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オリンパス・M-1 のメンテナンスの巻

2017年06月15日 09時57分13秒 | ブログ

M-1ですね。確かに米谷さんらしい独創的な設計のカメラでお好きな方も多いのでしょうね。正直なところ、私は、一眼レフは別メーカーで組立製造を習得したので流儀が違い過ぎてしっくりこない部分もあるんですね。過去にメンテナンスを受けている個体で、作動については特に問題はありませんので軽くメンテナンスです。

オーナーさんはお気づきになっていらっしゃらない? ご様子でしたが、50mmレンズには盛大なカビ汚れがあります。絞りの前後を中心に、各面に発生しています。

 

いつも疑問に思うのですが、巻上げレバーの化粧プレートです。基本的に分解を想定しない設計で、SSで分解の時はプレートは新品に交換することが前提なのでしょう。プレートのカニ目穴の方が、下のナットの穴よりも小さいため、無理に工具を掛けるとプレートを痛めてしまうわけで、同じ穴径にしておけば問題は無いのでは?とか思っちゃいますね。すでに過去の無理な分離でプレートが痛んでいます。

ゴム系接着剤で貼られているので、溶剤を滴下してからガムテープでひっぱがすのが一番安全な方法ですけど(私的には)ナットの下の黒い樹脂カバーが溶剤で溶けるという、また厄介なことになっていて、カニ目穴に溶剤が入らないようにする必要があります。イライラ・・

ペンタプリズムはたぶん交換されているのでしょうね。まったくきれいです。

 

 

しかし、接眼レンズの内側にカビ痕なのか焼き付いていて清掃では取れません。

 

分離しました。バルサムが黄変しています。

 

 

カビ痕を研磨しました。周辺を墨塗りしたところ。

 

 

初期のペンタ押えはエキスパンダーのような構造でバネが強すぎる感じがします。キヤノンは押えプレートにモルトを挟んでネジで留めるだけです。電源スイッチの設計も改良されていきますね。巻上フィーリングはあまり良くないカメラですが、特にモリブデングリスがカラカラ状態ですので清掃と新しいグリスを塗布しておきます。

いつも問題のズイコーレンズです。

 

 

ズイコーレンズは組立時に緩み止めのネジロックが強く、分解不能のものが多いので厄介なのですが、この個体も前後とも親の仇のように緩みませんね。溶剤を滴下してから、かなり大きなトルクを掛けてもビクともしません。どちらか片方が緩めば清掃は出来るのに、真面目な工員さんが組んだのでしょうね。工場の専用工具なら開くよ。ということなのでしょうけど、専用工具を備えているところばかりではありませんね。

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