けやきと見る夢~殿ヶ谷十二支はやし連ブログ~

東京都立川市西砂町で活動する 重松流・殿ヶ谷十二支はやし連の公認ブログです

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稽古が!

2015年05月27日 | 稽古!!


本日5月27日(水)は、定期練習日でした。

写真は稽古前の風景。

嵐の前の静けさです。

稽古中は、悪ガキどもを仕切るので手一杯で、写真撮るヒマがないのです。
だから、稽古前に撮影。

そうしたら、

今日は、普段の3倍ぐらいの嵐が!!!

なんと、

大量の入会希望見学者が来訪。

バタバタしてて、人数もカウントしなかった、、、

小1のオーちゃん&リセ君の幼稚園時代のお友だち繋がりの、3世帯の御家族の皆様で、お住まいは、それぞれ一番町、上砂町、砂川町とのこと。

ウチは、入会資格を「市内在住」としており、殿ヶ谷以外の方も歓迎というスタンスを取っていますので、
稽古に通えて、行事に参加できれば問題ない旨をお話しし、よろしくご検討くださいということで、本日のところは、見学だけしていっていただきました。


子ども会員が増えてきて、賑やかになっていくのは良いのですが、
受け入れる大人の体制を、一発立て直さなければ、、、
ワタシの身がモタナイヨ。

緊急に対策会議を、、、




浅草・三社祭を見物してきました

2015年05月19日 | お祭り・お囃子情報
5月17日(日)に、浅草の三社祭を見物してきました。



最終日のこの日は3基の本社神輿が渡御するということで、
ものすごい人の数でした。
主催者発表で、この日の人出は99万人とのこと。

雷門の提灯は神輿が通れるように、たたまれています。


雷門通りは通行止めになっていて、町会のお神輿やお囃子が練り歩いていました。




子供神輿も元気に練り歩きます。


浅草演芸ホール前を通過中の「三之宮」


人をかき分けて、かなり近くで見ることができました。


浅草寺と浅草神社の周りには、露店がたくさん出て賑わっておりました。
一年中お祭りみたいな場所ですが、ホントのお祭りのときは格別です。


神楽殿では神楽を見物。


国際通りにて「二之宮」。


写真は撮ってませんが、この日は、
普段は行くことが無い住宅街や裏通りなども散策しまして、
普通に人が住んでて、学校があったり、商店街があったり、
そういう場所の「地域のお祭り」なんだよな、ということを再確認しました。

砂川一番組八雲神社祭礼

2015年05月10日 | お祭り・お囃子情報


本日5月10日(日)10:00より、
砂川一番組八雲神社(天王様)の祭礼があり、
一番組の神輿と、中里神明囃子連のトラック屋台が、
西砂学習館から神社まで渡御いたしました。







その昔、砂川一番で大火があった際、
ここの神様・牛頭天王が現れ、
村人を安全な方へ導き、
多くの人が火の手を逃れたんだそうです。



















全国地芝居サミットinあきる野 見学報告(後篇)

2015年05月05日 | お祭り・お囃子情報
後編です。


11:45からは、子ども歌舞伎教室成果発表として、
子どもたちの演技が披露されました。
演目はご存知「白浪五人男 稲瀬川勢揃いの場」


一人ずつ口上を述べ、
「・・・にっぽんだーえーもーん(日本駄右衛門)」と見得を切ると
客席からは一斉に掛け声がかかります。


実は上演前にレクチャーがありまして、
子どもたちを指導されたあきる野座の座長さんが、
出演する子どもたちの名前を書いたカンペを出したら、
お客さん達が、一斉に掛け声をかけるというカラクリ。

この作戦はすばらしい!
一度、これを味わったら、やめられません。
後継者育成作戦。

殿ヶ谷一座でも、今度、子役が出るときには、この方法を取り入れたいと思います。


捕り方たちを蹴散らして、最後に大見得を切ると、
万雷の拍手におひねりも飛んでいました。


12:15からは
あきる野市立東中学校伝統芸能部の舞踊「屋敷娘」。

その後14:00頃までの間は、あきる野市内の囃子・神楽の出演でした。

 
野辺はやし神楽保存会さん


引田囃子保存会さん


五日市上町囃子連さん


会場はかなり日差しが強くて、帽子を持ってこなかった私は、
菅生一座さんの手拭を購入。かぶって見物しておりました。

14:10からは、キララホール内での上演となりまして、
場内撮影禁止ということで、残念ながら写真はありません。

まずは、あきる野市立東中学校伝統芸能部による「雛鶴三番叟」が披露されました。
この部活は平成24年に発足して、今年で4年目だそうです。
顧問や指導者を確保するのがたいへんだと思いますが、ぜひ続けていただきたいです。

続いて秋川歌舞伎保存会あきる野座による
「仮名手本忠臣蔵三段目・足利館門前進物の場」「松の間刃傷の場」
が上演され、進物の場のほうでは、コミカルなアドリブも飛び出し、
笑いを誘っていました。

最後に、あきる野座子供歌舞伎による
「絵本太功記二段目 本能寺の場」が上演されました。

これがスゴかった!!
正直、大人の芝居より数段良かった!
集中して一生懸命演じる姿がまず良い。
そしてなにより、子どもは化粧のノリが良い。

中でも、森蘭丸と恋仲になる腰元を演じた小6の女の子の演技は
すごかった!
立ち姿が美しく、所作も大人顔負け。
特に義太夫に合わせて舞うところは圧巻で、
客席がどよめいてました。
あの子はプロですね。

最年少の5歳の子の演技もかわいらしく、喝采を浴びてました。


場内撮影禁止でしたが、終演後に記念撮影しているところをパチリ。
キミたちも、もうやめられないね。

全ての催しが終わり、ホールの外に出ると
すでに菅生の組立舞台のバラシ作業が始まっていました。

突然現れ、終わるとあっという間に、跡形もなく消えてなくなる。
これぞ、野外劇の醍醐味。
管理運営は、本当にたいへんだと思いますが、永く続けていっていただきたいです。


次の地芝居サミットは、今年の11月28日(土)~29日(日)に愛知県豊田市で開催される予定です。


以前から見たいと思っていた秋川の歌舞伎ですが、
毎年、ウチの芝居の準備やら何やらで忙しく、見ることができませんでした。
今回、この時期に、しかも2劇団を同時に見られるという機会に恵まれ、
とても勉強になりました。
今年の殿ヶ谷一座の公演に向けて、大きなパワーをいただきました。
ありがとうございました!

全国地芝居サミットinあきる野 見学報告(前篇)

2015年05月04日 | お祭り・お囃子情報

5月2日(土)~3日(日)に、秋川キララホール前広場で
第25回全国地芝居サミットinあきる野
が開催され、3日(日)に見学してきました。


このイベントは、全日本郷土芸能協会(全国地芝居連絡協議会)が主催するもので、
全国各地に残る「農村歌舞伎」のネットワークづくり、活動の活性化
などを目的として、毎年、全国の様々なところを開催地に選び、行われているものです。
25回目の今年は、東京都あきる野市が開催地となり、
秋川歌舞伎保存会あきる野座と菅生歌舞伎菅生一座の芝居の上演のほか、
地元あきる野の囃子や神楽、中学校の伝統芸能部などの出演もありました。

まずは10:00より、ホール前広場に組まれた
「菅生の組立舞台」(都指定有形民俗文化財)で、
菅生歌舞伎菅生一座による「絵本太功記十段目 尼ケ崎閑居の場」を見学しました。



舞台・衣装・カツラ・大道具などが、すべて座員の手作りです。
組立舞台は、丸太と竹を、ワラ縄で縛って組まれています。


回り舞台による場面転換。舞台師(ブテーシ)の技の見せ所です。


満員の観客席からは掛け声もかかり、ラストはおひねりも飛んで、拍手喝采でございました。


引幕も見どころの一つ。大正6年制作の引幕を複製したものだそうです。
全面に商店広告が染め抜かれ

「蚕種」「絹織物」など養蚕で栄えた時代がしのばれます。


再び幕が開くと、役者・スタッフが勢ぞろいでご挨拶。
「シャンシャンシャン、シャシャシャンシャン」という独特のリズムで手締めを行いました。
菅生一座さんでは、これを「歌舞伎締め」と呼んでいるんだそうです。


このイベントには全国から、地芝居の一座の方々が参加しており、
各地の○○座と染め抜かれた半纏を着た人を見かけました。


会場内につくられた「グルメ横丁」

地酒や、地元の美味しいものが並んでいました。


終演後の役者さんと記念撮影。

※写真が多いので、全後編に分けます。後編につづく・・・