「大学ラグビー考」

関東大学ラグビーリーグ戦大東大を中心に、気の向くまま書いて見ます。ときには陸上にもふれます。H.Nakamoto

スクラム強いが勝てず

2017-06-18 19:27:23 | 大学ラグビー

A、スクラムでは圧倒、しかし勝利は成らず残念

 

  春の大会も最終戦、東海大のグラウンドまで出かけました。上尾からは遠かったですが、もしや、と期待もありました。が、結果は14-24で負けました。残念でした。東海大は、最近では毎年のように大学選手権決勝の常連ですし、容易に勝てる相手ではないことも知らされた試合でした。しかし、大東大のFWは、試合するごとに強くなっている感じです。それは頼もしかったです。

  今日の大東大のスクラムの強さ、それは半端ではなかったように思いました。東海大のスクラムをめくりあげ、二度、三度と東海がコラプシングを取られるシーンがありました。東海大の応援席の中からは、ため息が漏れるシーンが何度もありました。

  前半40分、スクラムの強さをいかんなく発揮した大東大、先制のトライを奪って優勢に試合を進めたのですが、後半は東海大がFW戦を避ける戦法に出て来ました。マイボールにするや徹底して大東大域内に深く蹴り込んではBK陣を走らせ、大東大陣内に攻め込む戦術に切り替えてきました。その結果、大東大は3連続トライを奪われてしまい、午前中とは、完全に形勢は逆転してしまいました。

  FWの戦力は、互角だったと思いますし、スクラムの強さは大東大がはるかに勝っていたのですが、スピードと走力そして集散の速さでは東海のFWはBK並みだったと思います。大東大の2つのトライは、アマトとタラウによるもので、BK陣が走り切るシーンが見られなかったのは残念でした。東海、帝京、そして明治を倒すには、まだまだ厳しい練習を積まなければならないでしょう。きっとその日は来ます。

  秋のリーグ戦までにどこをどう修正するのか、コーチ陣にも大きな宿題を課せられた試合だったと言えそうです。



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