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SEIKO ELNIX SG を仕上げるの巻

2017年03月22日 23時22分47秒 | ブログ

関東地方の三連休の中日は暖かな良い天気になりました。最寄駅の青梅線、東中神駅は駅舎の建替え工事中ですが、新しい駅舎の改札から入れるようになったとのことで、冬の間は乗らなかった自転車に空気を入れて見物に行ってみましたよ。まだ、駅舎の構造物は半分しか出来ていませんけどね。現在は、E233系が入線していますが、昔はかなり最後までぶどう2号色の73系など旧型国電や電気機関車のED16が走っていたのでした。

北側に改札口が無い駅でしたので、北側に住んでいる私としては不便だったのですが、今度は改札口が出来て便利になりました。

 

南側に回ってみました。お~、都会の駅みたい。

 

 

右半分しか出来ていないです。左に残っているのが旧駅舎、瓦葺きですよ。区画整理の関係で、青梅線では一番最後まで残りました。ホームのプレートには「1964」と入っていましたので、東京オリンピックの頃に建てられた駅でしょうね。「ある機関助士」という記録映画には西立川-東中神間での実習が記録されています。あの頃は、塀の向こうは米軍の立川基地でした。(実習車両は103系)

https://www.youtube.com/watch?v=g5x6jqruI4Q

で本題です。セイコーのエルニクスの中でもSGは無接点テンプと8振動の特別調整品です。機械のO/Hの前に、SSベルトとケースを仕上げておきます。オーナーさんのご希望で、伸びるエクステンションを取り付けますが、取付部を削らないとセット出来ません。

 

片側0.3mmづつ削って取り付けました。その他ヘアーラインと洗浄をして完成。

 

 

ケースはそれほどひどい状態ではないのですが、固着していたベゼルを外すと・・汚れの堆積と錆びですね。

 

ここで、オーナーさんから支給して頂いたカットガラスが適合しないというハプニング。全然違うでしょ。正しい風防が届くまで他の部分を進めます。

 

適合した風防ガラスが届くまで機械をやっておきましょう。クォーツまでの過渡期の製品なので、文字盤側のカレンダー機構はゼンマイ式時計と変わりませんね。

 

流石に高級機なので地板は金ピカです。この個体は、極端に遅れるとのことでしたが、タイムグラファーの測定では精度は出ています。問題は筒カナの不良です。竜頭の針回しが軽いです。

 

しかし、修正が出来ないのでジャンク機から調達しようと思いましたが、裏蓋が開かない。強力オープナーでやっと開けると・・裏蓋にパッキンが入っていませんでした。錆ついて機械が取り出せません。

 

まぁ、いろいろあって交換しました。

 

 

普通の機械式時計と逆にテンプが動力源となって歯車を作動させます。良く解らん基板を取り付けます。

 

16石に注油をして組立完了。

 

 

文字盤と針を取り付けました。

 

 

待っていた風防ガラスがやっと届きました。発送が遅い業者さんには困ってしまいます。オーナーさんのお好みでカットガラスをセットしましたが社外のヨシダ製です。

 

カットガラスを取り付ける場合はカットの角度を正確に合わせる必要がありますので、ちょっと神経を使いますね。

 

調整を終えていた機械をケーシングします。

 

 

最初に仕上げておいた純正のSSベルトを取り付けて完成です。風防サイズ的には28.5mmとボーイズサイズですが、厚みはカットガラス仕様もあって12.6mmと厚くなっています。精度的には+5秒/日で動いていますが、もう少し追い込むことは可能でしょうね。

http://blog.goo.ne.jp/tomys800

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