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後4-16 君主社会と帝国主義社会

2017-05-11 02:06:39 | 原理講論 後編4 摂理的同時性

16. 君主社会と帝国主義社会

(5)君主社会と帝国主義社会

歴史の発展過程において、封建社会の次にくるのは君主社会である

それでは、このときの西欧における君主社会は、政治面から見ると、どのような形成の過程をとったのであろうか

西欧に移動したゲルマン民族が立てた国々は、みな、その存立期間が短かったのであるが、フランク王国だけは長い間存続していた

フランクは西ゲルマンに属する一部族であり、それがメロヴィング王朝を建てたのち、キリスト教と結合してローマ文明を吸収し、西欧にゲルマン的なローマ風の世界をつくったのであった

この王朝が没落したのち、チャールズ・マルテルは、西侵してきたアラビア人を追い払って勢力を伸ばし、その子ピピンはカロリング王朝を建てた

ピピンの息子であるチャールズ大帝は早くから聖アウグスチヌスの「神国論」を崇拝していたが、王位につくや否や、彼は、アウグスチヌスの「神国論」を国家理念とする君主国家を建てようとしたのであった

そして、チャールズ大帝は、中部ヨーロッパを統一し、民族の大移動によって混乱に陥っていた西ヨーロッパを安定させて、強力なフランク王国を確立したのである

つぎに、宗教面において、キリスト教封建社会のあとに続いて現れたキリスト教君主社会は、「メシヤのための霊的基台」の上で法王を中心としてたてられた国土のない霊的な王国社会であった

そして、法王レオ三世が、紀元八〇〇年にチャールズ大帝を祝福して、彼に皇帝の冠 を授与し、天的な嗣業を相続させることによって、法王を中心としてつくられた霊的な王国と、政治的に形成されたフランク王国とが一つになり、キリスト王国をつくったのである

キリスト王国時代は、旧約時代の統一王国時代と同時性の時代である

このように、封建時代のあとに続いて王国時代がきたということは、封建社会を統合することにより、より大きい天の側の主権と、その民と、版図とを形成するためであったのである

したがって、既に論じたように、天使長の立場から実体世界を復帰するための基台を準備してきた法王は、国王を祝福したのちは、カインの立場で彼に従い、また、国王は、法王の理念に従って、メシヤ理想を実現するための政治を施し、キリスト王国を完全に神のみ旨にかなうように立て得たならば、この時代が、すなわち、メシヤを迎えることができる終末となるはずであった

このようにして、そのときまで互いに妥協することができず、衝突しあってきた宗教と科学とを、一つの課題として完全に解決することができる真理が現れたならば、そのときに、宗教と政治と経済とが、一つの理念を中心として、完全に一致した方向に向かって発展することにより、その基台の上で「再臨されるメシヤのための基台」がつくられるはずだったのである

それゆえに、キリスト王国時代がくることにより、封建時代は、そのときに、完全に終わってしまわなければならなかったのである

ところが、法王や国王たちが、みな、神のみ旨に反するようになったので、チャールズ大帝の本来の理想を実現することができなくなり、そのため頑強な封建制度の基礎は揺るがず、その後においても、長い間にわたって存続したのであった

したがって、宗教と政治と経済とは依然として互いに分立されたままとなり、その結果、法王を中心とする霊的な王国と、国王を中心とする実体的な王国も、依然として分立されたまま、対立して調和し得ない立場をとるようになったのである

このようにしてチャールズ大帝は、円熟した封建制度の上に王国を建設しはしたものの、その障壁を崩すことができなかったので、事実上、彼は、一人の大領主の立場に立っていたにすぎなかったのである

キリスト王国が、このように、再臨されるメシヤを迎えることができる王国をつくることができなかったので、封建制度は次第に強化され、政治面における封建階級社会は、専制君主社会が興るときまで全盛を極めたのである

十七世紀の中葉にかけて、封建階級が没落するにつれて、地方に分割された領主たちの権力は、国王を中心として、中央に集中するようになった

そして、王権神授説を政治理念として君臨した国王は、絶対的な権限をもつようになってしまった

このように、国王が、封建階級社会の領主の立場を離れて、政治面における君主社会を事実上形成したのは、十七世紀の中葉から一七八九年にフランス革命が起こるときまでであったと見なすことができるのである

つぎに、宗教史の立場から見たキリスト教君主社会の帰趨は、どのようなものであったのだろうか

この時代の法王たちは、神のみ旨のもとに立つことができず、世俗化されてしまったので、彼らは、心霊的な面から衰退の道を歩むようになったのである

その上に、なお、十字軍戦争に敗れることにより、法王の威信は地に落ちてしまい、また法王が、南フランスのアヴィニョンに幽閉されることによって、彼らは、有名無実の立場に落ちてしまったのである

そして、法王を中心とする霊的な王国であったキリスト教君主社会は、一五一七年の宗教改革が起こるときまで存続したのである

この時代の経済面における発展過程を見れば、封建的経済制度は、封建的な政治制度が没落して、中央集権化した専制君主社会になっても、依然として存続され、フランス革命のときまで残されるようになってしまったのである

そして、農業経済の面ではいうまでもなく、資本主義化されてきた他の経済面においても、封建制度の領域を越えることができなかった

すなわち、自営農民たちは封建領主の支配に対抗するために、国王の権力に依頼したのであったが、彼らも封建制度の領域を越えることができなかったし、また、マニファクチャーの経営者たちは、封建的な分裂が不利であるということを知って、中央集権の国王と結託したのであったが、結局、彼らもまた、封建化された商業資本家となってしまったのである

歴史の発展過程において、封建社会のあとに続いてくるのが君主社会であるとするならば、経済面における封建社会のあとに続いてくるものはいったい何であろうか。それは、とりもなおさず、資本主義社会と、そのあとにくる帝国主義社会なのである

国家に対する独裁が、君主主義の特色であるように、金融資本に対する独占が資本主義、特に、帝国主義の特色であるからである

資本主義は、十七世紀の中葉、専制君主社会が始まったときから芽を吹きだし、イギリスの産業革命期からは、次第に円熟期に入るようになったのである

このように、資本主義社会がくるようになったのは、封建的な経済制度によって確保された小単位の経済基台を、より大きな基台として確保するためであった

そして、一歩進んで世界的な経済基台を復帰するために、資本主義は、帝国主義の段階に移行するようになったのである

ここにおいて、再び、記憶しなければならないことは、神の復帰摂理の典型路程は、西欧を中心として形成されたという点である

したがって、ここで論ずる帝国主義も、西ヨーロッパを中心として展開されたものを指していうのである

西欧で膨脹した帝国主義思想は、西欧の各々のキリスト教国家をして、第一次世界大戦を前後して、地球の全域にわたって植民地を獲得するようになさしめた

このようにして、世界は急進的にキリスト教文化圏の内に入ってくるようになったのである

原理講論 後編4 摂理的同時性から見た復帰摂理時代と復帰摂理延長時代-16



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<十戒 ダイジェスト>旧約

❶ あなたは わたしのほかに 何ものをも神としてはならない
❷ あなたは 自分のために 刻んだ像を造ってはならない
❸ あなたの神、主の名をみだりに唱えてはならない
❹ 安息日を守ってこれを聖とせよ
❺ あなたの父と母とを敬え
❻ あなたは殺してはならない
❼ あなたは姦淫してはならない
❽ あなたは盗んではならない
❾ あなたは隣人について偽証してはならない
➓ あなたは隣人の妻を むさぼってはならない、またすべて隣人のものを ほしがってはならない

詳細は申命記5章で
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<イエス様の答え>新約

「先生、永遠の生命を得るためには、どんなよいことをしたらいいでしょうか」

イエスは言われた、

「なぜよい事についてわたしに尋ねるのか。よいかたはただひとりだけである。もし命に入りたいと思うなら、いましめを守りなさい」

彼は言った、

「どのいましめですか」

イエスは言われた、

「『殺すな、姦淫するな、盗むな、偽証を立てるな。 父と母とを敬え』

また『自分を愛するように、あなたの隣り人を愛せよ』」

マタイによる福音書‬ ‭19章 より

よく言っておく

天地が滅び行くまでは、律法の一点、一画もすたることはなく、ことごとく全うされるのである

マタイによる福音書 5章より

<良心宣言>成約完成

良心は両親に勝る
良心は先生に勝る
良心は神様に勝る

神様と人の為に生きる人生は、神様が約束された栄光への道

統一教会の混乱克服の為の基本的な理解
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