「10ページに載っているABCの歌をここで再掲してみましょう。
A B C D E F G
H I J K L M N O P
Q R S and T U V
W and X Y Z.
Happy, happy, shall we be
When we’ve learned our ABC.
私が昔習ったものと歌詞が少し違います。最後は、When we learn our ABCというように、現在完了にはなっていませんでした。」
「we’ve learnedのほうが主流のようですよ。ちなみにここは、アルファベットを覚えたらどんなに幸せだろうという意味になります。」
「現在完了が中学1年生で習わない文法事項だから、易しくするための配慮でwe learnのバージョンが生まれたんでしょうかね? それならば、shall we beのほうがもっと難しい気がしますが。」
「もっと易しい歌詞もあるんですよ。最後の2行が、
Now I know my ABCs,
Next time won't you sing with me
となります。won’t you sing with meは「私といっしょに歌いませんか」という意味で、ここでは一番難しいですね。もっと歌詞が易しいのは、
Happy, happy, I’m happy.
I can sing my ABC.
となり、これならば1年生後半くらいでも歌詞を理解できます。ただし問題点は、happyの最後の発音が[i]であり、[i:]ではないので、厳密には韻を踏んでいないんですよ。」
「そうか、英語の歌は韻を踏む(各行の最後の音が同じになっている)ことが大切ですからね。日本人が作る英語の歌は、韻を踏んでいないことが多いです。」
「それで思い出しました。年配の日本人の方は、ABCの歌を
ABCDEFG、
HIJKLMN、
OPQRSTU、
VW and XYZ
というように、区切り方の違う歌詞で習ったことが多いそうです。これは、日本人が歌いやすいように日本人がアレンジしたものだと聞いています。これだとまったく韻を踏んでいませんね。」