を摂ると血糖値が上がる前にスンスリンがどんどん出ます。

そうすると体内の糖は脂肪細胞の方へ取り込まれていくので、必然的に太りやすくなります。

そうして肥満になると今度は脂肪細胞の方からインスリンの働きを邪魔する物質が出てきてインスリンは出ていても自由に働けなくなってしまい、血管の中から糖を細胞に放り込めなくなります。

そして、糖尿病を発症します。だから欧米人の場合は糖尿病に対する食事療法として、カロリー制限が良いとされています。

しかし、日本人はもともと欧米人よりもインスリンの分泌能力が弱いので、肥満になる前にインスリンが相対的に不足し痩せていても糖尿病になってしまう人が多くいます。

日本人の６人に１人は血糖異常で、４０歳以上だと３人に１人が糖尿病予備軍とされます。

基本的に高血糖が気になる人は、食事と運動で血糖値を上げないよう日々コントロールをしながら生活するのが理想ですが、それだけでは血糖値が下がらずヘモグロビンの値もコントロールが不十分だと薬物療法をせざるをえません。

その状態になると、すでにすい臓にかなり負担がかかっています。

すい臓が正常に機能しなくなるとインスリンが分泌されなくなり血糖値が上がりっぱなしの状態になってしまいます。

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