「大学ラグビー考」

関東大学ラグビーリーグ戦大東大を中心に、気の向くまま書いて見ます。ときには陸上にもふれます。H.Nakamoto

明大戦を振り返って

2017-06-13 20:59:38 | 世界のラグビー

明大戦を振り返って思うこと

  後半69分に3つ目のトライを、そしてそのわずか1分半後のことでした。明治のBK陣に走られ控えの23番に4つ目のトライを右隅に許してしまいましたが、あれは何としてもボールごと押し出しておかなくてはいけない場面でした。

   確かに、大東は入れ替えなしでFWBKも相当疲れていたようで、追いついたのがやっとだった、そんな状況でした。前半から後半の15分くらいまでに大分、ディフェンスにエネルギーを使い、スタミナも消耗していたようでした。つまり、ボディ・ブロウが大分効いてきていたような時間帯だったように見えました。

   明治は、4つ目奪った時点から完全に守りに入り、大東大の攻撃を必死に止めにきていました。一方、大東大は、何としても1本返したい一心で無理を押したのが仇になり、ペナルティ-を犯してしまい何とも痛かったですね。試合巧者の明治に結局PGを決められ勝負あった、となりました。

   しかし、大東はよく戦ったと思います。欲を言えばBK陣に戸室級が一人でもいれば、そう思っても詮無いことですね。

   ところで、流経大戦のオンデマンドを見ましても、明大戦のそれを見ましても言えることは日頃のチーム・コミュニケーションと言いますか、FWHBの間のコミュニケーションが十分に取れていなかったような印象を受けました。

  長年ラグビーを見て来た者として言えることは、アタックをする選手とフォローする選手が声を掛け合い、コミュニケーションを惜しまないことが大切ではないかと言うことです。それによって球出しが格段にスピードを増すでしょうし、BK陣のボール回しも速くなるのではないかと思われるからです。

  プレー中にはいろんな戦況が生じますから、チームの雰囲気を和らげたり、互いのプレーを確認したり、ポジション間、選手間のコミュニケーションが必要だと思うのです。

   具体的には避けますが、プレー中に味方同士意思の疎通を欠く場面があっては絶対ならないことなのです。一寸したプレーでもお互いを褒め合うなど、それもプレーの一つですし、チーム・コミュニケーションの大切な一面だと信じます。




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