野口敏夫プライベートブログ

私の周りで起こった出来事や日頃思ったことなど個人的で気ままなブログとなっています。

妻・再入所後の容態(73)

2017-02-12 14:42:58 | 健康・病気

                                                   最近の妻の病状(129)

 今日(2/12)は日曜日なので、いつものように2週間ぶりに次男とともに妻の許へ。

 ふと見ると施設の入り口のところにお雛様が飾ってあり、そういえば、もうすぐ桃の節句であることに気付いた。

 妻は、次男が来るときは日曜日だということは頭に入っているらしく、次男の顔を見るなり、「今日は日曜日ね」と言った。
 そればかりか、「今日は何日かな?」と、こちらの問いに対し「2月28日」と答えたではないか! いつもなら「わからない」の1点張りだっただけにこれにはびっくりした。
 思わず私が「ははぁん、あれを見たな」と言うと、妻はしきりに「見てない」を繰り返す。終いには目に涙まで浮かべて抗議された。(「あれ」とは広間のテレビの下に大きくその日の日付が貼り出されている紙のことで、私としては、いつもそれを見て今日は何日かを知るように、と妻に教えていたことから、よくそれを見てくれたと、むしろ褒めたつもりだったのだが―――)
 次男は優しい性格なので、「そう、見てない、見てないよね」としきりに宥めたので、妻も泣き止んだが、どうして泣いてまで反発したのだろうか?

 妻が機嫌を直したところで、次男が、「お母さん、今月は僕の誕生日なんだけど、何日だか覚えてる?」と訊いたが、それには「わからない」との答え。「わからないんじゃなくて、覚えてないんだよね」と言い直させたが、今度は次男の方ががっくり。極めつけは、息子が「2月19日だよ」と言った後、「何歳になると思う?」と訊いた時、「30歳!」と答えたので更に愕然としていた。実際は46歳なのだが。

 その後、いつものように、フルーツゼリーの摂取、ニッバチ10回戦、7並べ1回のルーチンをこなした後、広間の指定席に連れて行くと、ちょうどカラオケがかかっていたので、妻は腰を下ろすなりすぐ歌いだした。聞いていると、知らない歌なのに、字幕を見ながら勝手に自分で節をつけて歌っていた。

 今日も、「今日は来てくれて有難う」の言葉を最後に別れを告げた。

                     以上


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