けやきと見る夢~殿ヶ谷十二支はやし連ブログ~

東京都立川市西砂町で活動する 重松流・殿ヶ谷十二支はやし連の公認ブログです

殿ヶ谷まつりレポ②前夜祭・殿ヶ谷一座

2016年10月09日 | 西砂・阿豆佐味天神社祭り
前夜祭のトリは
殿ヶ谷一座第28回奉納芝居「伝七捕物帳」

「北町奉行遠山左衛門尉が公金を使いこんで旅行三昧、温泉三昧!」
特ダネを連発して大人気の瓦版屋・文春堂が伝えた記事で江戸界隈は大騒ぎ。その噂は上野黒門町の伝七親分のもとにも伝わる。



子分のがってんの勘太と、かんざしの文治は、早速捜査に乗り出す。

伝七は元は罪人だったのだが、その気風の良さに惚れ込んだ遠山によって御赦免となり、かわりに十手を預けられ岡っ引きとなった過去があった。その「罪」とは何だったのか。問い詰める女房のお美代に、伝七は少しずつ昔のことを語り始めた。


伝七の幼馴染の襖絵師・新吉は妻を早くに亡くし、幼い娘・小春と二人で暮らしていた。そんな新吉に地元のヤクザ寅蔵一家が「仕事」の話を持ちかける。狩野探幽の名画の「贋作」を描けというのだ。娘を人質に取られ、新吉は仕方なく絵を仕上げる・・・。


「北町奉行・遠山左衛門尉さま、ご出座ぁー」
榎本座長が演じる遠山の金さんが、台車でゴロゴロと登場。場内は大爆笑となりました。


はやし連の大野会長は、同心・早瀬市之進という役を演じました。


セリフを言いながら背景画を転換する場面では、段取りを間違えて、これも大爆笑。天性の才能ですな。こういうことやらせたら右に出る人はいません。


私たぬきは、ヤクザに雇われている用心棒役。編み笠を、竹かごで代用して被ってみたら面白かったので、これで演じました。出番が少ないうえに、顔を出したのは、最後に井戸に落とされる前の30秒だけ。
「どうせ、30秒だからな~」と、メイクは、下地塗って、目をちょっと書いて10分足らずで完了。


青い照明で、夜の場面を演出。


一座の絵師・矢島氏の傑作「岩松図」。
よーく見ると松の幹の曲線が、母親の横顔に・・・見えますか?
脚本家の無茶振りを、見事に絵で表現。これぞ、まさに総合芸術!


「ヨヨヨイ、ヨヨヨイ、ヨヨヨイ、ヨイッ」からの「明日の殿ヶ谷は日本晴れだぜ!」

最後は榎本座長のキメ台詞で拍手喝采となりました。



ご来場、誠にありがとうございました。


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