野口敏夫プライベートブログ

私の周りで起こった出来事や日頃思ったことなど個人的で気ままなブログとなっています。

妻・再入所後の容態(69)

2017-01-02 14:20:00 | 健康・病気

               最近の妻の病状(125)

 昨日は元旦とあって、普段は忙しくて来れない長男も参加し、次男と共に男3人で14時近くに妻の許を訪れる。

 昼寝してるとばかり思いこんでいたが、ガラス壁越しにふと見るといつもの指定席に座っており、妻もこちらの姿を認めて嬉しそうに立ち上がりこちらに来ようとした途端、センサーが作動して警報が鳴り、スタッフの方が駆けつけてきたので、そのままこちらで身柄を引き取り、面会コーナーまで移動した。

 妻は長男の向かい側に腰を下ろすなり「Kくん、久しぶりね。何百年ぶりかしら?」と言う。これが普通なら強烈な皮肉に聞こえるところだが、そうではなく、この種の病気のなせる大げさな表現なのであろう。「一年ぶりだよ」と、こちらは苦笑するばかりである。

 そろそろおやつの時間と思われたが、いつものようにフルーツゼリーを渡すと、蓋の部分を自分の力で開け、最後の汁一滴残さず美味しそうに食べた。

 そしてお決まりのニッバチを4人でやってるところへスタッフの方がおやつを届けてくれたので、中断し、食べさせたが、先ほど私が持参したものを食べたばかりなのに、こちらも喜んで食べ、しかもその食べ方の早いこと! その旺盛な食欲に長男も目を丸くしていた。

 その後、ニッバチの続きを淡々とこなした後、七並べもやりたそうなので、一回やり終わったところへ介護主任の方が来られ、現状の報告と共に今後の支援方針についての説明があった。

 総合的な支援方針としては、下肢筋力低下が自分で理解できず、急な立ち上がりや歩きだし、方向転換で転倒の危険があるので、デイルーム(広間)ではチェアセンサーを使用、ベッドサイドにはセンサーマットを使用し、行動の把握に努め、危険なときにはすぐ対応できるよう心掛けるほか、食べるスピードが速いため、窒息等事故の可能性があるので食事時には見守りと声掛けを行うとのこと。そのほか、具体的サービス内容について「表」に基づき説明があった。

 最後に前回の巻き爪を治療した後の現状について説明を求めたところ、すぐ靴下を取って見せてくれ、極力爪が食い込まないよう常に注視し、必要な措置をとっているとのこと。なるほど腫れはすっかり引いているが、この爪を切るのは相当な技術が要りそうである。

 髪の毛もとかく掴んで抜いてしまう癖があるので、掴めないように短くしているが、すぐまた伸びてしまい、その都度床屋さんに切ってもらうのも大変なので、美容師でもある自分が適宜切るように心がけている、との話を伺い、感謝感謝である。今はやりの言葉をもじって言えば、入所者ファーストということになろうか。やはりこの施設に入れてよかったとつくづく思う。

 そんなこんなで、広間まで連れて行き、指定席に座らせたところで、顔見知りのS看護師さんがやってきて、「お昼寝の時間ですから部屋に連れて行きます」と言われたので、そこでサヨナラした次第ある。

                       以上

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