とんもの日記

いつか どこかの 本当のはなし

しっぽとビール

2016-12-20 14:43:33 | 日々のこと
小さな人は
しっぽを持っている。
ライオンのしっぽの
ようなしっぽを。


そのしっぽは、2年前に観た
お友達のミュージカル「ライオンキング」
のお土産にいただいたもの。
腰のところはゴムで留められる
ようになっている。

小さな人は、しっぽが
いたくお気に入り。
今朝も、気づくとしっぽ
付けて、テレビを観ていた。

今日だけでなく、小さな人は
時々、想い出したように、
しっぽを付ける。
しっぽを付けて、普段通り
生活している。

しっぽはすっかり小さな人に
馴染んでいて、
しっぽを付けていない
小さな人より、しっぽが
付いた小さな人のほうが、
自然な姿に思えるほど。
見た目にも、内面的にも。


小さな人、しっぽがあった方が
きっと安心するんだろうな。
しっぽで気持ちを表現出来たり
さわさわと撫でて、心を落ち着かせたり
出来るのだろうな、
と私は密かに見守っている。


小学校へ行く時間になって、
しっぽはどうするのだろう、と
思って観ていたら、
小さな人は、腰のゴムをもぞもぞと
頭の方から脱いで、しっぽを
外していた。
そうして、いつものように
しっぽの無いツルリとしたお尻で
学校へ出掛けて行った。


しっぽ、テレビの前に
脱ぎ捨てられたまま、
だらりと横たわっている。

小さな人の自由な気持ちも
今はここにひとまず置いて、
常識的な人間の世界へ
旅立ってゆく。
皆と同じような、
ツルリとしたお尻の世界へ。



今日は久しぶりに、本格的に
外へ出掛けた。
出掛ける直前、あるお友達の事を
思っていたら、偶然にもその
お友達に道で会う。
「今日、とんもちゃんに会うと
 思っていたんだよ」
とそのお友達も言っていた。
いつものように、抱きしめ合って、
朝の道を別れる。

それからは年末の買い出し。
必要なものをメモした紙を見て、
脇目も振らず、それらだけを買って
家に帰る。

帰って少しだけ
冷えたビールを飲んだ。
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