田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

子ども将棋

2017-06-13 14:43:22 | ヒゲの盤上の世界
孫が独りで、お泊まりに来た時のことです。
「 ヒゲ爺、将棋やろう! 」 と言いだした。
どうも、前にチェスで挑んだ時、瞬く間にチェックメイトされて、
チェスは懲りたらしい。
それならば、今度は将棋で挑んでやろうと云う発想のようだ。
内のカァちゃんが聞きとがめて、
 「 ひぃちゃん、ヒゲ爺と将棋するのは少し早いかな。
   もっと練習して、パパとゲーム出来る様になってからね。
   チェスも、グランマと勉強したから、面白くなっていたでしょう。
   ひげ爺みたいに強い人とする時は、沢山の練習をしてからお願いするのよ。 」

ロボット教室に興味を持ち、プログラミングがどうとか、うんちくを言ってる孫。
将棋に興味を持って、ヒゲにチャレンジする日が来るかどうか?
気長に待つことにしましょう。 ひげの寿命が問題ですが。 (笑)

最近は、なにやら藤井四段ブームのおかげで、小学生にも将棋教室熱とか。
熊本市でも、有望な女流棋士候補の女の子が、川尻小学校に居るとか。
昔とずいぶん違う光景です。
             
昭和30年代、熊本市城東小学校。
ヒゲ達は、今か今かと時が来るのを待っています。
その給食が、ゲイカツだからです。
肉類は、滅多に食べることが出来ない時代。
クジラの肉は、チョー貴重品でした。
この時ばかりは、悪ゴロもおとなしくしてます。
教室は静まり返り、一心にクジラを噛みしめているのです。
硬い肉に苦戦している間に、脱脂粉乳の表面には膜が張り始めます。
              

食後はいつも、クモの子を散らしたように校庭に飛び出す小学生達。
しかし今日は、あいにくの雨。
教室で、ゴロゴロするしかありません。
すると、2・3人の男子が、予てより用意の紙製の箱を取り出します。
当時の将棋セットです。
遊びたい盛りの小学生が直ぐに集まり、紙(!)の将棋盤を拡げてゲームを始めます。
四人いる時は、主に回り将棋。 
昇格しながら、駒の格(!)を覚えます。
三人いる時は、山崩し。   
リスクと収穫とを天秤に掛けながら、人生(!)の処し方を覚えます。
山を分けた後(文字通り、強盗団の山分け?)、その持ち駒で銀行ごっこに移行します。
二人いる時は、ハサミ将棋。 
コレは、もうちゃんとした頭脳ゲームです。

そして二人で、いわゆる将棋をする時には、決まり文句があります。
「 本(ホン)将棋をしようか?! 」 と。
周りから、「 オオッー! 」 と歓声が上がります。
“ ほんしょうぎ ” と云う語感が、大人びた雰囲気を醸し出すからです。
「 ジュンな、ホン将棋ばしきっとや? 」
   ( 訳 : 君は、本将棋を指すことが出来るのですか? )
そう、当時は、普通の将棋を出来る子は、少し格(!)が上がって見られたものです。
ある種の、尊敬と妬みが入り混ざった感情を持って? (笑)

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2 コメント

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藤井四段 Vs 瀬川五段 (middle-mountain)
2017-06-15 20:33:15
C級2組の順位戦。
ニコニコ生中継で放映中。

現在も熱戦中です。
http://live2.nicovideo.jp/watch/lv300426640
眠れない夜 (ヒゲ)
2017-06-16 12:58:45
私も、昼過ぎから中継を追いかけてました。確か4四角辺りです。苦労人・瀬川に勝たせたい気持ちもありで。夜戦は長くなりそうです。

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